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JAMレーシングのFCC ブーストリミッターカットの調整!

2011-05-07 19:42:51 | インポート

ある人たちからは

「エンジンブローへの道先案内人」

と呼ばれる、JAMのFCC。

すでにJAMさんは廃業しているようなので

今となっては取り付けや調整は自分でやるしかありません。

一般的には配線加工して取り付けして終了と思われているようですがそこが落とし穴です。

実はこのFCC 内部にボリュームがあり、そこでクリップ電圧を調整できるんです。

クリップ電圧とは、ノーマルCPUに送る偽装電圧のことで

通常はブーストが0.9ぐらいになるとエンジン保護の為、

燃料リミッターが効いてしまうのを無効化させる信号です。

ただ、ノーマルCPUに送る電圧を何ボルトにするかによって

噴射される燃料が大幅に変ってしまいます。

例えばこの電圧がブースト0.1kに対応した数字であれば

燃料はブースト0.1k分しか噴射されません。

でも実際には0.9k以上掛かっているわけで、空気量は燃料を大幅に上回り

空燃費は薄くなり、乗り続ければ・・・ブローです。

でもこの数値を適正にしてやれば空燃費も最適化され

問題なくブーストリミッターを解除できます。

そこで、実験です。

まずは見慣れたこのパッケージ

Sn3o2197

蓋を開けるとこんな風になっています。

Sn3o2196

真ん中よりやや右上にダイヤルがあります。

このダイヤルがクリップ電圧の調整をする部分です。

通常はJAMさんが設定してくれているようですが、車の個体差や

CPUのデーターによっては薄すぎたり、濃すぎたりします。

実際今回の空燃費の比較はこんな感じです。

Sn3o2198

赤色がなにも調整をしなかった場合の空燃費で・・・

このまま乗っていれば燃料薄すぎで間違いなく壊れます。

そこでダイアルを真ん中付近にもっていったときが緑色・・・まだ薄いですね。

めんどくさいので今度はダイヤルを目一杯右へ回してみると濃い青線に・・・濃いかな。

微調整を繰り返し水色の空燃費に落ち着きました。

ヤフオクなどで安価で売買されていますが、中身を知らないとホントにエンジンを壊します。

でもきちんとセッティングすれば、かなりの戦闘力が手に入ります。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。 (匿名)
2011-06-07 23:21:12
はじめまして。
最近FCCを導入したEP91乗りの者です。

自分のFCCは吊るしの状態なのですが、
セッティングの必要があるのか今ひとつ分からず、
検索しているうちにこちらのブログに辿り着きました。

データを拝見させていただきましたが、
トルクカーブを見ると吊るしの状態が一番カーブがなだらかで
パワーも出ている様に見えます。

耐久性を考えると、パワーを多少犠牲にしてでも
空燃比を下げた方が良いということでしょうか?
(空燃比はどの辺りが安全圏なんでしょうか)

逆にJAMさんの初期設定はパワー重視ということでしょうか?

このまま吊るしの状態で使うのが危険ということであれば、
調整をお願いした方が良いのかなと思っています。
(ダイヤルは弄れても、自分では測定する術がないので。。)

ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いします。
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匿名さん (アサダサン)
2011-06-08 09:13:47
匿名さん
JAMさんのFCCですが新品の購入が出来ない現状では吊るしと言う状態はまず存在しません。

中古で購入した形になると思いますが、
前オーナーがダイヤルを弄っていない保障はありませんよね。
実際このFCCの最初の状態はA/Fがかなり薄い状態でこのままだと遠くない将来にブローしていたと思います。

A/Fの測定は正確なA/F計が無いと判断できませんのでお近くのショップなどで確認してもらうことを強くお勧めします。
FCCをつけてブローを経験した人は無数にいますので。

ターボ車でのA/Fは安全圏を狙うのであれば高負荷域で10.8から11.5までだと思います。

耐久性を無視してパワー重視だとしても11.5から11.8ぐらいまでだと思います。
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