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せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

2本のチェロのための名曲選〈初級〜中級〉 中島隆久(編)レッスンの友社

2019年02月18日 | チェロ

 HPを見るとどうやら売り切れで、再販未定らしいが、この曲集はなかなか良い。
 初級〜中級とあるが、上級者向けではないかもしれないが、初級で楽しむには難しすぎるよなあ。解説とワン・ポイント・アドヴァイスがついているのも良い。
 曲は
クンマーの二重奏曲 ハ長調 Op.126-1
キラキラ星の主題による変奏曲 中島隆久
サカサマカノン モーツァルト
モーツァルトの主題による変奏曲 Op.15-1 より Dotzauer
2本のチェロのためのソナタ ト長調 バリエール
アヴェ・マリア バッハ-グノー-クンマー-中島隆久
二重奏曲 ハ長調 Op.2-1 ブレヴァール
ソナタ形式の二重奏曲 ハ長調 Op.8-4 Cirri

グノー ファウスト バレエ音楽

2019年02月15日 | チェロ
グノー 、シャルル・フランソワ Charles François Gounod (1818 - 1893)
ファウスト バレエ音楽
 1869年のオペラ座での上演に際し、当時のフランス・オペラの慣例に従って第5幕に追加されたものとのこと。
 うちのオーケストラでは2004年の定期でやり、2018「さわやかコンサート」で演奏した。少なくともチェロにとっては適度な難しさで、メロディーも美しいのがいくつもあるし、とても良い。一ヶ所メロディーで、上のcis(a線の10度上)がある。

第1曲 ヌビアの踊り 
第2曲 クレオパトラと黄金の杯
第3曲 ヌビア奴隷の踊り 
第4曲 クレオパトラとその奴隷たちの踊り
第5曲 トロイの娘の踊り
第6曲 鏡の踊り
第7曲 フリネの踊り 全曲の演奏時間は約16分から約20分。


 使っている楽譜はIMSLPに登録されているものと同じ(カルマス?)なのだが、冒頭のFは♮(ナチュラル)。こんな冒頭からまちがえるもんかね?


第7曲 フリネの踊りの練習の時、まあたしかにそっくりなのだが「ぱわーずかめかめ」と、何度も何度も先生が言うので困った。(^^;) ともかく快速。
 全体に弦が厚くメロディの管が薄く書いてあるのだそうだ。オーケストラピットに入る、小さな編成のオーケストラのためのものなのかもしれないなあ。

ジェミニアーニ チェロソナタ 作品5

2019年02月14日 | チェロ

ジェミニアーニ、フランチェスコ Geminiani, Francesco (1687- 1762)
チェロソナタ 作品5
 フランチェスコ・ジェミニアーニ(Francesco Geminiani, 1687- 1762)はチェロソナタを半ダース残してくれている。ペータース版を引っ張り出して、弾いているのだが、なんだか難しい。ウィキペディアではコレッリとヘンデルをつなぐ存在、なんて書いてあるけれど、コレッリのすっきりした、見通しの通った構造、ヘンデルのおおらかさ、みたいのとは対極のなんだか、ぐにゃぐにゃした感じだ。初見で1番を弾いたのだが、なんだよ、これなに調だかさっぱりわかんない、という感じ。
 いや、僕には絶対音感はもちろん、相対音感だって怪しい感じだ。もちろん調性感があるわけではない。聴いてても弾いてても今何調かとか、主音はこれだとかも全然わかんない、すみません。
 でも、1小節でも弾いてみて、途中シャープやフラットを落としてしまったり、変な臨時記号がついていれば、まあ、たいてい気づくものだ。(いや、そうでもないかな、自信がなくなってきた。シャープ落としたまんま弾いていて、いきなり短調で弾くなよ、と笑われたりするからなあ。)
 ともかく、なんだかよくわからない、つまらなく感じてしまう。2番の方がましかな。


エルガー 愛のあいさつ

2019年02月13日 | チェロ
エルガー 、 エドワード  Elgar, Edward William
愛のあいさつ
 もうずいぶん昔、ヴァイオリン教室のH先生の奥さんのピアノ教室の発表会に呼ばれて、弾いたことがある。ピアノ教室の生徒さんやら、親御さんにチェロの音をと言うことだったのだが、僕は今よりさらに下手くそでいろいろ教えてもらいながらどうにか演奏したのだが、思うようには弾けなかった。こういう曲ってヒーヒー言いながら弾く曲じゃあなくて、余裕しゃくしゃくじゃなくちゃ感じが出ないんだよね。なんて言うか、思い出すといまでも冷や汗が出る。
 今回、まあ余興でチェロを弾くことになったのだが、どの曲を弾こうか、チェロ名曲31選 藤沢俊樹編から何曲か試したのだが、ピアノ伴奏者もそのまわりも、愛のあいさつがいいですよお、と言うのだ。昔の悪い思い出があって躊躇したのだが、押し切られた。一生懸命練習しているのだが、昔よりは余裕を持って弾けるような気がする。この年になっても少しでも、進歩していてうれしい。
 でもやっぱり本番は思うように弾けなかった。まああんなものか。
 そういうわけで、チェロ名曲31選 藤沢俊樹編 に収められている。

