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せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

コレッリ ヴァイオリンソナタ Op.5-11 (をリコーダーで)

2019年01月13日 | リコーダー
コレルリ 、 アルカンジェロ  Corelli,A
  ヴァイオリンソナタ Op.5-11
 リコーダーJPのカラオケ:RJP 157
 ウォルシュでは五番 ト長調 プレリュード アレグロ アダージョ ヴィヴァーチェ ガヴォッタ の5楽章
 ビルスマはコレッリは嫌いだそうだが、僕は端正でわりと好きだ。でも今日は吹いていてあまりおもしろくなかった。真っ白なアダージョだけでなくプレリュードもぜひ装飾を入れたいなあ。特にアダージョは「作曲」しなければならないと思う。3/8のヴィヴァーチェはメヌエットより速くだからパスピエの感じだがコレッリにはパスピエってないような気がする。(僕が無知なだけかもしれない、すみません。)もちろんフレーズの最後は定番と言って良いヘミオラなのだが、全体としてリズムのぎくしゃくしているところを楽しむ曲なのだろう。飛び跳ねていてだからやっぱりパスピエと思う。

バッハ 無伴奏フルートパルティータイ短調→ハ短調

2019年01月08日 | リコーダー
無伴奏フルートパルティータイ短調→ハ短調 Solo pour la Flutetraversiere par J.S.Bach

 バッハの無伴奏フルートパルティータは、短三度上げて普通にリコーダーで吹ける。(技術さえ許せば(^^;))。イ短調がハ短調になるのでとても難しい。esを含むクロスフィンガリングのこんぐらがってしまうところがたくさんある。
 楽譜はもちろんいまやIMSLPかもしれないが、ベーレンライターの青いのも、どこでも手にはいるし安いし、良い。イ短調版の方が、短三度上げる練習にもなる。吉沢実の「踊りのアルバム」(音楽之友社)には短三度あげた、ハ短調版が納められている。(この楽譜、Allemande 17小節目の最後のラにフラットが落ちている。だがもう絶版らしく、こんなことを書いてもしょうがない。その後、吉澤はバロックソナタ集を出しているはずで、その中に収められているはずなのだが、未確認。)

 パルティータと呼ばれるが、バッハは「Solo」と書いているらしい。確かに変なアルマンド(前打音がないし、いったいどこで息継ぎすりゃーいいんだ。)だし、ジーグがない。なんとなく、変な、たとえば古いタイプの組曲かと、漠然と思っていたが、そうではない、「おそらくほかの楽器のための物を編曲したものらしい、憶測だが、ジーグはバッハが編曲不能と考えて(多声部で書かれていた?)、ないのだろう」と言うのを読んで、なるほど、と感心した。「Solo」と書いてるのもうなずける。放棄されたジーグを見たい。
 バッハは楽曲形式には明確なイメージがあるらしく、パルティータと組曲(suit)も明確に区別している。舞曲形式もそうで、テンポディガボットなんてのはバッハのガボットの範疇からはずれているのだろう。このアルマンドは確かにアルマンドなんだろうなあ。だから、この曲はジーグがない四つの楽章で、緩急緩急の協会ソナタなのだ、と言う意見も読んだが、バッハがそんないい加減なことはしないと思う。

ドビュッシー シランクス(Syrinx)

