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せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

ルイエ・ド・ガン フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 Op.1−3

2019年02月28日 | リコーダー

フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 Op.1−3
 難易度3 Largo Allegro Adagio Gavotta(Allegro) の4楽章。この曲ももまあおんなじ、別にそんなにつまんないわけでもないが。全音のピースはどういうわけか遅い楽章に変奏がついてない。1、2番と変奏を付けていて、この曲に来て自分でやれと言うことか。2楽章アレグロ、2番と同じように16分音符主体の曲だが飽きる。ぜひイネガりたい。また、フォルテピアノのメリハリ(エコー)をつけて、変化でも付けないと、最後まで気持ちがもたない。繰り返したい人いる?ガヴォットもイネガリたいな。

グリーンスリーブスの思い出

2019年02月27日 | リコーダー
 詩の朗読のBGMを生で、と頼まれたことがある。時間は数分なのだが、正確な時間はわからないし、練習もほとんどできないような話だった。たまたま僕が頼まれたけれど、ほかに音楽が趣味という人がいるわけでもないし、困った。
 考えたあげく、たしかギター(エレキだったか、フォークだったか)が弾ける若いのがいたはずだ、あいつに頼んで、曲はこのグリーンスリーブスにした。楽譜は読めないらしいので、ギター版ではなく、コードネームだけ書いて渡し「適当に弾いて」と頼んだ。
 この曲なら、朗読が終わったのを 見計らって、テーマに戻れば、どこで終わってもおかしくない。そういえば昔、同僚の結婚式で、ケーキカットじゃなくて、なんだっけ、書道かなんだか「初の共同作業」のBGMを頼まれたときにもこの手を使ったっけ。
 試しに10分ほど合わせた。幸い、楽譜は読めないが、コードネームと曲の雰囲気で、適当に弾いてくれた。録音し、主催者?に聞かせると「曲が明るすぎる」と言う。ソプラノリコーダーだったからなあ。
 そこで、他の曲をさがすふりをして、曲は変えず、コードネームを書き換えて(というか、五度下げて)アルトで吹いて聞かせると「いいねえ」と言ってくれたので良かった。
 本番は途中を飛ばしたり、朗読が終わらなかったのでラス前を3回くらいくり返したり、適当にアドリブをしたりして、もうだめだ、テーマに戻ったらちょうど朗読が終わって、すごく良いタイミングで終わることができた。評判もまあまあ良くて、良かった良かった。

ミッシェル・ドゥ・ラ・バール Michel de la Barre 組曲第1番(二つのフルートのための)

2019年02月23日 | リコーダー

 ミッシェル・ドゥ・ラ・バールという作曲家を何度か耳にしたが、よく知らない、印象にない。探したら、むかしむかし「季刊リコーダー」の付録に付いてきた、この楽譜が出てきた。
 吹いてみたの(一人からおけ)だが、余り面白くない。やたらに3度を重ねてあって、すぐ飽きる。Fantaisie や、Fugueですら、3度を重ねている、と言う印象なのは逆にすごいことかもしれない。Gigue は余り速くないのかな。Musette だけはいかにもそれらしくて楽しめた。

(ロンドンの)ルイエ 12のソロ 作品3

2019年02月17日 | リコーダー
12のソロ 作品3
 ロンドンの方のルイエの作品3は「ソロ」で、定番の通奏低音付きのソロソナタなのだが、前半の6曲は「コモンフルート」というつまりリコーダーで、後ろは「ジャーマンフルート」つまりトラベルソのためのものだ。前半の6曲がIMSLPに登録されているようだ。1729、例のウォルシュが出版したものだそうで、時代はまさにリコーダーからトラベルソに変わっていく頃なのだろう。後半も短三度上げればリコーダーで吹ける。

 1番のハ長調を見てみたが、なーんにもない感じ。たまに吹き飛ばすにはお手軽。

シャルル・デュパール 6つの組曲

2019年02月05日 | リコーダー

 シャルル・デュパール(1667頃〜1740頃)はフランス生まれでイギリスに渡って活躍したという作曲家。1701年に出版した『六つの組曲』はヴォイスフルートとflute du quarta(4度のフルート?)という、Bb管リコーダー(ソプラノ?)を指定しているという。花岡和生が全曲録音しているが、聴いていない。僕の持っている楽譜はメックから出ているもので、イ長調をアルトで吹けるように移調してある物。上だけ吹いただけだからよくわからないけれど、おおらかというか、あっさりした物。やさしいソロソナタとしてはお手軽かも知れない。

