[お知らせ]
今年もよろしくお願いします。
特にオンライン講座受講生の方には、「今年こそ」という気概を忘れないでください。
一人残らず「受講してよかった」と言っていただけるために私も全力を傾けることを約束します。
I promise to do my best!
中嶋太一郎
[今日の学習]
今回は過去形について述べます。
昨年から、少し英語の全体のしくみばかりに焦点を当てた記事となっています。でもこれは最終で次回からお約束通り、be動詞から段階を経た学習について述べていきます。
ただ「英語の全体のしくみ」をおぼろげなりにも理解しておれば、今後の学習に役立つと思います。
英語のしくみ、枠組みをどうとらえるか
●動詞はフレーズとしてとらえなければ言葉として定着・蓄積しない
補語フレーズや動詞フレーズを文字通り「ひとまとまりの意味ある単位」ととらえ、それをファンクションフレーズでどう展開していくか、これがファンクションメソッドです。
あるいはこれが国際水準の英語学習法です。
英語には、be動詞系列と一般動詞フレーズという2つの系列しかありません。
言うまでもなく、am, are, isやwas, wereが支配するbe動詞系列の文、そしてdo, doesやdidが支配する一般動詞系列の文です。
ただ、一口に補語・動詞フレーズと言ってもタイプ、あるいはパターンがあります。以下にあげたのがそれぞれのフレーズの基本的なパターンです。
言うまでもなく、be動詞系列のものはbe動詞のファンクションフレーズで、一般動詞系列のものは一般動詞のファンクションフレーズで運用されます。
be動詞系列の文
(1) 「~は ドンナだ文」補語が形容詞のもの
be fat 肥えている
be sick in bed 病気で寝ている
be late for school 学校に遅れる
※be toや進行形と受身形を含む
be (going) to sleep in the bed ベッドで寝るつもりだ
be sleeping in the bed ベッドで寝ている
be bored 退屈している
be married 結婚している
be injured 怪我をしている
be liked by everyone みんなに好かれる
(2) 「~は ナニだ文」補語が名詞のもの
be a late sleeper 朝寝坊する人です
be an early riser 早起きする人です
(3) 「~は ある・いる文」補語が方位副詞、前置詞+名詞のもの
be home 家にいる
be in bed ベッドで寝てる
一般動詞系列の文
(4) 「~は ユウする文」 一般動詞haveの文
have breakfast 朝食を食べる
(5) 「~は ドウする文」 have以外の一般動詞の文
(5-1) V感覚の動詞フレーズ
go to school 学校に行く
(5-2) VO感覚の動詞フレーズ
make breakfast 朝食を作る
(5-3) VOO感覚の動詞フレーズ
make you breakfast あなたに朝食を作る
(5-4) VC感覚の動詞フレーズ
get fat 肥える
get bored 退屈する
get married 結婚する
get injured 怪我をする
seem happy 幸せそうだ
(5-5) VOC感覚の動詞フレーズ
make you happy あなたを幸せにする
make a person angry 人を怒らせる
put it away それを片付ける
ここで重要なことは日本語の意味と補語・動詞フレーズの意味とはほとんど合致しないということです。例えば「寝ている」という日本語はbe in bedでもbe sleepingでも英語で表現できます。あるいは受身形は「れる、られる」のイメージがありますが、「結婚している」「怪我をしている」の例を出すまでもなく日本語と英語とはほとんど合致しません。
だから私は日本語の意味からよりも英語の補語・動詞のパターンで身につけるべきだと考えます。
●英文の生産はファンクションフレーズと補語・動詞フレーズとの順列・組み合わせ
ただ、ファンクションフレーズと言っても様々なものがあります。現在形、過去形、未来形、現在完了形といった基本4時制のもの、あるいはmay, mustなど助動詞を含むもの、あるいはbe going toやwant to, have toといった展開型のもの、様々です。
その様々なファンクションフレーズによって結びつく補語・動詞フレーズは決まっています。
それを図式化したのが【補語・動詞フレーズ5段活用】のテーブルなのです。
be動詞系列、一般動詞系列それぞれの過去形のファンクションフレーズは以下の通りです。
○ファンクションフレーズテーブル be動詞 過去形

【be動詞フレーズ5段活用】 be sick in bed
=============================
(1) (am, are, is) sick in bed 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) sick in bed 過去形動詞フレーズ
(3) be sick in bed 原形動詞フレーズ
(4) being sick in bed ing形動詞フレーズ
※原則的に進行形にならず、動名詞で使われる。
(5) been sick in bed ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
以上にあげたすべての補語・動詞フレーズをご覧ください。これらは「日常英会話必須基本16動詞HTML版」の赤文字のフレーズや「サクサク瞬間英作トレーニング16動詞編」の補語・動詞フレーズにあたるものです。ただしbe動詞系列のものは現在形や過去形ではbeは使いません。
[1]. 私は病気で寝ていました
→ I was sick in bed.
[2]. 私は病気で寝ていませんでした
→ I was not sick in bed.
[3]. あなたは病気で寝ていたの?
→ Were you sick in bed?
○ファンクションフレーズテーブル 一般動詞 過去形

【一般動詞フレーズ5段活用】 go to school
=============================
(1) go(es) to school 現在形動詞フレーズ
(2) went to school 過去形動詞フレーズ
(3) go to school 原形動詞フレーズ
(4) going to school ing形動詞フレーズ
※基本的に進行形(進行形にならない動詞もある)や、動名詞で使われる。
(5) gone to school ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
(2)の過去形動詞フレーズが使われるのは、肯定形だけ。否定形や疑問形では(3)の原形動詞フレーズが使われます。
[1]. 私は、(その時)学校に行きました
→ I went to school.
[2]. 私は、(その時)学校に行きませんでした
→ I didn't go to school.
[3]. あなたは、(その時)学校に行ったの?
→ Did you go to school?
これらの教材に取り組む人たちが、どんどん「話せる英語能力」を身につけていくのは、このファンクションフレーズと補語・動詞フレーズを別個にとらえていくからです。
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