うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ダブルデッカー植え

2009年11月08日 04時46分34秒 | ガーデニング・庭づくり

 ダブルデッカー植えはどういう風に日本語でいえばいいのか。二段植えだろうか。ゴルフ好きには聞いたことがあるだろうが、混播しているグリーン芝のオーバーシーディングの要領と似ていなくもない。日常の会話では二階建てバスとか飛行機の二階席という風に使われる。
 わたしは、品川にある天王洲アイルの植物年管理業務のひとつである芝生内花壇でたまたま気づき試みた。そのころは草花の入れ替え費用や作業の煩雑さに苦心していた。セダム内のリコリスとか、芝生地に水仙、福寿草や大ポットのままのカサブランカ、鉄砲ゆりを埋め込み配植した。
 これは、草花好きやカメラを持ったリピーターにも十分に楽しんでもらったものである。

 この植栽方法はいろいろな草花の花壇スタイルで応用される。コンテナガーデンでは寄せ植えの場合、また露地の常設花壇では、一、二年草と多年草、宿根や球根の多年草どうしでレイアウトする。まず、その植物の土壌中の発根と伸根の位置がお互いに干渉しないことが大事で、次に地上部の葉・茎・幹の現れる季節が原則としてオーバーラップしないことにある。サフランや彼岸花もそうであるが。野生ではカタクリの生長形態をヒントにすれば分かりいい。
 しかし、この方法は草花そのものの春夏秋冬の特性を知らなければならないからデザイニングとしてはやや上級と思う。
下の画像では水仙とノシバの組み合わせ、芝片の目地の間に水仙の球根を植え付けたものである。

 2,3月に水仙が咲いたころに、またお知らせする。実はこれは公園内の緑地、市役所の担当者にはじめは怪訝な顔をされたが、なんとか設計意図を説明し理解していただいたのである。

 花壇や植物のご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、このブログのGOOメール、またはまことにもって、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
       
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