2019年01月01日 | リコーダー
 ドビュッシーを笛で吹こうなんて思いもしなかったのだが、シランクスを長三度上げればほとんど吹けると聞いてびっくりした。楽譜はIMSLPで手に入る。三度上げはリコーダー吹きは得意のはずだ。へ音記号というか、フランス式ト音記号で読んで、オリジナルがフラット5つで書かれているので、長三度上げるとフラット一つになる。ナチュラル記号はファ、ド、ソ、レに付いていたらシャープ、その他はナチュラルにすればいいはずだ。そのまま吹けるはず。吹いた、いや、吹けない。うー、臨時記号が多過ぎる。
しょうがないから書き直した。こちら→1 2
 せっかくなので?フランス式ト音記号にした。書いてみてわかったが音は全く変えずに全て吹ける(技術が許せば)。蛇足だが、記譜で上のラのフラット(装飾音ね)は0(半開)2356、ソのフラットは0(半開)13467(半開)に8(膝あるいは太もも)下のミも全て押さえてプラス膝あるいは太ももで半分塞ぐ。
 ちゃんと(かどうかわからないけれど)書いてある楽譜を吹くと、意外に吹けるのでびっくりする。少なくとも自分では十分楽しめるし、ともかくドビュッシーを縦笛で楽しめるのが嬉しい。フラット5個から1個にしてドビュッシーは怒るだろうか?僕は絶対音感も調性感もないから大丈夫(^^ゞ。でも、なにしろシランクスだし、5音音階が使われているなど、素朴なイメージもあり、キーのないたて笛で吹くのはいい感じもするのだが。
 吹いてみて思うのは、ずいぶんいろいろとディナーミクなどが書いてあるが、縦笛で十分表現できる(かな?)いや、実に自然なのだ。自然というか、普通に吹けば、そうなってしまう。バロックの作曲家なら、何も書かないのではないか。なにしろ彼らはシロートのために書いたのではない、音楽を理解できるもののために書いたのだ。別にドビュッシーがシロートのために書いたとは言わないけれど、なにもこんなにまで書かなくてもいいんじゃないか、と思ってしまった。まあ、シロートのたわごとです。
 トラベルソ用?シャープ2つ版はこちら→1 2
 これも蛇足だが、トラベルソで下のドのシャープを出すには、楽器を内側にねじる。裏技?いや、有田正弘によれば「歴史的な方法」だそうだ。


シランクスをリコーダーで




バッハ フルートソナタロ短調→ハ短調 BWV1030

2018年12月29日 | リコーダー
バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
フルートソナタロ短調→ハ短調 BWV1030
 有名な、傑作ロ短調ソナタは半音上げてハ短調で(技術さえ許せば)全部吹ける。何人か、プロが吹いたのを知っているけれど、録音があるかどうかは知らない。いや山岡重治が録音しているかもしれない。ミカラペトリがキース・ジャレットと録音したやつは、なんと原調で吹いている。下のeはひざを使ってるのかな?
 もともとこの曲はト短調の(たぶんオーボエ)ソナタで、(*注)バッハ自身が3度上げてトラベルソ用に書き直したらしい。普通、管楽器のソロソナタはよく移調して吹かれ、その際、オーボエを基準にトラベルソなら2度上、リコーダーなら4度上で、吹かれる。この曲の場合、その関係は崩れている。バッハは(も)ロ短調に特別な意味を見いだして、どうしてもロ短調にしたかったのではないか?いや、案外、ト短調のオーボエソナタを定石どおりイ短調にすると、重要なところで上のf(トラベルソはfがとても苦手)が出てくるのを避けただけだたりして、、、
 どちらにせよ、とても難しくて、人前でやることは永遠にできそうもない(難易度5)が、トラベルソ奏者にとってもそうらしいしなあ。それに、ひとりで吹いてもこれは傑作だ。出だし、普通に吹いていると、あまりにあっけらかんとした響きが、トラベルソで吹かれたロ短調の響きとかけ離れていて、がっかりしてしまう。(トラベルソにとってもやはり、イ短調ではなく絶対ロ短調だ。)最初のc(以下リコーダー用に移調したときの音名)はともかく、次のgは替え指を使うこと(34とか)。またasはできるだけ正規の0123456(6は半開)を使い、23456(これはgisの指)を避けること。できるだけ暗い響かない音を出したい。
  2楽章、バッハによくある、装飾を奏者任せにできなくて、書いてしまった例。装飾のない、旋律だけを類推してみると、いかに素晴らしい装飾かよくわかるし、勉強になる。6小節目最後の拍のg(リコーダー用ハ短調ではas)はgis(リコーダーでa)ではない!また後半5小節目の最後のgも同じ。バロック時代は同じ音の連続など、明らかな場合を除いて、臨時記号はその音のみに有効だ。バッハは明確にこの規則に従って書いており、上の例はあきらか、だそうだ。
 ちなみにハ短調に移調して415の楽器で吹くと440の楽器でトラベルソ用の楽譜で伴奏してもらえるはずだ。気持ち悪いと言われるかもしれないけれど。
 *その後有田正広のバッハフルートソナタ全集の再録が出たが、彼のよるとこのト短調版がオーボエソナタではあり得ないとのこと。バロックオーボエでは出ない音があると言うことだ。では何用かというと、c管のフルートソナタだとのこと。ともかく有田のCDはお勧めだ。

