大航海時代初心者日記。→大航海星空日記。

マリィナ=ファリエル@NOTOS のんびりだらだら――のんだら系。

また来週><)

2009-07-28 21:27:12 | その他
Ciao,マリィナです。本日は子午線のことについてお届けする予定でしたけれど、忙しさにかまけて何にもしてません…。

また来週をお待ち下さいませ;;><)o

でわ~☆

日食(MDSS研究編6)

2009-07-21 20:30:46 | 星のこと・MDSS研究編
Ciao,マリィナです。DOLの全天走査計画MDSS(マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ)。本日は軽く研究編です。
 明日は日食、それも皆既日食ですね。日本で見られるのは46年ぶりだそうで、いろいろと盛り上がっているようです。なので、簡単に日食の仕組みなどを書いてみたいと思います。検索すればいっくらでもでますので、いまさら解説してもももも…って感じですけれど。

【新月と日食】
 明日は新月です。
 新月の時、日食が起こります。
 新月と言うことは昼間に月が昇り、夜には沈みます。「昼間に月が上がる=太陽と一緒に動く」ですので、太陽の前に月がしゃしゃり出てくれば、太陽を隠すことができちゃうのです。
 これが日食です。

 ただし、月と太陽はちょっと違う軌道なので、うまいこと交差しなければぴったり太陽を隠すには到りません。











◎黄道と白道の違いも表現されているDOL

【皆既日食と金環日食】
 うまいこと月が太陽を隠したとして…「金環日食」と「皆既日食」の違いはどう出るのでしょうか。

 これは、地球を回る月の軌道も、太陽を回る地球の軌道も楕円になっています。なので、太陽に近づく距離が時期によってまちまちとなりますので、これも太陽を隠しきれるかそうでないかに影響を与えます。

 視力検査を思い出してみましょう。

 目を覆い隠すあの道具。遮眼子というそうですが、あれを目に近づければ視力検査の表をその目で見ることはできませんけれど、思いっきり腕を伸ばせば、隠しきれずに表が見えちゃいます。
 遮眼子を目に近づけると大きく見えるから背景が見えなくなり、遠ざけると遮眼子が小さく見えるから背景が目に入るわけですね。

 こうした見た目の大きさの変化は距離と関係しているってことです。

 見た目が大きくなって検査表が見えない=遮眼子を目に近づけた状態=皆既日食
 見た目が小さくなって検査表が見える=遮眼子を目から遠ざけた状態=金環日食

 となります。地球が目、遮眼子が月、検査表が太陽です。

 遮眼子は普通は目にくっつけるような感じで持ちますけれど、それでは月と地球がくっついちゃいますので(笑)38万kmというある程度の距離を念頭に置いていただきたいと思います。


◎距離の違いによる食の違い(Wikipediaより)

【おもしろい画像】
 最後に日食の時の面白い画像をご覧下さい。気象衛星で見る日食、つまり地球に落ちている月の影を捕らえたものです。


◎気象衛星ひまわりから撮影された日食(アストロアーツより)

 気象庁ではコチラのページでひまわりが撮影した日食の画像を公開するそうです。

【おわりに】
 いかがでしたか? チョー簡単な解説でものたりませんでしたでしょうか。読み返してみると「…コレだけ?」って感じですけれど。
 そのくらい知ってれば十分で、後は見ればいいぢゃんって思うので…。乱暴?
 真っ昼間にぬぼーっと暗くなるので、仕事中も窓から暗くなった様子は見られるでしょう。数分手を止めたってかまわないと思いますしw
 そういえば小学生の時に部分日食見ましたねー。金環日食でしたっけ? お休みの日に小学校行って、みんなで見た覚えがあります。

