せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

楽器触ってないぞ。

2019年03月30日 | 音楽
 先週先々週と熱を出して寝込み、ここんところ楽器触ってない。指をけがしたもんだから鍵盤も触ってない。もともとそんなに触ってないけれど。年度末の片付けが忙しいし、トラベルソまで片付けてしまって、触ってない。まいった。本番に備えてリコーダーは愛のウグイスだけちょっと練習した。いやリコーダーもチェロも触ってない。ひどい。

テレマン リコーダーソナタ 変ロ長調 有名な?4つのソナタの2番目

2019年03月29日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
リコーダーソナタ 変ロ長調 有名な?4つのソナタの2番目
 カノンによるソナタ。難易度4。通奏低音とリコーダーがカノンになっている。そのためリコーダーと通奏低音ではなく、リコーダーとヴィオラ(アマデウスで楽譜がでている)ほか、さまざまな楽器で演奏できる。バスリコーダーとアルトなんてのもよさそ うだ。和音の補充があった方がいいとは思うが。
 Largo,Allegro,Largo,Vivaceの4楽章。バロック時代のラルゴはそんなにゆっくりしない。アンダンテの少し遅いのがラルゴ。一方ヴィヴァーチェはあまり速くない。アンダンテとアレグロの中間くらい。テレマンって、とても叙情的なアダージョとか、狂気の疾走とか、ないのね。でもメリハリがないわけじゃないし、抑制がきいたメリハリはあって、これが人気の秘密かな。
 二楽章の後半はesのからんだ運指で、とてももつれる。でも替え指は使いたくない。

テレマン リコーダーソナタ 1番(?) ヘ長調

2019年03月27日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
リコーダーソナタ 4つのソナタ(忠実な音楽の師)から第1番 ヘ長調
 ずいぶん昔、大学の頃ほとんど最初に練習したリコーダーソナタなので、ちょっと思い入れがある。難易度3〜4
 CDの解説などにイタリア的と書いてあるが、要するに急緩急の3楽章だと言うことだ。そんなのたくさんあるじゃん、と思ったが案外少ない。バロック時代の標準はやはり急緩急緩の教会ソナタ(あるいは舞曲組曲=室内ソナタ)なのだと、実感した。
 3楽章(ジーグ)の終わりから2小節目にc''''(4点c)がある。014で出るが、下のc0123で十分美しいと思う。

テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767) リコーダーソナタ

2019年03月24日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
 リコーダー奏者にとって、テレマンと言えばブリュッヘンの名盤、テレマンのソナタ集。今はなき?全音の黄色い表紙のリコーダーピースに4つのソナタがあった。今はどこの出版社から出ているのだろう?(ベーレンライターHortus Musicus Nr.6 で出ているようだ。でも今やIMSLPでダウンロードする方が断然よい。)
 この4つのソナタはもともと「忠実な音楽の師」に収められている。オリジナルは売り上げを考えてリコーダーでも吹けるようになっているが、ファゴットや弦でも演奏できるし、そちらの方が作曲者の念頭にあった楽器かも知れない。でもリコーダーらしい良い曲だ。さすがテレマン。
 4つのソナタはブリュッヘンの名盤はあるが、全体にヘンデルに比べて、録音がずっと少ないのはなぜだろう。例えばカメラータケルンの「忠実な音楽の師」全曲録音があるが、f-mollなどはファゴット、B(フラット)は弦の演奏だ。

テレマン 無伴奏フルートのためのファンタジー 第6番

2019年03月23日 | リコーダー

 実はついさっきまで、ずーっとこの曲(6番の3楽章Spituoso)は6/4だとばっかり思っていた。しかも、4分音符3つ×2拍の2拍子で、しょっちゅう4分音符2つ×3拍とが入れ替わる、面白い曲だなあ、ちょっと(フランスバロックの)クーラントのようだ、と思い込んでいた。最初の1小節が2拍子に見えない?3/2だと知って、確かにそうかもしれないが、やっぱり、2拍子と3拍子が交錯していると感じるし、やはりクーラントだと考えて良いんじゃないか。
 リコーダーで吹くが、短三度上げるとフラット4つになってしまう。吹けるが、4度上げて、つまりテナーだと思って吹く、あるいは実際テナーで吹いても良いと思う。
 2012年12月

テレマン 無伴奏フルートのためのファンタジー

2019年03月22日 | リコーダー

テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp
テレマン 無伴奏フルートのためのファンタジー (リコーダーのレパートリー)

