ここでは、柿の話をしたい。わたしは、今までなんどもブログで掲載してきたわが家の 甘百目柿 は今年は不作のようだ。今年は40個いくかどうか分からない。昨年は173個だったか、晩秋には思い切って上部の枝を芯止めし全体的に枝抜きをした。要するに樹形をコンパクトにしたせいなのか。根元周りにグリーンパイルもここ数年は打ち込んでいない。
ただ、今年は遅くまで暖かったせいで紅葉はずれこみ葉はいまだ青々としていて、例年より果実も熟すのが遅れている。ということは、光合成生産量が増えて樹木自体は平年よりも養分をたくわえていることになりそうだ。このことは、栽培経験上感じて言うのだが。
ところで、食べる柿の話ではなくて、過去にガーデンデザイン的にきれいな葉の紅葉や果実の形状にこだわって調べたことがある。柿紅葉(カキモミジ)という観賞の面からも含めてだが。それからすると、品種的には 太秋 蜂屋 いさはや がいいなあと思い描いていたものである。
次に、先日行った東金緑花木センターの柿の話。
わたしには、柿はただ単に、赤い紅葉と果実の赤みを一緒につけているのが樹木が情景的に面白くて写真を撮ってみた。ということで、これは 西村早生(甘) という品種である。
筆柿 は基本的には渋もあるが甘柿が多かった気がする。わが田舎では 妙丹 という渋い品種が多かった。干し柿として皮をむき、もっぱら軒先へ吊るしたものである。後方は次郎柿である。
右側の 豆柿 は小粒な実で鈴なりになる。中国品種ではなくて日本古来のようでわたし個人は故郷を思い出す懐かしい柿だ。元々渋くて、柿の葉が落ち霜が降りる時期にしわがより果実は暗い赤から焦茶色になった頃合いが熟してきた証しで落下する。地面も凍り寒さに震え、凍てつく時節に食べる素朴な甘さは格別だった。
ちなみに、以前は望郷にかられて(!)、入手したくて探したものだが、この接ぎ木苗で値札は3,000円とつけられていた。
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