バッハ フルートソナタソナタBWV1020をリコーダーで

2018年12月28日 | リコーダー
バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
フルートソナタソナタBWV1020をリコーダーで
バッハのフルートソナタのリコーダー版が OTTO HEINRICH NOETZEL VERLAG からでている。(BWV1030,1031,1032,1020)

 この曲はBWV1020という番号が与えられているが、ゼバスチャンではなく次男のカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品らしい。しかも一般にフルートソナタと言うことになっているが、伝えられている筆写譜は「ヴァイオリン」ソナタになっていて、だから1020なのらしい。(フルートソナタは1030あたり)フルートソナタという確証もないらしく、ひつじ通信だけでなく、有田正広のCD解説でもオーボエソナタじゃないかと書いてある。

   遠い昔「欣ちゃんのどーんといってみよう」と言うラジオ番組がニッポン放送で放送されていた。あれはテレビよりラジオが先だったのだ。たしか21時30分からで、その後の40分からの江戸川乱歩のラジオドラマ?が面白いというので聞いていたのだが、その前の「欣ドン」と言うのが面白いよ、と言う友達の話を聞いて、聞き出したのだった。そのずっと後になって、テレビ番組になっていて、人気だと聞いてぴっくりしたものだ。提供はオリベッティタイプライターだった。タイプライターなんて物が昔はあったんだなあ。
 話が回りくどいが、その、オリベッティタイプライターの宣伝に1020フルートソナタのフルートが出てくる前までが、使われていた。(こんな事書いてもだーれも知らないだろうなあ(^^;))
 そう言うわけでこの曲を吹くと中学の頃のことを思い出す。友達、元気かなあ。

バッハ ヴァイオリンソナタBWV1019をリコーダーで

2018年12月27日 | リコーダー
バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
ヴァイオリンソナタBWV1019をリコーダーで
 フラット2つになると、とたんに指が回らなくて困る。
弦楽器だったらやさしいかも知れないけど、木管楽器には難しいと思ってしまうところがたくさんある。24小節みたいな、リズムがずれて行くところが美しいなあ。
 3楽章はチェンバロソロ。名著「クワルテットの楽しみ」に
ピアノと言う楽器はともかくうるさい。ベートーベンの「街の歌」(クラリネット、チェロ、ピアノ)にピアノが完全に休みの部分がある。そうか、全部ピアノは休みでいいじゃん、と弦楽四重奏をやることを決心するのだ。
 と言うようなことが書いてあるのを、いつも思い出す。リコーダーの伴奏なんて、相当欲求不満らしいから、この部分で伴奏なんてやーめた、とならないと良いんだけれど、、、このソロで欲求不満は解消してもらって、また伴奏、お願いします。
 次のアダージョはチェンバロの右手と左手とのきれいなトリオ、と書いて、この楽章だけじゃなく、この曲は全部そうなのだ、とやっと 気付いた。これなら、この曲は弦楽3重奏でもきれいに響きそうだ。
 最終楽章は始め、音が飛んでいるのだけれど、意外に吹きやすい。61小節目のcisの混ざっている順次進行がいつになっても出来ない。