 もう随分昔、ブリュッヘンが録音したので有名だが、無伴奏フルート(トラベルソ)のためのファンタジーは三度上げれば、リコーダーで吹ける。短三度上げればたいてい吹けるが、何曲かは四度上げるというか、ソプラノあるいは他のリコーダーをソプラノだと思って吹いた方が吹きやすいのもある。
 個人的には第3番が一番好き。
 ブリュッヘンはリコーダー奏者には良いかも知れないけれど、やはり、有田かクイケンが楽譜に忠実でしかもファンタジーにあふれていて美しいと思う。ホリガーがモダンオーボエで吹いてるのはあまりにも教科書的というか、硬直でつまらない。フェアブリュッヘンがヴォイスフルートで吹いているのがあるそうだが、不勉強で、今だ聞いたことがない。



リコーダーのレパートリー

エンターティナー ジョプリン

2019年03月21日 | チェロ
ジョプリン 、 スコット Scott Joplin (1867?1868? - 1917)
ジ・エンターテイナー(The Entertainer)
 それこそあらゆる編成に編曲されているとは思うが、チェロのソロならチェロ名曲31選 藤沢俊樹編に収められている。なかなか「こった」編曲で、チェロはピチカートからアルコへ忙しかったり、上の方はe(a線の12度上)まで出てくるし、高いポジションに(技術的には)いきなり移動しなければならないので難しい。

ハイドン 交響曲第101番 「時計」

2019年03月13日 | チェロ
ハイドン、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン Haydn,Franz Joseph
交響曲第101番 「時計」

 2012年5月に古巣でやった。
 最初に配られた楽譜が指揮者の考えている版ではなくて、配布され直した。ライブラリアンの方、ご苦労様でした。IMSLPにはその2種類ともあってすぐ見える。すごい。
 片方は上の写真のような小さなスラーがついているところがいくつかあって、とても難しい。後から配られ演奏に採用した楽譜は全部デタッシュで、ありがたかった。あのスラーでは速くてはとても弾けない。そういえばこの曲は昔やったことがある。その時もデタッシュで弾いたが、指揮者はプロのチェロ弾きで、あのスラーでも実に鮮やかに弾いてみせてくれ、でも難しいから、スラーなしで、と言ってくれたのだった。
 まあ、基本的に難しいスラーがついていると速くは弾けないものだと思うが、でもこのスラーをつけるとスピード感が出て多少遅くても感じが出るような気もする。僕も(も?)こういうボーイングは苦手だ。基礎練習しなけりゃなあ。
 2楽章が有名な時計のリズムだが、実は誰もメトロノーム=60では演奏しない。それでは遅すぎるのだそうだ。チェロは最初、d線上でやるのではなく、第一ポジションでd線a線でやり、響きを残すべきだと思うが、あくまでピアノで。付点のところ、もう少し鋭くやりたいのだが、これも苦手だ。フィンガリングと言うか、頭の問題で、16分音符ー付点8分のつながりで考えなければいけないのだけれど、なかなかうまくいかないんだよなあ。
 

グルック 序曲「アウリスのイフィゲニア」

2019年03月12日 | チェロ
グルック
序曲「アウリスのイフィゲニア」
 アウリスとイフィゲニア、なんて書いてあるところもあるようだけれど,「アウリス島のイフィゲニア」と書いてある所もあり,そちらのほうがそれらしいが,原典にも当たってなくてわからない。不勉強ですみません。
 少なくともチェロは適当に易しく,メロディーもあり,オーケストラの一員としてとても楽しめる。でも夕べは練習中眠くなってしまった。(^^;) 反省。 一曲の中にはどんな曲だって,延ばしとか,トレモロとか、初心者だって弾ける場所がある。そこはそこで、眠くなる必要はない。やることはある。全体の一部としてそのバランスはどうか?延ばしはどれだけの長さか?(アーノンクールの言うように楽譜はどこまで延ばすか厳密には何も表してない)そもそもボウイングがちゃんと弦に直角にあたってまっすぐ弾けているのか?チェックは必要だ。ほかのパートを聞くという耳というか意識の練習にもなる。あわせは勉強になる。

ドルネル  DORNEL  組曲Op.2-4

2019年03月11日 | リコーダー

ドルネル  DORNEL , Louis Antonie (c.1680-1775)
組曲Op.2-4
Op.2-4 ニ長調→ヘ長調 のほうは、
Prelude L'hirondelle L'heraclite(sarabande) Scicilienne,La hotterre(lentement)
の4楽章。2楽章は書いてないけど、アルマンドかな。シシリエンヌのLa hotterreは、注がついていて、Hotteterre(オトテール)のことに違いない、とある。もしかしたら、他のわからない表題も人名なのかも?
 サラバンドはまあ、通奏低音というかバスのメロディーのための曲という感じだが、サラバンドは1拍2拍が強いリズムを持つ舞曲なのだと言うことが強調してあって、面白かった。(3拍子には1,2拍が強いリズムをもつものと、1.3拍が強いリズムをもつものがある。)

