バレー気ちがいの部屋

バレー大好き人間が“バレー気ちがい”になるべく日々過ごしています。色々な話題で盛り上がって行きたいと思います。

リロード

2019年08月12日 | Weblog
昨晩、『ノーサイド・ゲーム』という番組を観ました。ラグビー大好き人間の私ですが、“リロード”という言葉を聞いて驚きました。

リロード(reload)とは、再装填、つまり素早く前線復帰することを指しているそうです。ラグビーはぶつかっては倒れる競技なので、かなりの時間グラウンドに倒れ込みます。それを何度も繰り返していると、当然、疲労が蓄積して、後半になると動きが鈍くなってきます。昨今のラグビーを観ていると、選手交代が後半に目まぐるしく行われますが、80分間のトータルで試合を考え、登録メンバー全員で試合をしているのがよく分かります。

さて、番組では相手チームのリロードに対する遅さを指摘し、自チームの展開を速くして後半勝負に賭けることを監督が指示します。明確な戦術に選手が納得して、ほぼ完璧に試合を進めていきます。

体格で劣るチームが勝つためには、相手と同じことをしていてはいけません。それを見事にやってのけるには、日頃の練習における鍛錬に他なりません。

バレーボールも同じです。高さで劣るチームが高さを求めても限界があります。では、速さを追求するか?といっても、どのチームもそれは同じように取り組むものです。

ここでふと、フライングレシーブと回転レシーブの動きを思い出しました。

以前、『ミュンヘンへの道』だったか定かではありませんが、全日本選手がフライングレシーブの練習をしている映像を見たことがあります。床からはるかに高いところに跳び上がり、片手でボールを上げた(フリ)後、両手を床に付いて胸から滑らかに降ります。それは、滑るというよりは、遠くに飛んだボールに跳び込んだ後の受身であり、すぐさま、次の動きへの準備にしか見えませんでした。

回転レシーブも同様です。“東洋の魔女”が練習している映像を見ても、ボールを上げる動作だけに終わらず、上げた後の次の動きのために、効率良く回転して素早く立ち上がっています。

弱いチームの動きを見ると、レシーブした後に問題があります。単発でのレシーブは出来ても、次の動作までつながらなければ意味がありません。レシーブ練習を単発で行うより、次の展開、つまり、攻撃まで素早く行う複合練習をすることが大切です。アタッカーであれば、自分で拾ってから素早く立ち上がって助走を取り、バックアタックを打つなどの工夫が必要です。

体育でマット運動をあまりやっていないせいか⁉︎、転がることが下手な生徒が多いです。また、両手で自分の体を支えられない人も多いです。最初は時間が掛かるかもしれませんが、転がったりフライングしてからのスパイク練習は、体力トレーニングにもなり、わざわざ筋力トレーニングの時間を取らなくてもよくなり、むしろ、効率的かもしれません。そういえば、高校時代にフライングをし過ぎて、腕や大胸筋が筋肉痛の毎日でした(笑)

効率よく練習を進めて勝利につなげるためにも、動きを見直すことが大切です。


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