大航海時代初心者日記。→大航海星空日記。

マリィナ=ファリエル@NOTOS のんびりだらだら――のんだら系。

冬の始まり、西に沈む夏三角(MDSS3)

2008-08-26 19:42:07 | 星のこと・MDSS
Ciao,マリィナです。DOLの星空、全天走査計画MDSS(マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ)。今回の空は東ではなく西です。なんだか夏の星座が上がってくる頃に縁がないというかー…。なかなかありつけませんので、仕方なく西の空に沈みかけた夏の大三角形をご覧いただこうと思います。

 したがって、撮影時期は秋-晩秋といったところだと思います。おうし座のすばるが東に見え始めた頃のお話です。

 スーパーメガスターIIみたいな星空だったらどうなっちゃってますでしょうねー…2,200万の星を映し出すそうですよ? 専用の双眼鏡でプラネタリウムをみると、星雲や銀河などがきちんとみられるそうです。どんだけ…w

 さて、ということで東に冬の星座が昇る頃、夏の星座は西に沈んでいきます。もう季節は夏の終わりに近づいてきましたけれど、まだまだ綺麗に夏の星座が見えていますので、いまのうちに解説しちゃいます。


◆わし座(Aquila)
 一等星アルタイル(Altair)
 一等星アルタイルは彦星とも呼ばれていますね。ちなみに牽牛、織女は中国の伝説ですのでご注意を。
 明るい星が三つ並んでいるのはちょっとオリオン座の三つ星を思わせますね。
◆いるか座(Delphinus)
 菱形の形は特徴的で解りやすいです。明るい星があるというわけではありませんが、暗くもないし密集しているので見つけやすいです。
◆はくちょう座(Cygnus)
 北十字とも呼ばれる夏の代表的な星座の一つ、はくちょう座です。『銀河鉄道の夜』で停車する最初の駅にもなっています。「アルビレオの観測所」はくちばしの部分の星アルビレオです。金色の星、青い星の二重星になっています。物語中では次のように描写されています。青空文庫からの引用です。

眼(め)もさめるような、青宝玉(サファイア)と黄玉(トパース)の大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。

 一等星デネブ(Deneb)
デネブは尻尾のことですが、尻尾の星を持つ星座は実は他にもあります。春の大三角形を形作るしし座の尻尾の星はデネボラといいますが、これも尻尾の意味です。
 この星座の一番の話題ははくちょう座X-1というX線が強く観測される何だかよく分からない天体です。ブラックホールの可能性が最初に示唆された星です。
◆こぎつね座(Vulpecula)
 アレイ星雲という、鉄アレイに形も色もよく似た星雲があります。暗い星の集まりなのでわかりにくいです。
◆や座(Sagitta)
 全天で一番小さな星座はみなみじゅうじ座ですが、や座は三番目に小さい星座です。ほんとに矢の形をしていますので見たらすぐに解ります。私の一番好きな星座ですねー。
◆こと座(Lyra)
 一等星ベガ(Vega)
 小さくまとまっていて、しかも一つずつの星が比較的明るいので見えやすい星座と思います。ペルシャのほうでは落ちるハゲタカを意味する星座だったそうです。

◆りゅう座(Draco)
 北天の星座の中にいる星座ですが、こぐま座や北斗七星、それにカシオペア座などがあるせいで目立ちにくい星座となっています。
 ただ、りゅうの頭の部分の四つの星は解りやすい目印になっています。この四つの星々は明るさがそれぞれ違っているので、配列とあいまってかなり特徴的ですからすぐみつけられると思います。
 余談ですが、この四つの星。国立天文台 水沢観測所で仕事をしていた祖父の友人のかたから明るさの指標に使っていたことを教えてもらった記憶があります。

◆こぐま座(Ursa Minor)
 図では見えていませんが北極星をもつ星座ですね。
 北極星は何千年かで星が変わっていくんですが、その説明「歳差」については『星の雑談』をご覧下さい。こぐま座の一等星が北極星になる前はりゅう座の一等星ツバンでした。この図ではツバンは水平線の下ですが…。1万2千年後にはベガが北極星になるそうです。

