お客さんの車を進めながら、R35にも手を入れています。
基本的なことですが、まずはリフトアップ。
店のリフトではどれだけど真ん中に入れてもリフトの寸法上
純正のジャッキアップポイントに足を持っていくことが出来ず・・・
(伊藤ちゃんと一緒にリフトの寸法やらGT-Rのホイルベースなどを実測して
紙面に簡略図を書いて、コンパスでリフトの足の稼動範囲を計算してみたのですが
15cm長すぎる・・・。フロントだけ短い足を買って対応する店もあるみたいだけど・・・)
でも良く見るとフロントにはフロントのメインフレーム付け根の強固な部分を発見!
試しに今回はこの場所でリフトアップしてみることに。
それでも左右の侵入幅が2cmずれるとリフトアップは出来なくなるので
誘導線をマーキングして、リフトの足位置もマーキングしました。
お客さんのGT-Rはやっぱり指定されたジャッキアップポイントで作業したいので
リフトの足も短絡加工!
加工屋さんに頼らずに、もちろん自社施工(笑)
さやの部分と足の部分をそれぞれ7cmほどカットして
ストッパーの再溶接と下部ローラー用の穴を新設。
タップを切ってローラーを再取り付けと
結構面倒ですがチーフがサクサクと作業してゆきます。
リフトアップが出来たら今度は定番のオイル交換
純正指定はMobil製のワングレードですが、Mobilは嫌いです。
もちろん店で扱っているMOTULを入れてゆきます。
来年にはR35に的を比ぼった5W40NISMOブランドが販売されるようですが
そこまでは待っていられません。
MOTULのスタッフと相談して、300Vシリーズのクロノ10W-40と
パワーレーシング5W-30をブレンドして使用することに。
これから気温は下がってゆくので、クロノ6.5:パワーレーシング3.5で混ぜました。
次はフィルター交換ですが、そのために外さなくてはいけないアンダーカバー。
全部外そうと思うとかなりの時間が必要です=工賃が高くなる。
ただ後ろ側を半分も外せばフィルターは交換できます。
フィルターを外した際のオイルがアンダーカバーに垂れるのが嫌なお客さんは
アンダーカバー総外し、
別に気にならない(もちろんブレーキクリーナーできちんと掃除しますが)人は半外しと
お客さんに選んでもらえばいいと思います。
交換後のインプレッションですが、まずメカニカルノイズがかなり小さくなりました。
MOBILの時とは雲泥の差です。
油温が低いうちは、回転の上昇がやや鈍く感じます。
油温が適温になれば回転もスムーズでトルク感も抜群です。
好みに合わせてもう少しパワーレーシングの度合いを多くしてもいいかもしれません。
300Vにはパワーという5W-40の粘土もあるので次はこちらを試してみたいです。
R35って普通のエンジンオイルじゃだめなんですか・・・・なんていうか。。。めんどくさい車ですね(; ・`д・´)
だからこそ速いのかもしれませんが。
今回のリフトは、テコの原理上、足を短くする方であれば荷重が増えることはありえませんので何の問題も無くカットです。
R35は指定オイルが決まっていて、そのオイル以外を入れると日産の保証が効かなくなります。
そもそも保障なんて期待していないので関係ないのですが・・・。