バッハ ヴァイオリンソナタBWV1016をリコーダーで

2018年12月24日 | リコーダー
バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
ヴァイオリンソナタBWV1016をリコーダーで
 1楽章、リズムを正確にきちんとやるとそれだけで、バッハになるし、美しい。(けっして、やさしいという意味ではない)17小節目はわかりにくいが、リズムを理解して、しかもタラータラーの連続だ という意識で。
 3楽章、3連譜が美しい。リズム!高い音のスラーが難しいが、なめらかに。
 4楽章、8分音符、3連譜、16分音符が混ざっていて、難しい。鍵盤奏者はよく一人でこんなの混ぜて出来るなあ。3楽章の同音反復、4楽章のスラースタッカートが物を言うようになるといいのだけれど。


バッハ ヴァイオリンソナタBWV1015をリコーダーで

2018年12月23日 | リコーダー
 BWV1015は、北御門文雄の編曲はないが、リコーダーJPからカラオケが出ている。リコーダーJPもいつもすばらしいと思っているのだが、ろくでもない(失礼!)ソナタなんかも出ていて、今回はその配給ではなく、バッハにしてみた。
 バッハはいい。練習する意欲がわく。
 2楽章、70小節あたりからの16分音符の連続が、変だ。こんなに息が持つはずがない、バイオリンはこんなことやってるのか。途中にカッコ付きの所があるが、つけるなら、もうちょっと息がもつあたりにつけなきゃあなあ,もっといいさぼり方はないのか、と思い、さいわい伴奏譜もついているのでそっちを見てみると、何のことはない、オリジナルは全然違うじゃないか。オリジナルは、ヴァイオリンに和音が書いてあるだけ。当時こう言うのはアルペジオで演奏するものらしいから、リコーダーJPの編曲もそれに則っているが、それにしてもリコーダーを吹く人間が編曲したとは思えない。ここはチェンバロはメロディを演奏しているので、邪魔にならないように、和音を見て適当に吹くのがいいと思う。

大バッハ ヴァイオリンソナタBWV1014をリコーダーで

2018年12月22日 | リコーダー
ヴァイオリンソナタBWV1014をリコーダーで
 バッハのヴァイオリンソナタは1014,1016,1017,1019が北御門文雄の編曲で全音から出ている。なかなか良い編曲で(少なくともリコーダーを吹いていて、実に気持ちいい。)バッハ好きなリコーダー奏者には第一のおすすめだ。もしかしたら、フルートソナタの編曲より、いいかも。2つ ずつのスラーはため息。
 1014はロ短調をニ短調にしてある。1楽章、Adagioはほんとはヴァイオリンの重音、あるいはチェンバロと合わせての6声もの対位法を 聴かせる音楽なのかも知れないけれど、でも美しい。長い音符は音楽的に、 意味があるように、特に機械的なヴィヴラートは厳禁!
 2楽章、30小節目からが難しい。ヴァイオリンだったらそんなに難しく なさそうだ、などと言わずに練習しよう。
 3楽章、ほとんど16分音符だし、ほとんど順次進行なのに、なんで バッハならでは、の音楽なんだろう?2つずつのスラーはやはりため息か。

アルビノーニ オーボエ協奏曲Op.9-2 (をリコーダーで)

2018年12月08日 | リコーダー
アルビノーニ 、トマゾ・ジョヴァンニ Albinoni, Tomaso Giovanni  (1671-1751)
オーボエ協奏曲Op.9-2 (をリコーダーで)
 ひつじ通信、夏木さんの情報だが、アルビノーニのオーボエ協奏曲はリコーダーでほとんど吹けるとのこと。作品9の2をカラオケしてみると実に楽しい。吹けない音は3楽章の最初のレだけ。満足した(^^)。
 2楽章最初。ファの伸ばし。なんでもオーボエというのはファさえ吹いていれば満足だそうで(^^;)。リコーダーでは若干欲求不満の所はあるけれど、今出ているのはオーボエの音だ、と思いこむとなかなか良い。音を膨らましてシェーディングする、あるいはトリルを途中から付ける、とか、装飾を付けるとか、、、
 3楽章、そういうわけで最初の音が出ないが、どうしようか、、、最初の1小節をまるまる1オクターブあげるのが無難かな。1小節目の最後のミから元に戻す、というのは意外に良くないようだ。今思いついたのは2小節目のファまでオクターブ上で次のソから元に戻すというのはどうだろうか。それともいっそ最初の出ないレの音だけ吹かずにファから始める、と言うのも意外に良いかも知れない。