スタジオジブリ作品集(2)

2019年01月31日 | チェロ

 「風の谷のナウシカ」(オープニング)
風の谷のナウシカ(シンボル・テーマソング)
 あまりおもしろくない
空から降ってきた少女
 メロディーがきれい。リズムはいい加減なほうが良いと思う。
となりのトトロ
 定番。
さんぽ
 初心者にも付点のボーイングの練習に最適。
ねこバス
風のとおり道
風の見える街
旅立ち
仕事はじめ
晴れた日に
おもひでぽろぽろ
 あんまりおもしろくない
愛は花・君はその種子(THE ROSE)
 よくしらない
時には昔の話を
 この曲を楽器でカラオケで弾いてもおもしろくない。
Flying boatomen
いつでも誰かが
たぬきはいま…(エピローグ)
エンゲルス・ツィマー(天使の部屋)
カントリー・ロード(TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS)
もののけ姫
アシタカせっ記  このせっ記の「せっ」は、草冠の真ん中がないやつに耳を二つ横に並べた漢字なのだが、この字のせいで大騒ぎしてしまった。
十十
耳耳
 そもそも読めない。ヴァイオリンカラオケ版はふりがなが振ってある。コンピュータじゃあ出やしないし、漢和辞典にも載ってないぞ。インターネットで調べると「せっ記というのは草に埋もれ、耳から耳へ伝わる話」と言うようなことが書いてある、なるほど。じゃあ、と漢和大辞典(10数巻、全部で1m位の厚さのやつね)で調べたが、それにも載ってないぞ、こんな漢字。嘘字じゃないのか。しょうがないなあ、宮崎駿。
 久石譲のメロディーはきれいだ。
アシタカとサン
ふたたび
あの日の川
いつも何度でも
(2003jul.)

スタジオジブリ作品集

2019年01月30日 | チェロ

 何度も改訂されて、今でも出ているようだが、2002、3月初版で出ている。カラオケ版とピアノ伴奏版がある。チェロだけでなくヴァイオリンも(それからフルート版、リコーダー版も?)あり、しかもほぼ全く同じ内容のようだ。実はヴァイオリン用のカラオケ版とチェロ用のピアノ伴奏版を持っている。そして、ヴァイオリン版のカラオケにチェロであわせている。全般的に易しくてよい。でもヴァイオリンとチェロで同じ調性では5度分チェロの方が高いところを弾かなければならない、やっぱりチェロは難しい楽器になってしまうなあ。
 簡単なコメント(演奏上の注意)が書いてあるのもよい。



チェロ名曲31選 藤沢俊樹編

2019年01月25日 | チェロ

  チェロの小品集ではこれが最もオーソドックスではないだろうか。簡単なコメント(演奏上の注意)が書いてあるのもよい。
 白鳥 エレジー(マスネ) バッハの(偽作の)メヌエット モルダウ グリーンスリーブス わが母の教えたまいし歌 ロンドンデリーの歌 メヌエット ソナチネ(ベートーベン)イエスダデイ サンライズ、サンセット 愛の賛歌 ラルゴ(ヘンデル)ジムノペディ1番 トロイメライ アリオーソ(バッハ) G線上のアリア 感傷的なワルツ 愛のあいさつ 春の歌 エンターテイナー 美しきロスマリン シューベルトのセレナーデ 夢のあとに シチリアーノ エレジー アンダルーサ ギターの調べ ミツバチ コル・ニドライ 
 

ひさしぶりのあわせ

2019年01月14日 | チェロ
 ひさしぶりに他人とあわせられてうれしかった。
 2月にちょっとイベントがあり、数分だが楽器が弾けそうだ。その練習にピアノを弾ける同僚とあわせられた。
 曲はチェロ名曲31選 藤沢俊樹編からシシリエンヌをやろうかと思って頼んでいたのだが、どうもこの繊細な曲はイベントの雰囲気とあいそうもない、エンターテイナーとか、イエスタデイが意外にとても良かったが、どうかな。愛の挨拶は難しいのだが、みんな知っているし良いんじゃないですか?
 お互いもう少しさらってまたあわせることにした。あわせはなんにせようれしい。