 ちなみに中継はLIVE ! ECLIPSE 2009で行われるようです。

 明日晴れるとイイですね。でも今エントリ書いてる時点ではしとしと使徒…

 来週は先週の続きで子午線についてなども含めてお送りしようと思います。

 でわ~☆

陸から最も遠い海~Google Earthをつかって

2009-07-14 21:13:34 | 星のこと・MDSS研究編
Ciao,マリィナです。本日は星の話題をこの星の話題としまして、Google Earthをつかったセルフ地理学クエストに挑戦してみようと思います。
 どんなことをするのかというと、太平洋上のある地点を探すことです(どこを探すかは秘密です…ふふふ)。
 太平洋はなかなか目印がないため、正確な座標を探すためにいろいろと準備が必要です。なので今回はその準備をご紹介しようと思います。

【DOLの航路】
 DOLの航路は現在、東回りも西回りも航海が可能になっています。なので、ずーっと西に向かうと南米大陸を超えてオーストラリア大陸を超えてアフリカ大陸を超えてまた南米大陸に帰ってきます。
 でも、南北は球になっていません。なぜかというと南極方面からそのままぐるっと一周したり、北極方面からぐるっと一周したりできないからです。いこうとすると世界の果てにぶつかってしまいます。
 また、極近くの東西航路と赤道付近の東西航路は距離が同じ事から、平らに近い形になっています。メルカトル図法の地図を丸めて左右をくっつけたような感覚ですね。
 それから地形の形自体もかなりデフォルメされていますし、街の場所も同様です。ゲームがしやすいようになっているのですから当然ですね。

【測量スキルの座標と経緯度】
 測量スキルによって、縦軸、横軸の二つの数字で表される船の現在位置が表示できます。
 今いる場所の数字から、だいたいどの方位に進めば次の街にたどり着けるかが解るわけです。

 先ほど書いたように、東西はつながっています。なので測量位置は、360度の円周を0から16,383までの数字で表せるようになっています。これにより、一応経度との整合性がとれるはずです。

 ただし、子午線の位置がよく分かりません。まず、測量スキルの経度0地点は、子午線のあるロンドンよりも東に位置しているのです。


◎座標0の位置(ロンドンの東、アルジェの西)

 そもそも0座標がどうしてこのへんなのか理由は不明ですけれど、ともかく子午線から若干ずれていますので、間違えないようにしないといけませんね。もしかするとDOLの子午線はここなのかも…?(笑)

 また、ロンドンが子午線の位置になると、今度は地中海上の子午線の位置がやや西寄りになってしまいます。


◎子午線…ロンドン、バレンシアを通る(Google Earth)


◎ロンドンの座標、バレンシア付近の子午線座標

 この謎はおいおい考えていきたいと思います。

 さて、緯度はと言うと、これが難しいのです。世界の果てがある以上は数字と緯度との関連が不明なのです…。

 なので、街の位置や地形からおおよその緯度をわりだし、数値と対応づける以外にちょっと方法はなさそうです。

【Google Earth】
 私が探そうとしている位置は太平洋のただ中にありますので、目印が全くありません。


◎目的地の周りに何もなし(Google Earth)

 そこで、この座標からたとえば50度ずつ位置を南北にずらしていきます。ちょうどぴったり合うところをさがして座標を記録すれば、少なくともそういう箇所を二箇所決定することで座標の数字と緯度が関連づけられるはずです。
 DOLの地図ですからあくまでも結果はおおざっぱになってしまいますけれど、解き明かせたら面白いですよね。

 今回の研究はこのソフトを使ってじっくりDOLの地図について考察してみようと思っています。

【鋭意研究中】
 ちょっとこの頃忙しくてなかなかまとまった時間を割けないでいますけれど、DOLの世界を堪能する今回の研究はじっくり取り組んでみたいと思っております。
 来週にはある程度研究結果を発表できるかなと思いますので、どうぞご期待下さいませ。
 ていうかどこを探しているかきっちり発表しませんとねー。

