ドラゴンクエスト2で一人旅、二人旅の時にかかる『遙かなる旅路』と言う曲は、試練を乗り越える趣をもつ名曲だと思います。
三人がそろってからの果てしなき世界もすばらしい曲ですねー。
Ciao,マリィナです。本日の話題は星空ではなく、ハミルカル・バルカさんのブログ『打倒ローマは一日にして成らず』に触発されて、ちょっと歴史について…というか運輸? について語ってみたいと思います。誤謬があったらすみませんm(_^_)m
◆DOLと海と商人
さて、DOLには『陸路を行く』というサービスがあります。@サービスで導入されている回航メニューです。ジェノヴァかヴェネツィアからアムステルダムに抜けられます。
回航を使ったことがないので使い心地はよく分かりませんけれど、そういう手段があるというわけですね。
イタリア半島から北上するときはアルプス山脈を越えて行かなくてはなりません。そうすると、途中のスイスや、その向こうのオーストリアを含むいわゆる『神聖ローマ帝国』という諸国連合みたいなのがあります。神聖ローマ帝国の中でも海沿いの国々は中世の『ハンザ同盟』以降、海洋貿易については盛んな地域として有名です(ブレーメン、ハンブルク、リュベック、ダンツィヒ…)。
DOLは言わずもがな貿易のなかでも海洋貿易を主とした活動に焦点が当てられ、プレイヤーは個人経営の海洋交易商人となって港を巡り、貿易をおこないます。
そして、これも言わずもがなのことですけれど、海に面したいくつかの国々に所属してゲームを進めていきます。スイス国籍とかはないです。実装されるかよく分かりませんけれど、オスマン帝国も海洋に面しており、海軍力はなくてはならないものですね。
私は商人なのでもちろんいろんな港にいって交易を重ねていますけれど、交易した物品がその港だけで完結するわけはありません。
つまりヴェネツィア共和国であれば、その街の中やてんてんと所属する島など流通させる必要がありますし、フランスはマルセイユやボルドー、ナントという大きな港からパリなどの内陸へと物資を運び、交易は陸運にシフトします。イスパニアも同じバルセロナ、くバレンシア、セビリアから、品物をマドリードやトレドのようなイベリア半島中央部の大都市に運ぶ必要があるわけです。
さすがにDOLでは内陸まで再現されていませんので、港の交易所で品物の売買は終了し、そこから先の内陸への運輸・交易はゲーム化、視覚化、データ化されていません。
◆ポルトガル・イスパニア…イベリア半島の陸路
『打倒ローマは一日にして成らず』では『エンリケ物語』としてエンリケ航海王子とその周辺人物による、ポルトガルが一大海運国家へ到る先鞭についてのお話が書かれていまして、味読しました。とってもおすすめのエントリです。
ポルトガルはイベリア半島の一番端っこにある、大西洋に面した国です。ここは国土もそれほど広いわけではありませんし、長方形をしていて東西の奥行きがあんまりないですよね。それと、山岳地帯はありますけれど、あまり陸路を血眼になって発達させる必要がない土地柄になっています。
むしろ海をてんてんと移動したほうがものを運びやすいという地理上の利点もあって、もともと船には関心が高かったはずです。
リスボンも地中海と北部ヨーロッパをつなぐ中継港としての役割を担っていましたし、立地的には絶妙だと思います。ビスケー湾の海の荒さが、イングランドの大規模な南下を阻んでいた点も見逃せませんね。
さて、イベリア半島はその大半を超大国イスパニアで占められています。そのイスパニアからフランスに抜けるにはイベリア半島とヨーロッパ大陸を分断するような『ピレネー山脈』があって、ここを陸路で何かものを運ぶのはとてつもない労力が要ります(ピレネー山脈に構えた国もあったほどですけれど)。