オベール Jacques Aubert(1689-1753) フルートデュエット作品16

2018年12月04日 | リコーダー
シンフォニア(ネット上にはない)のフルートデュエットシリーズ6として、オーベールのフルートデュエット作品16 と言うのが出ている。
 オーベールって知らない。オベールか、、、、ネット上に
オーベール Jacques Aubert(1689-1753)は後期バロックの作曲家。
 パリ近郊のBellevilleで生まれた作曲家でヴァイオリニスト。1727年からルイ15世のもとで20人の王のヴァイオリニストを勤める。1729年よりConcert Spirituelで多くの作品を演奏する。

以上引用元 カモス(楽譜販売)(今見たら探し出せなかった)
 なんてのが出てくる。
 wikiにはオベールでだいたい同じことが書いてある。

 上巻だけ購入したのだが、ハ長調、ト長調、ハ長調で、なんとなくトラベルソっぽくない。これだと短三度上げなくて、そのまま吹けないかと思って見てみると、なんと全て、セカンドフルートも下のソまでしか出てこない。全てリコーダーで吹ける。
 曲はなんというか平易な曲調で、ま、たまに吹くには良いかな。

無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 ト短調→ニ短調 BWV1001 からアダージョ(3)

2018年11月29日 | リコーダー
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 ト短調→ニ短調 BWV1001 からアダージョ 続き

 6小節目、3拍目のシ(リコーダー版)のナチュラルも4拍目のソのシャープもすぐ忘れてしまうので、鉛筆で書き込んである。バッハの自筆を見てみると、おもしろい!
 当時、臨時記号は1つの音符のみ有効だから、当然ナチュラルは不要だし、シャープは書いてあるので、演奏者は要らぬ神経を使わずに済む。面白いのはこの小節の最初の音(ヴァイオリンで es )で、前の小節と同じ音だから、当然、フラットは書いてないのだ。

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 ト短調→ニ短調 BWV1001 からアダージョ (リコーダーで)(2)

2018年11月28日 | リコーダー
 さらに吹き進めていったら、他にも間違いを発見した。リコーダー版の一番下の段、15小節目の2拍目の裏、旗が一本足りない。

 さらには、リコーダー版に、Org. key : d moll とある。違う違う。オリジナルはフラット1つで書いてあるけれど、g moll というか、g のドリア旋法なのだ。

 だから、リコーダー版も、本当はフラットなしでd のドリア旋法で書くべきなのだ。

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 ト短調→ニ短調 BWV1001 からアダージョ (リコーダーで)

2018年11月27日 | リコーダー
 この曲はこの曲集の第1曲なのだが、難しくていつも飛ばして吹いている。何曲(楽章)か吹いて、それでもエネルギーが余っているときに時々吹くくらいなので、結局たまーにしか吹かない。おまけに難しくて、曲にならない。アダージョなのでテンポというか、拍がすぐわからなくなってしまう。8分音符で拍を感じるのだが、音楽はあくまで4分音符が4拍のごくゆっくりの曲だと思うのだが、実際は全然できやしない。8分音符ごと、鉛筆で印を付けていて、それで吹くもんだから、8分音符の音楽になってしまう。  そう思っていたら、 あるが's てくにっきさんのところに、楽譜が間違っている、とある。全然気付かなかった(^^;)

 2小節目の2拍目のtr.のついてる音符の次、旗が一本足りないとのこと。確かにそうで、バッハの自筆に当たると、きちんと美しく、間違えようがないような書き方がしてあって、感心してしまった。
 つまり4分音符1拍分の続いて書いてある旗2本、これとははっきり離して、2本加えて書いてあるので、付点のリズムがきわだって読みとれる。