 そういえば来週は皆既日食ですねー。奄美のトカラ列島というところで見られるそうですが、そもそも観光地としてのキャパは貧弱なので、その対応には大いにボランティア精神が必要だとか。人里離れているとはいえ、日本での皆既日食は46年ぶりだそうですので、わくわくしますね。
 日本列島では部分日食となります。奄美から近いほど皆既日食に近い部分食を見ることができます。東京では7割以上が食となるようですので、午前中は水の中のようになんだかくらーくなるはずです。

 来週は日食の話題にしようかな…タイムリーだし。

 でわ~☆

7/7~Star Festival(MDSS番外編4)

2009-07-07 20:32:42 | 星のこと・MDSS研究編
Ciao,マリィナです。DOLの全天走査計画MDSS(マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ)。この頃は東南アジアの辺りをうろうろしていますけれど、赤道付近の星空は興味深くはあっても話題的には少ない感じです…なのでちょっと攻めあぐねている、といった近況でございますー。
 さて、本日は7/7です。旧暦七月七日は七夕の節句ですけれど、その話題はおきまして…世界天文年2009年のイメージソングをアップしようと思います。


◎MISIA『銀河』

 PVがとっても綺麗ですねー。見入ってしまいます。
 ちなみにMISIAは7/7生まれだそうです。なんかうらやましい感じです(笑)
 ついでにいうとDOLに関係の深い作家、塩野七生さんも7/7生まれです。

 星を観察するというエントリを世界天文年という年にできたのは思いがけなく、そしてうれしかったです。かなりやる気も出ました。
 それに、DOLの星空がこんなに作り込まれていることにも感謝したいです。おかげで航海自体がとっても愉しく、飽きずにプレイできています。
 あとはやっぱり…週一回しか更新していませんけれど、見に来て下さる方に一番ありがとうを言いたいです。コメントをいただいた利用上で話しかけていただいて、やってて良かったなぁってつくづく思いました。

 幸い全天走査は完了しましたので派手な更新はできず、細々と続けていきたいと思うのですが、少々ネタが尽きぎみでどうしようかと思っております。
 また面白い話題を提供できればと思っておりますが、期待しないでお待ちください(笑)

 せっかく東南アジアにいるので、かねてからの計画を少し進めようと思っています。星空ではなく地理関係の計画ですけれど…。
 その計画とは、Google Earthである地点を探す旅です。DOLでどのように算出したらよいのかもふまえて考えてみたいと思います。来週公開できるか少々予測がつかないのですけれど、気長にお待ち下さいませ。

 それではまた来週、エントリでお目にかかりましょうー。

 でわ~☆

西の善き空~沈むさそり座(MDSS28)

2009-07-01 21:42:40 | 星のこと・MDSS
Ciao,マリィナです。DOLの全天走査計画MDSS(マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ)。本日は先日のMDSS27の続きとも言うべき、西の空をご紹介します。つる座が南に見える頃、西の空にはさそり座が沈もうとしています。水平線にちょうど横たわったS字の姿が綺麗に映っていますので、どうぞご覧下さい。
 ただ、MDSS27と星座がたくさんかぶっていますので、解説は控えめになるかと思います。



◎夏の終わりに向かう空

左から
◆つる座(Grus)
 雲に隠れてほとんどの星が解りません。MDSS27もご覧下さい。

◆きょしちょう座(Tucana)
 画面端を占めているオオハシです。この辺りは鳥の星座が多いですね。
 つる、きょしちょう、くじゃく、ほうおう、はと、はくちょう、わし、

◆けんびきょう座(Microscopium)
 顕微鏡もレンズを重ねてものを拡大してみる道具ですよねー。望遠鏡と顕微鏡はだいたい同じ頃に発明されています。一説によると同じ発明者だそうです。

◆インディアン座(Indus)
 にしてもインディアンって…。小さな船で大洋を渡り、未知の土地へと到達したことは偉業といえるでしょうけれど、インディアンと名付けるなんて早とちりしすぎというか。
 でもナントカ族っていう呼び方も難しいカモですね。名前を付けることってなかなか難しいのです…。

