Ciao,マリィナです。DOLの全天走査計画MDSS(マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ)。本日も北天の星座をお送りします。季節によってぐるぐる回る北天の様子がちょっと面白いかも知れません。ただ、出てくる星座はあまり代わり映えしませんので、お話が退屈になる可能性が大きいですね(笑)なんとかエントリを面白く書けたらと思っています…。
では、早速ご覧下さい。
◎案外賑やかなアドリアの空
◆ペルセウス座(Perseus)
右腕だけ見えています。
ペルセウスはゼウスとダナエの子です。
ゼウスは、幽閉されたダナエにちかづくため、黄金の雨となって部屋に忍び込んだと言う話があります。
グスタフ・クリムトの絵に『ダナエ』と言うのがありますけれど、このお話をそのままテーマとしています。
絵を見れば分かりますが…すごくエロティックな絵なのです。ここまで描いていいのかなぁ…って思うくらい。
寝ている姿は恍惚の表情といった趣がありますけれど、どことなく…肌の色というか、目の周りの表現というかが、死んだばかりの人みたいな感じがします。
生の喜びと同時に死の安楽のような雰囲気がない交ぜになった作品は独特ですね。私はこういうモチーフであれば、官能よりも死の影や漠然とした不安感が色濃いムンクのほうが好きです。
私はあまりクリムトの絵が好きでないです。装飾過多な表現がちょっとどぎつく感じてしまいますので…。
◆アンドロメダ座(Andromeda)
右足だけ見えています。西に沈むとき、アンドロメダは寝たような状態になっています。ペルセウスは逆に倒れ込むように沈んでいきますね。
アンドロメダもペルセウスも秋の星座です。なので、この星座が西に沈むこの頃、DOLではちょうど春になっています。
◆カシオペヤ座(Cassiopeia)
北天の星座をご紹介して登場したカシオペアですけれど、ひんぱんに登場です(笑)
前回と同じような位置取りですけれど、より季節が進んでいます。東の方は上がるように、西の方は下がるように星の動きが見えますけれど、北の方角では左回りにぐるぐると回るのが見えます。
もっと北の方に行けば一晩中沈まない様子が見られるはずですし、DOLの世界では年中水平線の下には潜りません。北海辺りで沈まない様子が見られると思うのですけれどねー。
神話によれば、娘自慢をしすぎたそのおごりを神は許さず、一年中休むことなく天を巡り続けることとなってしまったと言うことです。
◆ケフェウス座(Cepheus)
目立たない王様また登場です。一部しか見えていないとはいえ、ご自身、奥様、娘さん、お婿さんと家族総出で出演はMDSSで初めてですね。全部見えている中心人物が王妃とはまた高飛車な…w
偶然とはいえ、王妃の鼻にかかった自慢話がペルセウスを呼んだのですからこの人の存在も悪くはないのかも…でも何もしてないのはどうなの? セリフとかあればいいのに…w
◆きりん座(Camelopardalis)
初めて二つ同時に星が捕らえられました…いつ見たらちょうどいいのかようやく分かってきました。
◆こぐま座(Ursa Minor)
なんとなくペンダントのような感じに見えるこぐま座です。北極星というピンにしっぽを止められて、ぐるぐるしてるちょっとかわいそうな姿を見せています。
一晩ぐるぐるする星座、一晩そこにずっと動かない星。そんなのが世の中の夜空にたった一つだけあるなんて、特別な星なんだと思ってしまうのも道理かな、と思います。
Polaris
信仰にしろ航海術のためにしろ、星の光が人の心と生活に与えた影響は莫大です。どれだけの人たちが見上げ、どれだけの人たちが必要としているか…それを思い起こすに付け、深い感動を覚えてしまいます。
さて、現在の北極星はこのしっぽの星ポラリスですけれど、北極星は長い時間とともに移り変わっていきますので、厳密に言えば「ポラリス=北極星」ではありません。ただし、数千年単位でだんだんと移り変わっていくため、現時点で「ポラリス=北極星」とすることに問題はまったくありません。実際ほぼ動きませんしねー。
◆りゅう座(Draco)
だいぶ姿の全貌が見えていますけれど、肝心の頭のほうが地上に隠されています。こういうくねり方をしていると、DOLの画面で確認するのはほぼ不可能に近いですねー…。んー。
この星座のもっとずっとしたにあるのがこと座です。こぐま座のすぐそばにあり、α星ツバンがかつては北極星だったほど極北に近い星座なのに、ガイドブックなどでは夏の星座に上げられるのは、夏の星座のそばにあるからですね。
Thuban
α星ですが、あんまり明るくないんですよね。約4等星です。なので、光度からいったらAldhibain(アル・ディバイン)の方が2.7等と明るいです。