◇夏の大三角形
 こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを結んだ三角形は結構壮大です。夏の大三角形はすごく明るい星が三つなので見やすいですね。
 こと座のベガとわし座のアルタイルは織り姫星、彦星などと呼ばれていますが、これも結構面白いのです。
 太陽からのそれぞれの星の距離は
・ベガ 25光年
・アルタイル 17光年
 だそうです。
 太陽からの距離がそれだけで、空を見上げると大三角形の一角を作るくらいに見えていますから、それはつまりベガとアルタイルの間の距離も比較的短いといえます。
 で、計算すると

・ベガ-アルタイル間 14光年

 だそうです。案外近いのですねー。近いと言っても光の速さで14年もかかりますが…。もう一個のデネブが1000光年以上の遠くにあると言われているのに比べたらよっぽど近距離ですよね。

彦星と織り姫星の太陽からの距離とお互いの星の距離の図(星は便宜的な配置)。蒼い円は地球から見えると思われる天の川の部分

 星までの距離のはかり方はいずれ解説します。カメラで写真撮影なんかをするヒトにとっては割と解りやすい(?)「視差」のお話ですから…。

 来週の話題は考えておりませんが、夏の夜空に浮かぶ星座をもう少し紹介しようかな、と思っています。

 でわ~☆

MDSS 観測の注意(ぎょしゃ座を例に)

2008-08-19 20:14:15 | 星のこと・MDSS研究編
Ciao,マリィナです。マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイはMDSSと略号で呼ぶことにしました(笑)

 航海中に見える夜空をスクリーンショットで全天走査するこのプロジェクトですが、観測のさいの注意点である「画面のズーム」についてお話をしようと思います。

 私は1280*800の横長画面にして遊んでいるのですが、こうしていると、海に出た時、空の画面端のほうが大きく引き延ばされることに気づきました。
 どのくらい引き延ばされるのかを調べようと思った矢先、五角形の形が綺麗なぎょしゃ座がぴったりと上がっているのを見つけましたので、こちらで検証してみます。

 まずはご覧下さい。




 いかがですか?

 だいぶ引き延ばされていますよねー。これですと真ん中にある時しか星座の形ってよく分からないですよね。

 今までの画像もそうでしたが、オリオンの腕がぐいーんって伸びたりもしちゃいましたし…。この図ではオリオン座の脚がぐいっと伸びていますね。真ん中に来るとこぢんまりして綺麗な形を見せていますけれど。

 そんな感じで、本観測に限らず夜空を眺める時はよくよく真ん中に持ってくるように注意した方が見やすいようです。

 次回はまた全天走査の続きを披露いたしますので、乞うご期待ですー(誰か見てるのかにゃ)

 でわ~☆

マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ2、おおいぬ座を中心に

2008-08-12 23:04:54 | 星のこと・MDSS
Ciao,マリィナです。本日は全天走査計画の第二段です。前回と同じ季節ですけれども、星座がちょっと変わっておりますのでご覧下さいませ。

 おおいぬ座というとシリウスが有名ですね。ナイル川の氾濫期にこの星が輝いていたため、豊穣の星と見られていました。雷が稲穂を実らせる前にとどろくことから「稲妻」という言い方があるのとおなじことですね。収穫は人々の死活問題ですからあがめられていたのも当然と思います。

 私たちになじみの深い星座はおおいぬ座とオリオン座くらいのものでしょうか。エリダヌス座とかいわれてもなんのことだか? な人も多いかと思いますし…。

 ただ、ぜひアルゴ船のそれぞれの星座はチェックしてみてください。何しろ船ですのでDOLではなじみ深い船の部分が星座になっています。四つに分かれたうち一つは上がっていませんでしたが、残りの三つは上り始めていました。星座線をあらためてみるとやはり大きい星座ですねー。壮大です。