イスパニアには大きな幹線道路がいくつもあって、それがつながる一番端には『セビリア』『マラガ』『バレンシア』『バルセロナ』などがあります。特にバレンシアは陸路を使い、バルセロナはエブロ川という大きな川を使ってサラゴサなどに物資を輸送する方法がありました。サラゴサはハミルさんのブログに出てくる『アラゴン王国』の首都です。ものすごくおおざっぱに語弊を恐れずにいえばイスパニアの首都です。
エブロ川というと近現代史に詳しいかたなら『エブロ川渡河作戦』を思い出すかも知れません。スペイン内戦の有名な軍事作戦です。私は写真でしか知りませんけれど…キャパの。
◆河川…フランス・ロワール川、ローヌ川の水上交通路
このように、広い陸路や川は、港からつながって内陸都市へ交易を広げるのに必要不可欠なものといえます。
川を使う水運というと日本でも江戸なんか水上交通路ばっかりですし、大坂も淀川がありますね。
同じようにDOLの世界である地中海も、ゲームで見えはしませんがとてつもなく重要なのです。
DOLではすいっと行ってしまうビスケー湾。ここは前述しましたけれどどうにも船の難所として有名だったようです。ここを越えるくらいなら引き返す、とまでいわれたそうで、おかげで発展したのが中途の『ナント』です。なんと(爆)
つまりナントから積み荷を内陸へ運ぶというルートが大河川を通じて可能であったのですね。その意味でナントは重宝な良港なのです。
この都市を河口として伸びるのがロワール川です。
難所が少ないこの長大な河川は港からの物資を内陸へ運ぶ川になっていて、わざわざ危険な湾を越える必要がないといってもあながち大げさではないのです。その流域を眺めるといったん東に向かい、中央部のオルレアンからさらに南に針路をとっています。南下すると、この後お話するローヌ川流域のリヨンのそばまで通っています。
一口に陸路といっても重い荷物を背負って大変な労力を常に必要としたかというと、案外そうでもないようです。
つまり川で向かえる少し内陸に入った街を集積地として、そこから小売商人達がそれぞれに運んでいくことを考えあわせればむしろ自然なことだと思います。
それからマルセイユですけれど、この西側にあるフランスの中でも大きな河川が『ローヌ川』です。この川はかなり内陸まで…というかスイスの近くまで(スイスの湖沼が水源です)通っており、水上を交易品が運ばれました。
河口のマルセイユ西方からローヌ川をさかのぼり、アヴィニョン、ヴァランス、リヨンと、フランス南部の大都市をつないでいるこの水上交易路は、東地中海からヨーロッパ北部へと香辛料を運ぶ道になっていて、リヨンはフランス内陸部の香辛料一大集積地となっていたそうです。ここからさらに北部のドイツ方面や東のスイス・ジュネーブ方面に香辛料が運ばれていったそうなんですねー。
大航海時代はイスパニアやフランスなど広い土地を支配する国が徐々に生まれていった時期ですけれど、細かく見ていくと小国家が乱立しているといっても過言ではなく、陸や河川を絡めて交易を眺めてみるとわくわくしてきますねw
DOLにも河川沿いの港とか実装されたらうれしいですねー。無理でしょうけれど…。パリは無理(謎爆)
もうちょっと詳しく書こうかとも思ったのですけれど、こんなもので許してやってください。もう少し勉強します…。
◆斜陽のヴェネツィア。ならば夕陽を愉しもう~ヴェネツィアの遊びにくさ
言わずと知れたことですけれど、アドリアには北風が強く吹き付けていて、これが湾の根元に位置するヴェネツィアに帰国するときとってもやっかいな存在になっています。また、地中海を脱するにもアドリア湾から地中海を半分横断する必要があります。
