御巣鷹慰霊登山

所属ボランティア団体の活動の一環で、群馬県上野村に行ってきました。
今からおよそ27年前の1985年8月12日18時56分に、日航機墜落事故があった場所です。
この事故は乗員乗客524名のうち死亡者数は520名(胎児1名を含むと521名)という大変なもの。
千羽鶴を折り、登った先にある碑の近くに祀ってきました。

写真真ん中の不自然な凹みは「U字溝」と呼ばれているそうで、墜落直前に機体の右主翼がぶつかった跡だそうです。
あちらからこちらに向かって飛行機が飛んできたのがよく分かります。
最後はU字溝からこちらまで3秒掛かる機体のスピードだったとガイドの方が話をされていました。

「坂本九が乗っていた」として有名な飛行機事故ですが、そうではない一般の乗客も犠牲になっています。
27年前というと僕は１歳。もちろん記憶にはなくメディアや人伝で聞いている程度だったため、第３者的な立場で実感はありませんでした。
しかし今日墜落現場と慰霊の園へ行き肌で感じるものがありました。
慰霊の園では当時の事故現場の写真があり、凄まじさを物語っていました。
そこには自衛隊が乗客を運ぶ姿や飛行機とも分からない壮絶なものが写っていました。

僕たちができることは限られているかもしれません。それでもこうして大きな事故による経験を忘れてしまってはいけないと思います。
伝えることが２度と同じ事故を起こさないための糧になると思っています。
521名の方の御冥福を心よりお祈りして。