 今回は天の川がどの辺のながれているのかも一応示してみました。ちょっと図がごちゃごちゃし始めてますが…ご了承くださいませ。

 それでは細かな解説を。今回の撮影場所はやっぱりアフリカ西岸沖です。

※画像の注意事項
 この画面はレンズごしに見たように、端のほうが大きく引き延ばされています。
 なので、画面左端のオリオン座の腕と、画面右端のとびうお座、りゅうこつ座は引き延ばされて形が大きく見えています。


画面左から
◆オリオン座(Orion)
 左肩一等星ベテルギウス、右足二等星リゲル。ただし実際の明るさはリゲルのほうが明るいです。
 この領域にある青白い星たちはオリオン大星雲から飛び出したものもおおいとのこと。
 日本では肩のふたつの星を直接星座線でつなぎ、肩、三つ星、足の形から「つづみ星」などと名付けていました。
◆エリダヌス座(Eridanus)
◆うさぎ座(Lepus)
◆おおいぬ座…(Canis Major)カニス・マヨル。
 一等星シリウスは全天で最も明るい星。恒星としては太陽に次ぐ明るさ。
 一位 シリウス(おおいぬ座)
 二位 カノープス(りゅうこつ座)
 三位 アルクトゥールス(うしかい座)
 ベテルギウス、シリウスとこいぬ座プロキオンで『冬の大三角形』になります。
◆はと座(Columba)

アルゴ船(Argo Navis)を構成する星座(一部)
◆とも座(船尾楼(Poop deck)座)(Puppis)
 ともとは船尾楼のこと。DOLを遊んでいるヒトなら「船尾楼」だけでなにか解りますね(ところがなんだか…)。
 一等星はナオ(ス)。船という意味なのもDOLを遊んでいるヒトなら以下略。
◆ほ座(Vela)
◆りゅうこつ座(Carina)
 全天で二番目に明るい一等星カノープス。南に行けば青白い星ですが、日本では水平線に近いトコロに位置するため紅く見えます。南極老人星とも。
 りゅうこつ座とほ座の一部で構成されるニセ十字(False Cross)は明るい星が集まっているためみなみじゅうじ座と間違いやすいです。
 イータ・カリーナ(Eta Carina)は星空に表現されていない模様。銀河系に存在する恒星の中で最も明るい星のひとつ。

 竜骨が上にあって帆が下にあるので、東に見える上がりはじめは船が逆さに見えます。時間がたち、南中すると見事な船の造形が浮かぶと思われます(確認できないのが残念…)。
 これはうしかい座もおなじで、上りはじめはうつぶせで寝ていて、南に来ると起き上がります。

◆がか座(Pictor)
 画架。付近に彫刻室という星座が。
◆とびうお座(Volans)
 トビウオ。フランス語ではExocet(エグゾセ)。英語ではFlying Fish。風情なんもなし。

マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ1、おうし座を中心に

2008-08-09 23:09:40 | 星のこと・MDSS
Ciao,マリィナです。大航海時代初心者日記は改めまして大航海星空日記。として再出発することにしました。星空の観察をメインに記事をお届けできたら、と思っています。

 私はそれほど星に詳しくないので到らないトコロもあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。知識不足を補うため、ネットの情報や図鑑なども使って、より解りやすい記事にできたら…そんな風に思っています。

 さて、星空。今回の記事からプロジェクトを立ち上げることにしました。

 マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ(Marina Digital Sky Survey)です。

 かっこいい名前でしょ?