また、軍事力からいうと確かに海軍は強大なのですけれど、商業の衰退基調ですから、当然資金はだんだん目減りしますし、オスマン帝国との戦いで疲弊してもいます。さらにいえば、イスパニアやフランスのような「土地と人」を多く抱える大国がどんどん成長していく時代にあっては、広く土地を支配できない海洋国家ヴェネツィアはその分だけ不利になっています。
歴史的な国家の強大化の話はおくとして、ゲームではポルトガルとイスパニアがもっとも遊びやすいことは確かですよね。ヴェネツィアはいわば通好みの、プレイが難しい国だと思います(新三国と言われるネーデルランド、フランスも同様とおもいますけれど)。
ゲームにおいて「同盟港」の存在は大きく、商人のキャラクターが成長するためには同盟港の利用が重要な役割を果たします。なぜなら同盟港ならば、同じ商品を売買するのに低い関税ですむし、会計のふっかけなども有利にはたらくからです。
商人が成長するにはその利益額が大きければ大きいほど経験値がたくさん入りますので、同盟港とその影響度は必要不可欠なステータスといえます。イスパニアとポルトガルはその同盟港や領地が多く、場所的にも大西洋に面していますのでプレイはかなりしやすいといえるでしょう。
で。
◆軍事力とプレイを楽しむこと
ヴェネツィアは商人さんが多く、軍人さんはなかなか難しい立場にあります。ホームグラウンドがアドリアですから、とにかく強力なNPCがいる海域に行くのに時間がかかりますし、自宅も同様に取りに帰るには遠い。また、危険海域において私掠活動やPKKを行うにも地中海を越えていかなければなりません。
そもそもイスパニアやポルトガル、イングランドのほうが人数も多いし、海事で遊ぶには人も場所もイベントもそろっていて条件はよいのです。
ただ、そちらに亡命してしまえばヴェネツィアとは直接関係がなくなってしまいますので、もしヴェネツィアと関わる場合であればあくまでも援助といったような趣になるかと思います。自然に縁遠くなってしまう可能性が高くなり、ヴェネツィアの遠い同盟港であるカリブや東南アジアを交易力と軍事力で守るには軍事力が不利になってしまいますよね。
これを少しよくする方向はないものでしょうか。
ふみー…。
いあ、そんな状況は商人のなかでも末席にいる私のタワゴトなのかも知れません。でも…
ゲームは愉しく遊ぶものなのよ。
だから、コンピュータよりも人が介在することの多いMMOというゲームなら、人に迷惑がかからない程度に好き勝手にするのが本来のあり方でしょ。
◆情報網と人のつながり
さいわい、MMOだからこその機能として『フレンド登録』『チャットルーム(茶室)』があります。これを利用しない手はないと思います。
大きな問題のひとつは『人数の多寡』でなくて『人のつながりの希薄さ』にあるんじゃないかと、いうことです。
私はソロですから人のつながりというとフレンドリストだけなんですけれど、そのソロでも情報網に乗っかるカタチで人のつながりに参加できると思います。人の集まる場所に行くとか、イベントに参加するとか。
そうやってちょっとずつ情報網を広げていけば、同じように海事で遊びたい人なんかが集まる可能性も増えますし、海事だけじゃなくて交易品の情報なども集まりやすいでしょう。
人が集まるところは情報もたくさん落ちています。リスボンはバザーが最も多く出ている港ですよね。つまりバザーの情報が勝手に集まる場所になっています。それとともにそこを訪れる人も多くなり、ひいては海事模擬戦や耐久回復艦隊の募集もすぐに埋まってくるわけです。
ですから人は財産なのですけれど、情報網の利用を積極的にすることで逆に増員と似たような効果を上げることもできますので、つながりを強化するのはすごく重要だし、効果があると思います。
DOLは全体的に人数が減ってきているMMOの一つだとは思いますけれど、そんな中でも遊べるようにいろいろ工夫したいですね。
さて、海事からちょっと話を戻します…。
◆黒い資金?