ドルネル  DORNEL  組曲Op.2-3

2019年03月10日 | リコーダー

ドルネル  DORNEL , Louis Antonie (c.1680-1775)
組曲Op.2-3
 ドルネルというとオトテールアンサンブルの「18世紀フランスの室内楽」に2曲入っているのが印象的なのだが、ブリュッヘンが3声のソナタを録音していて、リコーダー奏者にはこちらの方が有名らしい。
 フルートのための組曲として、ベーレンライターから出ている作品2-3、4
(BA 6830)を吹いてみると、とても良い。3番ホ短調→ト短調はPrelude lent,Gay(フランス風序曲),L'Angelique(Allemande,tendre),la gratieuse,LeVille flix(Rondeau),La Caron(Sarabande),La Chauvigny(Gigue)の6楽章。フランス語が全くわからないので、表題?もサッパリわからない(^^;)。どれもいかにもフランス風で、美しい。

コートヴィル アルトリコーダーと通奏低音のためのソナタハ長調

2019年03月09日 | リコーダー

コートヴィル Courteville,R
アルトリコーダーと通奏低音のためのソナタハ長調
黄色い表紙の全音リコーダーピースR−146 として出ている(出ていた)。 コートヴィルは生没年不明、1685-1705に創作活動をしたイギリスのオルガニスト、 作曲家らしい。(編曲者、ラソスキーの解説) Adagio Allegro Adadio Largo の4楽章。はっきり言って、面白くない。2楽章が 一番マシか。4楽章がラルゴってのがよくわからない。遅い3拍子、1拍目がない、 なんてのは、パッサカリアっぽい?でも、軽いのはともかく、繰り返される低音でも ないし、、、、


ハイドン、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.1-3

2019年03月08日 | チェロ

ハイドン、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン Haydn,Franz Joseph
弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.1-3
 Adagio、Menuetto、Presto (Scherzo)、Menuetto、Finale (Presto)の5楽章で、ハイドン自身はディヴィルティメントと書いているらしい。
 最初のAdagioは八分音符で刻むだけでこれはいくらなんでも飽きた。長いし。Menuettoは二つともトリオが掛け合いになっていて、ちょっと楽しい。Prestoもふたつとも快速で楽しかった。


フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.1-2

2019年03月07日 | チェロ

ハイドン、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン Haydn,Franz Joseph
弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.1-2
「クワルテットのたのしみ」には「このグループの最初の2作からはあまり多くの楽しみは得られず退屈してしまった。」とあるが、いやいや楽しい。終楽章などチェロにとってはちょっとしたトリック(というほどでもなく、ただ上とズレて弾くだけのことだが、それが掛け合いでなく、なんというか微妙な感じ)で楽しかった。

ハイドン 弦楽四重奏曲第1番 Op.1-1 変ロ長調

2019年03月02日 | チェロ

ハイドン、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン Haydn,Franz Joseph
弦楽四重奏曲第1番 Op.1-1 変ロ長調

  前から「カラじゃないオケ」を楽しもうと思っていたのだが、意外にほとんどやったことはない。思い立って、せっかくだからハイドンの1番(弦楽四重奏)をやってみた。
 ハイドンの弦楽四重奏曲第1番は作品Op.1-1 B(フラット)ホーボーケン番号III.1(♭は機種依存文字だっけ?ローマ数字は間違いないからI(アルファベットのアイ)を三つにした。名著「クワルテットのたのしみ」には「ノットルノおよびカッサシオン」だとあるのだが、今は?「狩」と言われているようだ。
 楽譜は前に買ったCDのPDFの楽譜。今ではIMSLPにもパート譜もスコアもある。あわせたのはコダーイカルテットのCDをipodで。
 Presto,Menuetto,Adadio,Menuetto,Presto の5楽章
 ハイドンの最初のほうだから?、チェロは別においしいメロディーがあるわけでもなくまあバス(ふたつめのメヌエットは対位法的に書いてあるけれどそれもヴィオラとほぼユニゾン)だけれど、でもあわせるのは楽しい、たとえCDでも。自分も弾いていると集中しているし、美しいメロディーが自分のバスの上に乗っている。何もしないでCD聴いていると、すぐ寝ちゃうんだよなあ。弾きながらなら絶対寝ないし(^^;)、良いCDの聴き方かもしれない。
 Adadioはほんとになんにもないけれど、聴く方はこの楽章が一番良いなんて評もあるようだ。そういうもんか。CDでも実際にあわせるにせよ、スコアを見ておかないと最初の伸ばしがわけがわからない。
 全体として、楽しめた。ぜひ少しずつやってみよう。