◆くじゃく座(Pavo)
 α星ピーコックは雲の中にすっかり隠れてしまっています。首と背中が見えている形ですね。

◆いて座(Sagittarius)人馬宮
 それにしてもなんで人と馬が融合してるんでしょうね。シュメールではサソリと合体していたりします。
 騎馬民族をみて人と馬が合体していると勘違いしたのかもしれない、などとWikipediaではかかれています。
 スフィンクスは人(王様)とライオンですので力の象徴、守護者というのはよく分かりますけれど…。妙ですねー。

 ヴェネツィアの紋章は翼のある獅子…グリフォンですね。聖マルコを表す動物ですね。案外いろんなトコロに合体生物がいますねー。

◆みなみのかんむり座(Corona Austrina)
 ちょっと撮影タイミングが悪かったせいか、暗めの星に映っています。画面中央付近ですとこのように小さく見えますね。

◆ぼうえんきょう座(Telescopium)
 望遠鏡の発明によって今まで見えなかったものが見えるようになり、「天は不変である」とか「地球を中心として天空は巡る」とか、いえなくなっていきました。
 現在では宇宙に望遠鏡を設置したり、レンズではなく電波を捕らえる装置で星を見たりする時代になりました。
 ペルーやチリの砂漠地帯に巨大な電波望遠鏡をいくつも並べるですとか、観測方法はどんどんかわっていますね。

◆さいだん座(Ara)
 ちょうど船の向こう側がさいだん座です。このアングルだと船に隠れてしまうので、小さな星座であることがよく分かりますね。

◆さそり座(Scorpius)天蠍宮
 西に沈もうとしているさそり座の姿はSが横倒しになった形がよく分かりますね。
 これを釣り竿や釣り糸、釣り針など魚釣りにたとえたのも納得いきます。
 日本ではいろいろな地方で魚釣りにたとえられていて、「鯛釣り星」「魚釣り星」などと呼ばれていました。

 ハワイですとマウイ島と関係が深い神話があります。マウイ島はマウイという青年が釣り上げたとされていて、空に引っかかった釣り針がいまのさそり座になっているとのことです。
 マウイが使った釣り竿はいろいろ引き上げていて、一番大きいのがニュージーランドだそうです。マウイはオーストラリアの岸辺にでも座って、釣り上げたのでしょうかねー。

 ハワイと関係の深い星がもう一つあるのですけれど、星座が違いますのでそのときにまたご紹介しようと思います。

◆へび座(尾部)(Serpens Cauda)
 大航海時代の暗い空ならよく見える星座なのでしょう。比較的画面で見ても明るめの星がたくさんあります。
 でもこの辺りは天の川の領域ですから、普通に明るいだけでは目立たないというかわいそうな星座かも知れません。

◆へびつかい座(Ophiuchus)
 西に沈むときは立ったままなのですねー。こういうアングルはうしかい座も似ています。
 画面端にくるとやたら巨大に見えますが、これはズームのせいばかりとは限りません。本当に巨大な星座ですので…。

◆へび座(頭部)(Serpens Caput)
 一つしか星が見えていませんね。頭まで見える星座の様子はMDSS12をご覧下さい。

◆てんびん座(Libra)天秤宮
 ほとんど海に没している状態ですね。さそりとほとんどくっついているため、さそりの爪の意味の星がおおくあります。

◇Milky Way
 銀河のもっとも濃い部分が見えていることはMDSS27と同じです。

◇Ecliptic
 天秤宮、天蠍宮、人馬宮です。天秤宮の前が処女宮、人馬宮の後が磨羯宮です。

◆おわりに
 いかがでしたか? 星座がほとんどかぶってしまってはいますけれど、南につる座やみなみのうお座がみえるころ、西の水平線はこのようにさそり座やいて座が見えるのですね。東西南北すべてを対象にしてみるのも面白かったかも知れません。
 次回は何も考えておりませんので、のんびりナニカしようと思います。

 でわ~☆