[今日の学習]
英語のしくみ、枠組み、その全体像をどうとらえるか
今回も情緒表現での展開の続きです。
確かに、助動詞の文ではその意味を知っていれば日本語に訳せるし、あるいは文法問題でもその後ろには動詞の原形が導かれていることを判断し文法問題をクリアーできます。
また[B]や[C]の表現でも、意味を暗記してたら日本語にも訳せるし、あるいは文法問題でもto不定詞、つまり「to+動詞の原形」と覚えていたら文法問題は解けます。
たぶん、be sure to~=「必ず~する」、be willing to ~=「喜んで~する」、あるいはbe supposed to~=「~する予定となっている」、さらにexpect to~=「~するのを期待する」などと覚えていたら、少なくとも英語の試験では高得点がとれるでしょう。
しかし問題なのは、そう覚えていたところでこれらを使って場面や状況に応じた英語表現ができるかどうかということです。
特に[B]と[C]はそれぞれbe動詞系列と一般動詞系列のものです。
今まで述べてきたように、英語にはこの2つの系列しかありません。
この[B]のbe動詞系列のフレーズをご覧ください。この内、〔形容詞を使ったもの〕は別として、〔~ing形を使ったもの〕〔~ed形を使ったもの〕は動詞が変化したものです。(ただし、中には形容詞として使われるものも含まれています)
例えば、一般動詞系列のplanやtryに注目してください。
これらは進行形や受身形にもなる動詞です。ということになると、これらの動詞は以下にあげたように[B]のbe動詞系列のフレーズにもなります。
[A] 助動詞(情緒動詞)を使ったもの
can, may, should, had better, used to, etc.
[B] be動詞系列のファンクションフレーズを使ったもの
〔形容詞を使ったもの〕
be sure to ~, be certain to ~, be ready to~,
be able to, be unable to ~, be likely to ~
〔~ing形を使ったもの〕
be willing to ~, be unwilling to ~, be planning to ~,
be trying to ~
〔~ed形を使ったもの〕
be supposed to ~, be determined to ~, be required to ~ ,
be given to ~
[C] 一般動詞系列のファンクションフレーズを使ったもの
expect to ~, decide to ~, need to ~, attempt to ~,
manage to ~, fail to ~, refuse to ~, afford to ~,
agree to ~, plan to ~, promise to ~, prepare to ~,
used to ~, pretend to ~, like to ~, start to ~
begin to ~, forget to ~, try to ~, remember to ~
We are trying to go to Saigon.
サイゴンに行こうとしています/試みています
We were trying to go to Saigon.
サイゴンに行こうとしていますした/試みていました
We try to go to Saigon.
(ふだん)サイゴンに行くことを試みています
We tried to go to Saigon.
(その時)サイゴンに行くことを試みました
We will try to go to Saigon.
(これから)サイゴンに行くことを試みます
We have tried to go to Saigon.
(今まで)サイゴンに行くことを試みたことがあります
We must try to go to Saigon.
(これから)サイゴンに行くことを試みなければなりません
We are going to try to go to Saigon.
(これから)サイゴンに行くことを試みるつもりです
We have to try to go to Saigon.
(これから)サイゴンに行くことを試みなければなりません
We want to try to go to Saigon.
(これから)サイゴンに行くことを試みたい
あげればキリがありません。
英語の言葉としてのしくみを知ること、それに加えて英文を生産するトレーニングが不可欠だということです。
この英語という言葉を紡いでいくトレーニングが日本の英語教育にスッポリと抜け落ちているのが大問題なのです。
○ファンクションフレーズテーブル be動詞 現在形

○ファンクションフレーズテーブル 一般動詞 現在形

その基礎的なファンクションフレーズが展開して様々なファンクションフレーズへと展開していくことになります。
【一般動詞フレーズ5段活用】 go to Saigon
=============================
(1) go(es) to Saigon 現在形動詞フレーズ
(2) went to Saigon 過去形動詞フレーズ
(3) go to Saigon 原形動詞フレーズ
(4) going to Saigon ing形動詞フレーズ
※基本的に進行形(進行形にならない動詞もある)や、動名詞で使われる。
(5) gone to Saigon ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
[1]. どうして私たちはサイゴンには行かない方がいいの?
→ Why had we better not go to Saigon?
[3].(今)どうして彼らはサイゴンに行こうとしてるの?/試みているの?
→ Why are they trying to go to Saigon?
[4].(ふだん)どうして彼らはサイゴンに行こうしてるの?/試みているの?
→ Why do they try to go to Saigon?
[5]. (その時)どうして彼らはサイゴンに行こうしたの?/試みたの?
→ Why did they try to go to Saigon?
[6]. (これから)どうして彼らはサイゴンに行こうとするの?/試みるの?
→ Why will they try to go to Saigon?
以下の教材がどうして2色刷りになっているか、理解していただけましたか。ファンクションフレーズと動詞フレーズを別個にとらえることによってそれぞれを身につけていくことができる、これがファンクションメソッドです。
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