せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

バッハ ヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタ をチェロで?

2019年01月06日 | チェロ
バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
ヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタ
 バッハにヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタが3曲あって、チェロとピアノでよく弾かれるし、CDもたくさんあるのだけれど、やっぱりチェロのレパートリーではない、と思ってしまう。
 CDを聞いてもイマイチだし、自分で弾くには難しすぎる。音域が高すぎる。ガンバはa線の上にd線が張ってあるのだ!
 実を言えばガンバソナタとしてもこの曲はイマイチではないのか?バッハは楽器のこと、考えてねえよなあ、と思うことがしょっちゅうあって、この曲はその典型だ。バッハは音楽のことしか考えてない。だからガンバらしさ、とか、弾き易さ、効果みたいなことは眼中になかったのではないか?(いや、もちろんそんなことなくて、楽器のこともとてもよく知っていたのは、知っている けれど、なんていうか、抽象性が高いというか、、、)ガンバを聞きたいなら、マレとかコンソートのほうがずっとガンバらしい美しさが聴けると思う。

 鈴木秀美がモダンを弾いていて売り出し中の頃、バッハの無伴奏の5番、6番は練習してない、6番はオリジナル(の五弦のチェロピッコロ)で弾きたいし、モダンで弾くようなそんな難しいコトする必要ない、というようなことを言っていて、マッタクだマッタクだ、と感心した。僕も弾かないぞ。

 ガンバソナタとしてCDを聞いていても、なんというかモゴモゴしていて欲求不満だ。だからビルスマのチェロピッコロで弾いたCDを聞いたときはこれだ!と思ったものだ。チェロの方がずっと多声部のからみが聞き取りやすいし、しかもちゃんとバッハの響きだ。チェロピッコロならe線があるのだ。弾きやすい。4弦のチェロピッコロだと下の方音が出ないが、5弦でもはみ出してしまう(7弦のガンバはH線までありチェロより低い!)のだ、適当にオクターブ上げてやればよいはず。
 だからチェロピッコロのレパートリーになるのかな。ということは5度下げて普通のチェロで練習、あるいは一人楽しむと言うこともあるかも知れない。

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