マラカイボがフランス同盟港になっていますね。投資しても瞬時にひっくり返されてるみたいです。むむむ。
そんなにすぐひっくり返せる資金力をどこから引っ張ってきているのかとっても興味がありますねー…w
以前ジェノヴァで同じことが行われていましたね。結局ヴェネツィア同盟港で収まっていますけれど。
まっとうな交易で資金力に物を言わせているのなら対抗しがいもありますが、黒いお金wだったらやですね。不毛ですもん。コチラがいくらがんばって交易したところですぐにひっくり返されるんですから…。
マルセイェーズに限ってそういうやくざなことはしないと信じていますけれど、なーんか気分悪いです。愉しむ投資戦じゃないんですもの。コンピュータ上にあるゲームだからといって人の感覚を舐めちゃいけませんw 感じ取る能力は人間だからこそですからねー。
船が行き交って資金を投入する姿が見られる、というのなら分かるんですけれど、誰も知らないところで船の行き来もなく、忽然と人が現れて投資申請書をひたすら打ち込んでるってなんかオカシイですもん。
いずれにせよ、ソロの弱小一商人にできることを日々ちょっとずつ考えて航海していきたいと思っています。
海はーすてきだーなァー♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/02/0e43b8c5b50428f278e4cc9ede3cf70e.jpg)
◎ツリーに灯がともる
でわ~☆
三人がそろってからの果てしなき世界もすばらしい曲ですねー。
Ciao,マリィナです。本日の話題は星空ではなく、ハミルカル・バルカさんのブログ『打倒ローマは一日にして成らず』に触発されて、ちょっと歴史について…というか運輸? について語ってみたいと思います。誤謬があったらすみませんm(_^_)m
◆DOLと海と商人
さて、DOLには『陸路を行く』というサービスがあります。@サービスで導入されている回航メニューです。ジェノヴァかヴェネツィアからアムステルダムに抜けられます。
回航を使ったことがないので使い心地はよく分かりませんけれど、そういう手段があるというわけですね。
イタリア半島から北上するときはアルプス山脈を越えて行かなくてはなりません。そうすると、途中のスイスや、その向こうのオーストリアを含むいわゆる『神聖ローマ帝国』という諸国連合みたいなのがあります。神聖ローマ帝国の中でも海沿いの国々は中世の『ハンザ同盟』以降、海洋貿易については盛んな地域として有名です(ブレーメン、ハンブルク、リュベック、ダンツィヒ…)。
DOLは言わずもがな貿易のなかでも海洋貿易を主とした活動に焦点が当てられ、プレイヤーは個人経営の海洋交易商人となって港を巡り、貿易をおこないます。
そして、これも言わずもがなのことですけれど、海に面したいくつかの国々に所属してゲームを進めていきます。スイス国籍とかはないです。実装されるかよく分かりませんけれど、オスマン帝国も海洋に面しており、海軍力はなくてはならないものですね。
私は商人なのでもちろんいろんな港にいって交易を重ねていますけれど、交易した物品がその港だけで完結するわけはありません。
つまりヴェネツィア共和国であれば、その街の中やてんてんと所属する島など流通させる必要がありますし、フランスはマルセイユやボルドー、ナントという大きな港からパリなどの内陸へと物資を運び、交易は陸運にシフトします。イスパニアも同じバルセロナ、くバレンシア、セビリアから、品物をマドリードやトレドのようなイベリア半島中央部の大都市に運ぶ必要があるわけです。
さすがにDOLでは内陸まで再現されていませんので、港の交易所で品物の売買は終了し、そこから先の内陸への運輸・交易はゲーム化、視覚化、データ化されていません。
◆ポルトガル・イスパニア…イベリア半島の陸路
『打倒ローマは一日にして成らず』では『エンリケ物語』としてエンリケ航海王子とその周辺人物による、ポルトガルが一大海運国家へ到る先鞭についてのお話が書かれていまして、味読しました。とってもおすすめのエントリです。
ポルトガルはイベリア半島の一番端っこにある、大西洋に面した国です。ここは国土もそれほど広いわけではありませんし、長方形をしていて東西の奥行きがあんまりないですよね。それと、山岳地帯はありますけれど、あまり陸路を血眼になって発達させる必要がない土地柄になっています。
むしろ海をてんてんと移動したほうがものを運びやすいという地理上の利点もあって、もともと船には関心が高かったはずです。
リスボンも地中海と北部ヨーロッパをつなぐ中継港としての役割を担っていましたし、立地的には絶妙だと思います。ビスケー湾の海の荒さが、イングランドの大規模な南下を阻んでいた点も見逃せませんね。