 なにをするかっていうと、全天の星座を全部このブログで網羅しよう、というやることは単純な、けれど手間暇のかかる作業です。

プロキシマまで何マイル?』の記事にも載っていますが、星座線と主要な星々、星雲について知っているところを資料を使って補いつつ、画像で見ていただくというのが成果の発表形式となります。

 それでは改めて、マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ第一弾、ご覧下さいませ。



左上から
アンドロメダ座の脚部
ペルセウス座…と変光星アルゴル(メデューサの首に当たる星)
おうし座…プレアデス星団、ヒヤデス星団、一等星アルデバラン
オリオン座…(左肩ベテルギウスは水平線下)、オリオン大星雲、二等星リゲル
エリダヌス座
うさぎ座

Ecliptic(黄道)…おうし座(金牛宮)の北におひつじ座(磨羯宮)、南にふたご座(双児宮)

 いかがでしょうか。これはアフリカ西岸地域で東を向いて撮影したスクリーンショットです。DOLでは操作上、上を向かせることができません。なので、星座が時間によってどんどん昇っていくと観察できなくなってしまいます。
 そこで東、または西にカメラを向けることで、ほぼ横倒しのようになってはしまいますが星座の全貌を見ることができます。
 また、夜空は夜中ずっと同じ位置に星座が輝いており、次の日になるとちょっとだけ昇っているという見え方をします。つまり星は地球の自転の影響を受けておらず、公転の影響のみ受けている、ということになります。これについては記事『太陽と月に面と向かって。』に、詳細を掲載してありますのでご覧下さい。

 全天を精査するこのプロジェクトですが、これらの図で一点だけ注意事項があります。
 それは、画面はレンズごしに見たように、端のほうが大きく引き延ばされる、と言うことです。

 うさぎ座などがそれに当たります。かなり大きく見えるでしょ? これは画面端のほうで引き延ばされているからです。

 では、解説を。

 ペルセウス座は8/12頃極大を迎えるあのペルセウス座流星群の星座です。カタチはちょっと複雑ですが、北の方にありますので割合みやすいかと。「悪魔の星」と言う名のアルゴルという星があります。これはまさにメデューサの首に当たる星です。ある周期で明るさが変わる変光星ですから、首を切られたメデューサの目が、いまだらんらんと光っているように見えるのかも。

 おうし座にはプレアデス星団(いわゆるすばる)とヒヤデス星団という二つの星団があって、どちらも目で見える天体です。とくにヒヤデス星団は、星が散らばったように見えますので星団と思えないかもしれません。
 一等星アルデバランはたまたまヒヤデス星団と同じ方向に見えているだけで、それぞれ45光年、150光年と距離は全然違います。

 オリオン座はまだ水平線に姿を現したばかり。ですので、肩にあるはずの紅い星ベテルギウスはみることができません。
 オリオン座には有名なオリオン大星雲があります。DOLでもしっかりありますが、「小三つ星」としての表現がされているようですね。

 エリダヌス座は河の星座です。大きな星座でここにはほんの一部しか表示できません。

 うさぎ座は先述したようにレンズ効果で大きく見えていますが、実際はオリオンの足下に小さくまとまっているかわいい星座です。

 次回はうさぎ座より南の方面をご覧いただく予定です。

 でわ~☆

プロキシマまで何マイル?

2008-08-05 21:31:28 | 星のこと・過去の記事
Ciao,マリィナです。ひょっこりとあらわれて久し振りの更新です。

 元々アップしていた記事は星のネタ以外を全て整理しようかなと思ってます…。ご了承ください。

 さて、DOLはだいぶ前からアフリカ回りのインド洋航海、ホーン岬、マゼラン海峡回りの西回り航路という二つの航路で世界一周ができるようになりました。実際の大航海時代はそのような航路開発は冒険とほとんど同意義でしたがすすんでいきました。
 航海するのに適した船体の開発だけではなく、そこで使用される用具の開発、航行する際の風のとらえ方のような航海技術、食事などなど、その当時の最先端技術が開発されていったと思います。

 現在位置の把握に関する開発はその中でも重要な位置を占めていたのでは、と想像されます(ちなみに正確な計時機、つまり時計の開発はクロノメーターとして発展していくこととなります)。

 南方へ行けば行くほど、私たちが普段見ている星空から様相が変わってきます。北のほうで見えていた星がだんだんと逆さまになっていき、北極星が水平線の彼方に沈んでいく…というような空になっていくと。
 当然、航路をゆくには太陽の位置、星の位置が重要です。これらの高さや方角を見ることで、だだっ広い大海原で自分たちが地球のどの辺りにいるか見当を付ける。
 北とは違う星空に、ヨーロッパ人は驚いたでしょうね。私だって驚きですけれど…だって全然わかんないもんw
 ともかく星座を作り、明るい星を頼りにして方角を知る道具としました。

