マリと子犬の物語

こんにちは

昨日友人のお嬢さんのパスタ屋さんで食事をとった後

渋谷に戻り１０９のそばの映画館で【マリと子犬の物語】を観てきました。

新潟県中越地震の際の実話を描いた絵本【山古志村のマリと三匹の子犬】を基に作られた作品です。



昨日の最終上映時間でした。

年代は子供づれ、老夫婦、この時期ですので熱々っぽいカップル、若い女性同士と様々な人たちでした。

映画が始まると同時にあちことで鼻水をすすり上げる音がし始めました。

地震前の山古志村の原風景を存分に取り入れ猪俣隆一監督らしい自然が美しい映像と久石譲氏の音楽、あの平原綾香さんの声が子犬と少女のシーンを盛り上げてさらに感動の坩堝にはまります。



地元の方もエキストラに出られたとのことで

みたことのある顔ぶれも居られました。

地震のシーンは

とてもリアリティーあふれていて

鳥肌が立ってしまいました。

私たち家族も一歩違っていたら家財につぶされていたかもしれません。

こんな思いを大勢の被災者が思われたことでしょう。



私が全く新潟県中越地震とかかわりがなかったら

本当に感動的なドラマなのですが

フィクションと分っていても

途中から

実際とのずれが気になってしかたがありませんでした。

どろどろの人間関係を描く作品ではありませんので

当然なのですが

実際にあった地震をテーマにしていますので

実際に亡くなられた人がいるわけです。

実際に田畑、家屋がそっくり消滅した家族もいるわけで



よかったよかったで

本当によいのかしら・・っと

感動しながらも何処かさめてしまった自分がいました。