さて、イベリア半島はその大半を超大国イスパニアで占められています。そのイスパニアからフランスに抜けるにはイベリア半島とヨーロッパ大陸を分断するような『ピレネー山脈』があって、ここを陸路で何かものを運ぶのはとてつもない労力が要ります(ピレネー山脈に構えた国もあったほどですけれど)。
イスパニアには大きな幹線道路がいくつもあって、それがつながる一番端には『セビリア』『マラガ』『バレンシア』『バルセロナ』などがあります。特にバレンシアは陸路を使い、バルセロナはエブロ川という大きな川を使ってサラゴサなどに物資を輸送する方法がありました。サラゴサはハミルさんのブログに出てくる『アラゴン王国』の首都です。ものすごくおおざっぱに語弊を恐れずにいえばイスパニアの首都です。
エブロ川というと近現代史に詳しいかたなら『エブロ川渡河作戦』を思い出すかも知れません。スペイン内戦の有名な軍事作戦です。私は写真でしか知りませんけれど…キャパの。
◆河川…フランス・ロワール川、ローヌ川の水上交通路
このように、広い陸路や川は、港からつながって内陸都市へ交易を広げるのに必要不可欠なものといえます。
川を使う水運というと日本でも江戸なんか水上交通路ばっかりですし、大坂も淀川がありますね。
同じようにDOLの世界である地中海も、ゲームで見えはしませんがとてつもなく重要なのです。
DOLではすいっと行ってしまうビスケー湾。ここは前述しましたけれどどうにも船の難所として有名だったようです。ここを越えるくらいなら引き返す、とまでいわれたそうで、おかげで発展したのが中途の『ナント』です。なんと(爆)
つまりナントから積み荷を内陸へ運ぶというルートが大河川を通じて可能であったのですね。その意味でナントは重宝な良港なのです。
この都市を河口として伸びるのがロワール川です。
難所が少ないこの長大な河川は港からの物資を内陸へ運ぶ川になっていて、わざわざ危険な湾を越える必要がないといってもあながち大げさではないのです。その流域を眺めるといったん東に向かい、中央部のオルレアンからさらに南に針路をとっています。南下すると、この後お話するローヌ川流域のリヨンのそばまで通っています。
一口に陸路といっても重い荷物を背負って大変な労力を常に必要としたかというと、案外そうでもないようです。
つまり川で向かえる少し内陸に入った街を集積地として、そこから小売商人達がそれぞれに運んでいくことを考えあわせればむしろ自然なことだと思います。
それからマルセイユですけれど、この西側にあるフランスの中でも大きな河川が『ローヌ川』です。この川はかなり内陸まで…というかスイスの近くまで(スイスの湖沼が水源です)通っており、水上を交易品が運ばれました。
河口のマルセイユ西方からローヌ川をさかのぼり、アヴィニョン、ヴァランス、リヨンと、フランス南部の大都市をつないでいるこの水上交易路は、東地中海からヨーロッパ北部へと香辛料を運ぶ道になっていて、リヨンはフランス内陸部の香辛料一大集積地となっていたそうです。ここからさらに北部のドイツ方面や東のスイス・ジュネーブ方面に香辛料が運ばれていったそうなんですねー。
大航海時代はイスパニアやフランスなど広い土地を支配する国が徐々に生まれていった時期ですけれど、細かく見ていくと小国家が乱立しているといっても過言ではなく、陸や河川を絡めて交易を眺めてみるとわくわくしてきますねw
DOLにも河川沿いの港とか実装されたらうれしいですねー。無理でしょうけれど…。パリは無理(謎爆)
もうちょっと詳しく書こうかとも思ったのですけれど、こんなもので許してやってください。もう少し勉強します…。
◆斜陽のヴェネツィア。ならば夕陽を愉しもう~ヴェネツィアの遊びにくさ
言わずと知れたことですけれど、アドリアには北風が強く吹き付けていて、これが湾の根元に位置するヴェネツィアに帰国するときとってもやっかいな存在になっています。また、地中海を脱するにもアドリア湾から地中海を半分横断する必要があります。
また、軍事力からいうと確かに海軍は強大なのですけれど、商業の衰退基調ですから、当然資金はだんだん目減りしますし、オスマン帝国との戦いで疲弊してもいます。さらにいえば、イスパニアやフランスのような「土地と人」を多く抱える大国がどんどん成長していく時代にあっては、広く土地を支配できない海洋国家ヴェネツィアはその分だけ不利になっています。
歴史的な国家の強大化の話はおくとして、ゲームではポルトガルとイスパニアがもっとも遊びやすいことは確かですよね。ヴェネツィアはいわば通好みの、プレイが難しい国だと思います(新三国と言われるネーデルランド、フランスも同様とおもいますけれど)。