 そんな南方で私達が星座を見るとしたら、おそらくみなみじゅうじ座以外にこれといって指し示せる星座はないかと思いますが…このみなみじゅうじ座のそばに面白い星があります。
 みなみじゅうじ座の左に光っている明るい二つの星はケンタウルス座の足に当たる星ですが、このうちの「アルファ・ケンタウリ」に「プロキシマ・ケンタウリ」と言うのがあります。

 プロキシマ・ケンタウリ。太陽から最も近い恒星として有名です。太陽から4.2光年…光の速さでも4年かかりますけれど…んー。

 地球からの見かけの明るさは11等星だそうですから肉眼じゃ絶対分かりません。アルファと重力で引き合いつつ、その周囲を回っています。重力で引き合っているとはいえ、二つの星はあまりにも遠く、プロキシマがアルファの回りを一周するには100万年はかかるそうです。SFのネタになりそうな途方もない時間ですねぇ…。

 図をご覧下さい。指し示してある星がアルファ・ケンタウリです。リギル・ケンタウルスともいって、ケンタウルス座の足の部分に当たります。オリオン座のリゲルも同じ「足」の意味ですね。

 ちなみにアルファ・ケンタウリは全天でももっとも明るいシリウスについで明るい星だそうで。順位で行くと4番目らしくて、Wikiにそう載ってました。
 ただ、この『明るさ』っていうのは案外くせ者です。

 当然私達が星空を見上げて「わお、明るい」というのが「明るい星」になります。が、星の「本当の明るさ」となると話は別ですね。つまり距離とか手前にある星雲、ちりの固まり、星の光の強さなどが影響し合って明るいかくらいか決まるのですから、本当のシリウスは単に近いから明るく見えるだけかも知れないわけです。

 で、実際はどのくらいの明るさなのかをある基準を用いて測ったのが「絶対等級」です。これによって「ある距離における星の明るさ」がわかります。ちなみにその距離は太陽もしくは地球から32.6光年遠くです。ここに星を持ってきたときの明るさを絶対等級と言います。

 それによるとシリウスは星空でのみかけが-1.4等で、絶対等級は1.4等ですから…やっぱり明るい(笑)
 太陽は真っ昼間の見かけが-27等ですが、絶対等級は4.8等です。相当暗いですねー。目立たない星ですから侵略者も見つけるのが大変でしょう(?)。
 オリオン座の赤い星ベテルギウスはみかけが0.5等で、絶対等級は-5等。宵の明星金星が-4等くらいですからすごい明るさです。

 そんななかで桁外れの明るさを持つ星がイータ(エータ)・カリーナ(ηCar)という天体です。
 これは星か星雲か微妙によく分からないところがあって、一応星らしい。というのは、爆発を何度か繰り返していて、そのたびに物質が星雲のように広がっているため、星雲のような様子も見せているという特異な天体なのです。
 南の星座であるりゅうこつ座にあって、見かけは6等、肉眼で見えるぎりぎりの明るさですが…。

 なんと太陽が放つ光の量の400万倍くらいの明るさがあると言われてます。等級で何等になるのかもはや見当もつきません。間違いなく全天でもっとも明るい星といえるでしょう。

 イータ・カリーナは図であの辺です。りゅうこつ座が上がっちゃったので目見当で指し示しましたが、もうちょっと上かも。

 と言うわけで今回もちょっと難しい話…久し振りの更新なのにすみませんw





星座名
おおかみ、ケンタウルス、みなみじゅうじ、コンパス、はえ、みなみのさんかく
その他天体
コール・サック(ちょっとぽっかりあいてるみたいですよね)
アルファケンタウリとプロキシマ・ケンタウリ
イータ・カリーナ