空間の意識

思い返せば、今までの私の人生は物質的なモノや、しなければならないこと、考えるべき事などの物事でいつもいっぱいだ。

心は思考中心で次から次へと思考が押し寄せて来る毎日。
これが形に捕らわれてる意識の次元で、時間に支配される私のこの世の現実。

私が告げられた「形あるモノに捕らわれる」とは、自分自身と世界を非常に深刻に受け止める、ということなのだろう。

「今に在る」と感じてるときは、思考はストップしていて空間の意識で自然を感じられる。

心に空間ができると雨や風や木々の揺れる音、光景や感触を楽しめる。

空を流れる雲を美しいと眺めることもできる。
人間が触れ合うことができなくなった力が自然の中では働いているのだなぁと感じる。

しかし今の私は子育ての真っ最中。

余裕がない。

空間がないのだ。

状況に対して反応するのではなく、状況とひとつになる。
意識を失わずに思考を停止する。

空間の意識でバランスをとるということさえ、忙しさの中にいるとこぼれ落ちてしまう…。

意識とは形の影にあるもの。

時間の影にある無時間。

形は限界を意味します。

いつになったら人類は形あるモノから解放されるのか。

今に在る、あるがままにある。

時間・形あるものに捕らわれないということが今後の課題だろう。

毎日の瞑想はやはり必須だ。


意識を意識せよ。
意識を研ぎ澄まされ。
無条件の、形のない、永遠の意識。
静かであれ。
見よ。
耳を澄ませ。
今に在れ。
あるがままであれ。