１つの重み

　先日、岩手県高等学校新人大会が開催されました。最終日はベスト４に残ったチームによるリーグ戦を行ったわけですが、１日で３試合をこなすというタイトな日程になっていました。男子は２勝１敗で３チームが並び、セット率と得点率で順位が決まりました。試合を観た後にこの結果を考えると、どうしても厳しいコメントを残さずにはいられません。
　１つはサーブミスが多すぎることです。相手を崩すために強烈なサーブを打とうというのは分かりますが、ミスは即失点となり、負けに近づきます。しっかりサーブを入れておいて、ブロックとレシーブ、そして攻撃につなげることで対応した方が良いと思います。
　もう１つはパス力です。チャンスボールも含まれますが、あまりにもつなぎが悪いため、せっかくの攻撃のチャンスを台無しにして相手コートに返球してしまうケースが多々見られました。新人チーム同士なので、まだ未熟で仕方のないことだと言ってしまえばそれまでですが、残念です。
　普段、リーグ戦で戦うことが少ない生徒たちにとっては酷な結果になりましたが、この際なので、改めてプレーの大切さを見直してもらいたいです。ラリーポイントは思い切りよくプレーした結果が得点につながるケースが多い反面、雑なプレーはチームの士気を下げる原因になってしまいます。「あのセットを落とさなければ．．．」「あの１点が．．．」「あのプレーが．．．」で順位が大きく変わってしまうこともあります。
　岩手県のチームが全国の強豪と渡り合っていくためには、丁寧且つ気持ちを込めたプレーが常にできるよう、日ごろの練習をしっかりやることしかありません。是非、この冬期間にみっちり練習してもらいたいです。