ブラヴェ Blavet  フルートソナタ ト短調 Op.2-4 

2019年02月04日 | リコーダー
ブラヴェ Blavet
 フルートソナタ ト短調 Op.2-4 
 Adagio"La Lumague",Allemanda.Allegro,Ciciliana,Presto,Allegro"Le Lutin"(いたずらっ子) の5楽章。例によって、フラット一つで書いてある。リコーダーで吹くとト短調なら、フラット5個と言うことになるのか、とても難しい。1楽章、リュマグというのは人名なのか、なんななのか。譜割がなんだか間違えてあるところがあるが、要するに雰囲気で、大きな拍が感じられればいいのでしょう。Adagio なのだが、Andanteのような曲想だ。歩かないように。
 有田正広がCDに入れている(ブラヴェ フルートソナタ集、5楽章が間違えてアダージョと書かれている)





ブラヴェ Blavet  小品集

2019年02月03日 | リコーダー

ブラヴェ Blavet
 小品集

 どんな楽器でもアンサンブルをしようと思えばデュエットはお手軽だ。リコーダー奏者にとってデュエットと言えば全音の3巻、テレマンの作品2あたりか。
 ブラヴェの小品集もトラベルソの物だけれど、何しろ小品集で、短三度上げれば出来て、お手軽だ。  当時のフランスを始め、ドイツイタリア、イギリス、有名な音楽家の作品(の編曲)と自作をあらゆる様式、いろいろな難易度を織り交ぜてある。
 小さな音符で、厚いのが三巻。これだけ有れば一生楽しめそうだ。全部はとても音に出来そうもない。
 有田正広がこの中の「門番」「ある日病気のコランは・・・」が妙に好きらしくて、何度も録音している。季刊「リコーダー」にも別冊付録としてリコーダー用に三度上げて載せていた。特にコランの方なんか、この微妙なニュアンス、入りがわからないようなソットヴォーチェ、消え入るようなデミュニエンド。こういうのを聞いてしまうと、絶対リコーダーでは無理だ、と諦めてしまう。
 でも一方、花岡和夫、篠原理華がヴォイスフルート、バスリコーダーで吹いているCDがすばらしく美しくて、気持ちよくて、すぐ寝てしまう。(^^;)

コートヴィル アルトリコーダーと通奏低音のためのソナタハ長調

2019年01月24日 | リコーダー

コートヴィル Courteville,R
アルトリコーダーと通奏低音のためのソナタハ長調
黄色い表紙の全音リコーダーピースR−146 として出ている(出ていた)。 コートヴィルは生没年不明、1685-1705に創作活動をしたイギリスのオルガニスト、 作曲家らしい。(編曲者、ラソスキーの解説) Adagio Allegro Adadio Largo の4楽章。はっきり言って、面白くない。2楽章が 一番マシか。4楽章がラルゴってのがよくわからない。遅い3拍子、1拍目がない、 なんてのは、パッサカリアっぽい?でも、軽いのはともかく、繰り返される低音でもないし、、、、


クープラン 王宮のコンセール第13番 ト長調

2019年01月23日 | リコーダー

クープラン、フランソワ Couperin,Francois
王宮のコンセール第13番 ト長調
 クープラン(Couperin,Francois)の王宮のコンセールの13番(正確には?「趣味の融合、または新しいコンセール Les Gouts reunis ou Nouveaux Concerts」 のほう)は二つの低音楽器のためのもので、バスヴィオール(ヴィオラダガンバ)でやるべきものだろう。
 当然、チェロのデュエットでもできそうで、たとえばショットの5491として出版されているようだ。今やimslpでファクシミリがダウンロードできる。音域は下がCまでしか出てこないようなので、すべて原典どおり弾ける。ところが、今見てみたら恐ろしいことに上のパートはヘ音記号が下に一個ずれて(フランス式ト音記号のように)いるのだ!これじゃあ、ファクシミリでは弾けないなあ。
 そもそもチェロ、しかもモダンチェロでは感じが出にくいだろうなあと思う。どうせならバスリコーダーでやるほうがむしろ感じが出しやすいかもしれない、リコーダーのほうが軽い低音なのだ。もっとも当然音域が足りないので上げ下げしなければならない。
 Vivement,Air Agre'ablement,Sarabande Tendrement,Chaconne le'gre`re の4楽章