ツバンがα星として存在するのはやはりかつて北極星であったことからでしょう。
◆ヘルクレス座(Hercules)
なんと初夏の星座ヘルクレスの左足です。山並みがなければ結構姿が見えていると思います。
この星座は、この後ご説明するうしかい座と同じように、昇るときに寝ている状態になっています。
暗い星がたくさんある割に面積が大きく、雄大な星座ですけれど…とにかく目立ちません。
この左足の部分だけ目立つような配置です。
◆おおぐま座(Ursa Major)
と言うより北斗七星の柄の部分です。昇ってしまって大部分が画面の上に消えています。
北を見ればたいてい見えていますけれど、位置的には春の星座といえるでしょう。すぐそばに牛飼い座があり、またこちらの方角はしし座やおとめ座などの春の星座が昇ってきます。
暗い星が多いおおぐま座ですけれど、この近くにかみのけ座とかみのけ座銀河団があるとおり、この付近は銀河系の中でも特に星の少ない領域になっているため、銀河を観測するのに向いている領域になっています。
◆うしかい座(Bootes)
上半身が見えており、上りはじめの姿となっています。ペルセウスやアンドロメダといった秋の星座と同時に見られるのは、極点を眺めたときのおもしろさですね。
ご覧の画像は北天のみですけれど、これを東や西の方に持っていくと、東にはしし座、おとめ座、うみへび座、西にはおうし座、オリオン座、ぎょしゃ座などが見えるはずです。
こんな風に横倒しになった姿よりも、南に見えているときの立ち上がった姿を一度ゲーム上で見てみたいですねー…。そのときは座礁覚悟です(最近座礁しなくなった)。
◇天の川(Milky Way)
前回と同じく北から南へと走っています。水平線の下には夏の大三角形があるはずです。
◆おわりに
いかがでしたか? 先週となんだか似たような感じになっていますよね。ちょっと時間が経った、くらいの感じで…。DOLの場合時間じゃなくて日数なんですけれど。
昔のエントリを読み返してみたら、DOLの「1日」と空の「1日」の違いとか、言葉でだらっと書いてあるだけなのでわかりにくかったですね。画像なども差し込んで新しく記事を書き起こしてもイイかな、と思いました。
来週も北天の星座で面白い構図があれば公開しようかな、と思います。その後に北天の星座の様子をまとめて研究編で発表できたらな、と思っています。
わかりやすく星空を見せられたらなぁ…と思っておりますけれど、なかなか難しくてごめんなさい。それと、座礁には注意! ですw 私も初期の頃はよく乗り上げておりました…w 作業に疲れたとき、ふっと星空を見て和んでいただけたら…それがこのブログの本望でございます。
でわ~☆
では、早速ご覧下さい。
◎案外賑やかなアドリアの空
◆ペルセウス座(Perseus)
右腕だけ見えています。
ペルセウスはゼウスとダナエの子です。
ゼウスは、幽閉されたダナエにちかづくため、黄金の雨となって部屋に忍び込んだと言う話があります。
グスタフ・クリムトの絵に『ダナエ』と言うのがありますけれど、このお話をそのままテーマとしています。
絵を見れば分かりますが…すごくエロティックな絵なのです。ここまで描いていいのかなぁ…って思うくらい。
寝ている姿は恍惚の表情といった趣がありますけれど、どことなく…肌の色というか、目の周りの表現というかが、死んだばかりの人みたいな感じがします。
生の喜びと同時に死の安楽のような雰囲気がない交ぜになった作品は独特ですね。私はこういうモチーフであれば、官能よりも死の影や漠然とした不安感が色濃いムンクのほうが好きです。
私はあまりクリムトの絵が好きでないです。装飾過多な表現がちょっとどぎつく感じてしまいますので…。
◆アンドロメダ座(Andromeda)
右足だけ見えています。西に沈むとき、アンドロメダは寝たような状態になっています。ペルセウスは逆に倒れ込むように沈んでいきますね。
アンドロメダもペルセウスも秋の星座です。なので、この星座が西に沈むこの頃、DOLではちょうど春になっています。
◆カシオペヤ座(Cassiopeia)
北天の星座をご紹介して登場したカシオペアですけれど、ひんぱんに登場です(笑)
前回と同じような位置取りですけれど、より季節が進んでいます。東の方は上がるように、西の方は下がるように星の動きが見えますけれど、北の方角では左回りにぐるぐると回るのが見えます。
もっと北の方に行けば一晩中沈まない様子が見られるはずですし、DOLの世界では年中水平線の下には潜りません。北海辺りで沈まない様子が見られると思うのですけれどねー。
神話によれば、娘自慢をしすぎたそのおごりを神は許さず、一年中休むことなく天を巡り続けることとなってしまったと言うことです。
◆ケフェウス座(Cepheus)