バッハ、音楽の捧げものBWV1079から トリオソナタ ハ短調

2019年01月07日 | チェロ
 a≒415 (ニアリイコールは機種依存文字だろうか?)であわせたーい、と、つねづね思っているのだが、なかなか機会がない。このあいだちょっとだけあわせられた。
 しかも曲は、音楽の捧げもののトリオソナタなのだ、幸福だった。(通奏低音というかチェロで。)もっとも、当然とは言え、難しい!。
 チェンバロも参加してくれて、もちろん出版譜を使ったのだが、スラーはオリジナルなのだろうか。(特にLargoの通奏低音。)オリジナルを見たい。
 この曲は、ずいぶん昔、バロック音楽の楽しみで放送された、フランツ・フェスターFl ヤープ・シュレーダーVn ヴェロニカ・ハンペGmb アンネッケ・ウィッテンボッシュCmb による演奏がともかくすばらしくて、エアチェック(死語!)してずいぶん聞いた。いまもiTunesに取り込んである。(ラジオの調子も良くなくて、音質はひどい。)そう、バロック音楽、トラベルソやガットの響きがすばらしいと思うきっかけの一つだ。
 そうだ、そのLPに入っているというもう一曲:C.P.E.バッハのトリオソナタ ニ短調も次の機会にぜひやらせてもらおう。

 と 2013、2月 に書いて、その何ヶ月か後にエマニュエルバッハのもあわせられた。またそのうちと思っているうちに、なんと声をかけてくれ、遊んでくれたNさんが亡くなられてしまったのだ。人生は短い。グズグズしてちゃあいけないのだが、グズグズしなきゃいけないときもあるし。

バッハ ヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタ をチェロで?

2019年01月06日 | チェロ
バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
ヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタ
 バッハにヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタが3曲あって、チェロとピアノでよく弾かれるし、CDもたくさんあるのだけれど、やっぱりチェロのレパートリーではない、と思ってしまう。
 CDを聞いてもイマイチだし、自分で弾くには難しすぎる。音域が高すぎる。ガンバはa線の上にd線が張ってあるのだ!
 実を言えばガンバソナタとしてもこの曲はイマイチではないのか?バッハは楽器のこと、考えてねえよなあ、と思うことがしょっちゅうあって、この曲はその典型だ。バッハは音楽のことしか考えてない。だからガンバらしさ、とか、弾き易さ、効果みたいなことは眼中になかったのではないか?(いや、もちろんそんなことなくて、楽器のこともとてもよく知っていたのは、知っている けれど、なんていうか、抽象性が高いというか、、、)ガンバを聞きたいなら、マレとかコンソートのほうがずっとガンバらしい美しさが聴けると思う。

 鈴木秀美がモダンを弾いていて売り出し中の頃、バッハの無伴奏の5番、6番は練習してない、6番はオリジナル(の五弦のチェロピッコロ)で弾きたいし、モダンで弾くようなそんな難しいコトする必要ない、というようなことを言っていて、マッタクだマッタクだ、と感心した。僕も弾かないぞ。

 ガンバソナタとしてCDを聞いていても、なんというかモゴモゴしていて欲求不満だ。だからビルスマのチェロピッコロで弾いたCDを聞いたときはこれだ!と思ったものだ。チェロの方がずっと多声部のからみが聞き取りやすいし、しかもちゃんとバッハの響きだ。チェロピッコロならe線があるのだ。弾きやすい。4弦のチェロピッコロだと下の方音が出ないが、5弦でもはみ出してしまう(7弦のガンバはH線までありチェロより低い!)のだ、適当にオクターブ上げてやればよいはず。
 だからチェロピッコロのレパートリーになるのかな。ということは5度下げて普通のチェロで練習、あるいは一人楽しむと言うこともあるかも知れない。

バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 (2)

2019年01月05日 | チェロ
 最初の部分、ベーレンライター(旧バッハ全集と言うべきか)など、ほとんどの校訂楽譜が最初の3個にスラーをつけているのはなぜかと言えば、アンナマグダレーナ以外の3つの筆写譜がみなそうなっているからだ。(写真) と言うことは、アンナマグダレーナが写しただろう元譜とは別な楽譜があって、それが、そう言うスラーになっていたのではないか。それは大バッハ自身が書いた楽譜だろうか?
 3つのうちのどれかが元で残りの二つはそのコピー、と言う可能性もあると思うのだが、どうやら、そうではないらしい。
 アンナマグダレーナはなにしろ奥さんなんだから、大バッハの自筆譜そのものを写したのではないのか?いや、チェロは弾かないらしいし、大バッハの自筆譜はチェリストかあるいは王様とかの所に行ってしまったんだろう。今どこにあるんだろう?永遠に失われてしまったのか。
 考えてもしょうがないので、どうでも良いから、さらった方が良いのか。

バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調

2019年01月04日 | チェロ
組曲第1番 ト長調
  鈴木秀美の校訂楽譜を使って弾こうかなあと思っているのだが、最初の最初から、迷ってしまう。どのスラーで弾こうか?
 ガットで弾くんだから、フルニエだったかの1小節一弓(ひとゆみ)、なんてのは論外だと思うけれど、ベーレンライター(青いやつ)の3個スラーにするか、ホントに鈴木秀美の1個3個にするか。(これが、難しいんだなあ)
 残っているアンナ・マグダレーナのはご存じの通り、その通りのスラーではとてもできそうもないものだ。(写真はネット上で見つけた。)
 でもたしか、youtube上のビルスマはアンナ・マグダレーナの通りにやっている!
 鈴木秀美も校訂楽譜は1個3個だが、アンナ・マグダレーナのスラーもシロートのいい加減なスラーと見て良いのか?みたいなことを言っている。
 アンナ・マグダレーナのスラーをじっと見つめると、たしかに、脈絡無く書いてあるような気もするし、いや、1小節内は統一されているような気もするんだよなあ。つまり、最初の小節は明確にシラ、2小節目はミド、写真2段目はソソシじゃない?だから、こういうスラーもある、ああいうスラーもある、という、「スラーのカタログ」を示しているのではないか、と言う気もしないでもない。

 音楽的には三つ目の音から、シラシ、2小節目はドシド、とみっつずつスラーをつけるものではないか?それなら、ビルスマのように逆弓でぎくしゃく弾かないでもすむし。

 うーん。


モーツァルト 弦楽五重奏曲

2019年01月03日 | チェロ
モーツァルト 、 ヴォルフガング・アマデウス Mozart,W.A.
弦楽五重奏曲
 何しろ基本的に無知なもので、モーツァルトの弦楽五重奏曲を知ったのは大人になってから、ある日偶然NHKでスメタナSQ+スークのをやっているのを見てなんてきれいな曲なんだろうと思った。3番か4番だったと思う。モーツァルトのクインテットはカルテットより傑作などという評価もあとから知ったが、ともかく美しいと思う。
 ヴィオラが2ついるのでアマチュアにとって、あまりやる機会がないかもしれない。じつは僕はヴィオラ弾きの夫婦と知り合いなのだ。でもその割にできてないなあ。我ながらもったいない。



グリーグ ピアノ協奏曲イ短調 Op.16

2019年01月02日 | チェロ
 高校生の時に、吹奏楽でホルンを吹いていたのだが、定期演奏会で1年先輩のピアノのソロ、オーケストラは吹奏楽でやった(!)。クラシック音楽についてもろくに知らない頃だったけれど、なんてきれいな曲なんだろうと思ったのをよくおぼえている。もしかしたら初めてスコアを買ったのはこの曲かも知れない。300円と書いてある。
 古巣で15か16年前にやったときは、次女のことでぐちゃぐちゃで休団していて、できなかった。エキストラでたのまれて弾けてうれしかった、きれいだった。チェロも、ソロとの合わせもそんなに難しくない。聞いたら、ピアノも(イ短調だし)協奏曲の中ではそんなに難しくないんだそうだ。へえ。

ペツォールト 伝バッハ メヌエット

2018年12月30日 | チェロ
ペツォールト、クリスティアン Christian Petzold (1677 - 1733)
伝バッハ作 メヌエット
  バッハの有名な、もしかしたら一般にはもっとも知られている、と言ってもいいメヌエット(ト長調とト短調(BWV Anh. 114、115))が偽作というのか、ペツォールトの作だというのはもう常識になっていると思うのだが、知り合いの音楽の先生にたしかふたり教えて、感心されたくらいだから、そうでもないのかな。
 バッハの作じゃないと初めて聞いたとき、なるほどね、そうなのか、でもたしかにこんなシンプルな曲をバッハが残すはずないよなあ、と思ったものだ。
 リコーダーではハ長調で初心者のころずいぶんさらったものだ。
 チェロ用はチェロ名曲31選 藤沢俊樹編に収められている。単純なのでそれらしく弾くのはとても難しく感じられる。(2018 12月)