クープラン 王宮のコンセール第10番

2019年01月22日 | リコーダー

クープラン、フランソワ Couperin,Francois
王宮のコンセール第10番
 これも飯室謙のアルトリコーダー用の編曲が東京コレギウム COLLEGIUM MUSICUM TOKYO から出ているようだ。イ短調から、ハ短調にしてある、定番の短三度上げだ。
 Gravement et mesure,Air tendre et Loure,Plainte pour les violes,La tromba、の4楽章。どれもフランス風の感じを出すのが難しい。3楽章はヴィオールの二重奏が指定で、この編曲ではリコーダーのソロとかデュエットとかいろいろできるように書いてあるが、バスリコーダーの二重奏にすりゅあ良いんじゃないかねえ?そういえば、チェロのデュエットにしてある楽譜をよく見るが、チェロでもやったことがないなあ。4楽章のLa tromba(ラッパ)がリコーダーで吹くにはやさしいと思うけれど、ひさしぶりに吹いたらうまく指も舌も回らなくてまいった。


クープラン 王宮のコンセール第9番

2019年01月21日 | リコーダー

クープラン、フランソワ Couperin,Francois
王宮のコンセール第9番
 これも東京コレギウム COLLEGIUM MUSICUM TOKYO から出ているシリーズで、まだ手にはいるかも知れない。と、ここまで書いて調べてみたらちゃんとあるじゃないか。こちら。現役です。
 楽しい。フランスものだし、もちろん雰囲気を掴むのが難しいが、うまく装飾を入れれば感じが出る。上の6番より難しいと思う。難易度4。
 クーラントが難しい。典型的なフランスのクーラントで、3/2なのだが、大きな3拍子と2拍子が交代する。


クープラン 王宮のコンセール第7番

2019年01月20日 | リコーダー

クープラン、フランソワ Couperin,Francois
王宮のコンセール第7番
 東京コレギウム COLLEGIUM MUSICUM TOKYO から出ているシリーズで、アンサンブルシリーズの7となっている。(しばらく「完売」だったが今は買えるようだ。)
 いまなら、IMSLPでもダウンロードして、移調したり、上げ下げしたりする方が良いのかな。
 たまに吹くには、何も考えず、音に出来るし、フランス物は装飾などをそれらしくやれば楽しい。ガヴォットは最後の最後に装飾がとても細かく書いてあって難しい。
こちらの考えているテンポよりゆっくりなのかな?お終いのシシリエンヌの感じがつかめない。

クープラン 王宮のコンセール第6番

2019年01月19日 | リコーダー
クープラン、フランソワ Couperin,Francois
王宮のコンセール第6番
 東京コレギウムからクープランの王宮のコンセールが何曲かアルトリコーダー用に編曲されて出版されていた。今も手に入るだろうか?飯室謙編曲。変ロ長調がハ長調になっている。
 Gravem.et mesure,Allemande,Sarabande,Air de Diable,Siciliene。最初ドーってのがなんて言うのかな、唐突と言うか、がさつというか、好きじゃないんだけれど、だんだん感じが出てくる。全体的に易しいので装飾などが余裕を持って出来ると言うことなのかな。どの楽章もあまり速くしたり遅くしたりしないで、細かい音符を(イネガって)ニュアンスを込めて演奏できたらいいな。難易度3

クープラン 恋のウグイス

2019年01月18日 | リコーダー


クープラン 、 フランソワ Couperin,Francois
恋のウグイス
 恋のウグイスはクラブサン曲集第3巻 14オルドルの冒頭。クープラン自身がフラウト・トラベルソにも似合うと書き残しているらしい。
 ブリュッヘンがソプラニーノで録音したせいでその後もソプラニーノで吹かれたり録音されることが多いが、僕に言わせればぜったいソプラノ(リコーダー)で吹くべきだ。原調で吹けるのだ。
 アルトというか、ソプラニーノというか、F管の運指では多田逸郎編のアルト・リコーダーと鍵盤楽器のためのバロック名曲選に納められている。僕自身のリコーダープレゼン曲、アンコール曲としていて、プラスチックのリコーダーのケースにこの楽譜のコピーを小さくたたんでいつも突っ込んである。(暗譜すりゃあ良いんだけれど、、、)