目立たない王様また登場です。一部しか見えていないとはいえ、ご自身、奥様、娘さん、お婿さんと家族総出で出演はMDSSで初めてですね。全部見えている中心人物が王妃とはまた高飛車な…w
偶然とはいえ、王妃の鼻にかかった自慢話がペルセウスを呼んだのですからこの人の存在も悪くはないのかも…でも何もしてないのはどうなの? セリフとかあればいいのに…w
◆きりん座(Camelopardalis)
初めて二つ同時に星が捕らえられました…いつ見たらちょうどいいのかようやく分かってきました。
◆こぐま座(Ursa Minor)
なんとなくペンダントのような感じに見えるこぐま座です。北極星というピンにしっぽを止められて、ぐるぐるしてるちょっとかわいそうな姿を見せています。
一晩ぐるぐるする星座、一晩そこにずっと動かない星。そんなのが世の中の夜空にたった一つだけあるなんて、特別な星なんだと思ってしまうのも道理かな、と思います。
Polaris
信仰にしろ航海術のためにしろ、星の光が人の心と生活に与えた影響は莫大です。どれだけの人たちが見上げ、どれだけの人たちが必要としているか…それを思い起こすに付け、深い感動を覚えてしまいます。
さて、現在の北極星はこのしっぽの星ポラリスですけれど、北極星は長い時間とともに移り変わっていきますので、厳密に言えば「ポラリス=北極星」ではありません。ただし、数千年単位でだんだんと移り変わっていくため、現時点で「ポラリス=北極星」とすることに問題はまったくありません。実際ほぼ動きませんしねー。
◆りゅう座(Draco)
だいぶ姿の全貌が見えていますけれど、肝心の頭のほうが地上に隠されています。こういうくねり方をしていると、DOLの画面で確認するのはほぼ不可能に近いですねー…。んー。
この星座のもっとずっとしたにあるのがこと座です。こぐま座のすぐそばにあり、α星ツバンがかつては北極星だったほど極北に近い星座なのに、ガイドブックなどでは夏の星座に上げられるのは、夏の星座のそばにあるからですね。
Thuban
α星ですが、あんまり明るくないんですよね。約4等星です。なので、光度からいったらAldhibain(アル・ディバイン)の方が2.7等と明るいです。
ツバンがα星として存在するのはやはりかつて北極星であったことからでしょう。
◆ヘルクレス座(Hercules)
なんと初夏の星座ヘルクレスの左足です。山並みがなければ結構姿が見えていると思います。
この星座は、この後ご説明するうしかい座と同じように、昇るときに寝ている状態になっています。
暗い星がたくさんある割に面積が大きく、雄大な星座ですけれど…とにかく目立ちません。
この左足の部分だけ目立つような配置です。
◆おおぐま座(Ursa Major)
と言うより北斗七星の柄の部分です。昇ってしまって大部分が画面の上に消えています。
北を見ればたいてい見えていますけれど、位置的には春の星座といえるでしょう。すぐそばに牛飼い座があり、またこちらの方角はしし座やおとめ座などの春の星座が昇ってきます。
暗い星が多いおおぐま座ですけれど、この近くにかみのけ座とかみのけ座銀河団があるとおり、この付近は銀河系の中でも特に星の少ない領域になっているため、銀河を観測するのに向いている領域になっています。
◆うしかい座(Bootes)
上半身が見えており、上りはじめの姿となっています。ペルセウスやアンドロメダといった秋の星座と同時に見られるのは、極点を眺めたときのおもしろさですね。
ご覧の画像は北天のみですけれど、これを東や西の方に持っていくと、東にはしし座、おとめ座、うみへび座、西にはおうし座、オリオン座、ぎょしゃ座などが見えるはずです。
こんな風に横倒しになった姿よりも、南に見えているときの立ち上がった姿を一度ゲーム上で見てみたいですねー…。そのときは座礁覚悟です(最近座礁しなくなった)。
◇天の川(Milky Way)
前回と同じく北から南へと走っています。水平線の下には夏の大三角形があるはずです。
◆おわりに
いかがでしたか? 先週となんだか似たような感じになっていますよね。ちょっと時間が経った、くらいの感じで…。DOLの場合時間じゃなくて日数なんですけれど。
昔のエントリを読み返してみたら、DOLの「1日」と空の「1日」の違いとか、言葉でだらっと書いてあるだけなのでわかりにくかったですね。画像なども差し込んで新しく記事を書き起こしてもイイかな、と思いました。
来週も北天の星座で面白い構図があれば公開しようかな、と思います。その後に北天の星座の様子をまとめて研究編で発表できたらな、と思っています。
わかりやすく星空を見せられたらなぁ…と思っておりますけれど、なかなか難しくてごめんなさい。それと、座礁には注意! ですw 私も初期の頃はよく乗り上げておりました…w 作業に疲れたとき、ふっと星空を見て和んでいただけたら…それがこのブログの本望でございます。
でわ~☆