ゲームにおいて「同盟港」の存在は大きく、商人のキャラクターが成長するためには同盟港の利用が重要な役割を果たします。なぜなら同盟港ならば、同じ商品を売買するのに低い関税ですむし、会計のふっかけなども有利にはたらくからです。
商人が成長するにはその利益額が大きければ大きいほど経験値がたくさん入りますので、同盟港とその影響度は必要不可欠なステータスといえます。イスパニアとポルトガルはその同盟港や領地が多く、場所的にも大西洋に面していますのでプレイはかなりしやすいといえるでしょう。
で。
◆軍事力とプレイを楽しむこと
ヴェネツィアは商人さんが多く、軍人さんはなかなか難しい立場にあります。ホームグラウンドがアドリアですから、とにかく強力なNPCがいる海域に行くのに時間がかかりますし、自宅も同様に取りに帰るには遠い。また、危険海域において私掠活動やPKKを行うにも地中海を越えていかなければなりません。
そもそもイスパニアやポルトガル、イングランドのほうが人数も多いし、海事で遊ぶには人も場所もイベントもそろっていて条件はよいのです。
ただ、そちらに亡命してしまえばヴェネツィアとは直接関係がなくなってしまいますので、もしヴェネツィアと関わる場合であればあくまでも援助といったような趣になるかと思います。自然に縁遠くなってしまう可能性が高くなり、ヴェネツィアの遠い同盟港であるカリブや東南アジアを交易力と軍事力で守るには軍事力が不利になってしまいますよね。
これを少しよくする方向はないものでしょうか。
ふみー…。
いあ、そんな状況は商人のなかでも末席にいる私のタワゴトなのかも知れません。でも…
ゲームは愉しく遊ぶものなのよ。
だから、コンピュータよりも人が介在することの多いMMOというゲームなら、人に迷惑がかからない程度に好き勝手にするのが本来のあり方でしょ。
◆情報網と人のつながり
さいわい、MMOだからこその機能として『フレンド登録』『チャットルーム(茶室)』があります。これを利用しない手はないと思います。
大きな問題のひとつは『人数の多寡』でなくて『人のつながりの希薄さ』にあるんじゃないかと、いうことです。
私はソロですから人のつながりというとフレンドリストだけなんですけれど、そのソロでも情報網に乗っかるカタチで人のつながりに参加できると思います。人の集まる場所に行くとか、イベントに参加するとか。
そうやってちょっとずつ情報網を広げていけば、同じように海事で遊びたい人なんかが集まる可能性も増えますし、海事だけじゃなくて交易品の情報なども集まりやすいでしょう。
人が集まるところは情報もたくさん落ちています。リスボンはバザーが最も多く出ている港ですよね。つまりバザーの情報が勝手に集まる場所になっています。それとともにそこを訪れる人も多くなり、ひいては海事模擬戦や耐久回復艦隊の募集もすぐに埋まってくるわけです。
ですから人は財産なのですけれど、情報網の利用を積極的にすることで逆に増員と似たような効果を上げることもできますので、つながりを強化するのはすごく重要だし、効果があると思います。
DOLは全体的に人数が減ってきているMMOの一つだとは思いますけれど、そんな中でも遊べるようにいろいろ工夫したいですね。
さて、海事からちょっと話を戻します…。
◆黒い資金?
マラカイボがフランス同盟港になっていますね。投資しても瞬時にひっくり返されてるみたいです。むむむ。
そんなにすぐひっくり返せる資金力をどこから引っ張ってきているのかとっても興味がありますねー…w
以前ジェノヴァで同じことが行われていましたね。結局ヴェネツィア同盟港で収まっていますけれど。
まっとうな交易で資金力に物を言わせているのなら対抗しがいもありますが、黒いお金wだったらやですね。不毛ですもん。コチラがいくらがんばって交易したところですぐにひっくり返されるんですから…。
マルセイェーズに限ってそういうやくざなことはしないと信じていますけれど、なーんか気分悪いです。愉しむ投資戦じゃないんですもの。コンピュータ上にあるゲームだからといって人の感覚を舐めちゃいけませんw 感じ取る能力は人間だからこそですからねー。
船が行き交って資金を投入する姿が見られる、というのなら分かるんですけれど、誰も知らないところで船の行き来もなく、忽然と人が現れて投資申請書をひたすら打ち込んでるってなんかオカシイですもん。
いずれにせよ、ソロの弱小一商人にできることを日々ちょっとずつ考えて航海していきたいと思っています。
海はーすてきだーなァー♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/02/0e43b8c5b50428f278e4cc9ede3cf70e.jpg)
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でわ~☆