朝から雨降りの日、ベッドで谷崎潤一郎の「細雪」を読み耽り、気づけば夕方の7時前のこと。わたしは急ぎスーパーで買い物を終え、その駐車場の前のベンチで煙草を吸っていたら出てきたのが下の句。何気ない日々、気仙沼に来て初めての発句である。
赴任してきて二か月半、この間の被災地巡り、南三陸地域の海岸地帯の文化、気候や植生、生きてきて稀な機会とも言える故郷再訪による自己再確認の契機の日々も一段落した。この作句という創作意欲は、今までの密かなわたしの感懐では、当地に来てやっと落ち着いてきたことの心境の表れである。
・谷崎の 細雪読みて 宵の入り
・春雨腐し 疾走音残し 車飛沫
・花待ちの雨降りに虚空見つつ 煙草を吸う
赴任してきて二か月半、この間の被災地巡り、南三陸地域の海岸地帯の文化、気候や植生、生きてきて稀な機会とも言える故郷再訪による自己再確認の契機の日々も一段落した。この作句という創作意欲は、今までの密かなわたしの感懐では、当地に来てやっと落ち着いてきたことの心境の表れである。
・谷崎の 細雪読みて 宵の入り
・春雨腐し 疾走音残し 車飛沫
・花待ちの雨降りに虚空見つつ 煙草を吸う
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