うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

夏を憾む

2007年09月04日 06時46分28秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
前の週の“処暑”の頃にほんのお湿りがあってから、8月29日の早朝の雨を境に季節が変わった。わたしは寝るのが、10,11時すぎになり、朝起きるのが遅くなり涼しくなる。空気が冷たく寒くなった。海洋学用語で言えば、潮目が変わった。
 この夏、わが家の庭ではこの日照りで植物が生育不全になり水遣りに明け暮れた。茗荷畑などは半減したが、百日紅とブッドレア(房藤空木)は再び勢いを盛り返し、ボトルブラシ状の道路端にある可憐なピンクの‘花虎の尾(カクトラノオ)’も咲き始めた。
 わたしの風体は偉丈夫、年齢相応に見られるかもしれないが、その実、体調が変わりやすく気持ちの動きも変わりやすい。よく言えばデリケート、悪く言えば情緒不安定、お天道様に左右されるお天気屋である。そう、昔、中国、高原地帯の古都、昆明に行ったときに漢方医にそんなふうな病状を診断され山のような呑み薬を買わされたっけ。なんだか中国は全てが商売人のような国民性だった。
 わたしは初老に見えるかも知れぬが、日常の心情は青少年の如し。

 勿論、以上のことは半ば冗談である。
 時節に流されて生きていくことは簡単、物事を割り切れるエネルギーは若さの特権、今ではズルズル過去のことをああでもないこうでもない、と醜く引きずっている。そうか、一番大事なのは若い意志、清新な感情か。
 この数ヶ月のことを振り返らなければならない。生活上のこと、営んで行く仕事のこと、勉強途中のCADのこと、資格試験のこと。

 うろこ雲 見果てぬ夢を念じおり    うざね博士

     鰯雲人に告ぐべきことならず (加藤楸邨)

             

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