うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ギボウシの分類・系統⑤--トクダマ系

2008年10月25日 05時34分15秒 | ギボウシの系統・分類
 ■トクダマ系
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)― sieboldiana
― var.tokudama
       ― sieboldiana (Lodd.) Engler― var. condensata (Miq.) Kitam
原産地: なし
品種名***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークは上の画像に掲載、つまりマイコレクションのギボウシ】
・ 徳玉
・◇曙徳玉
・◇黄金徳玉
・◇黄金姫徳玉
・ 覆輪徳玉
・◇徳玉?
・ タトゥー(Little Auroraの突然変異種?)
・◇ブルー キャディット(徳玉の実生種)
   ****・****・****・****・****・****・****

 学名に見られるとおりオオバギボウシの変種、園芸種。徳玉という名前は葉が丸いことによる。
 このグループは中葉の小型、中型が多く株の分岐はいいのだが、成長速度が極度に遅い。トクダマ系の繁殖は、種間交雑が積極的に人工的におこなわれているようだ。新しい交配種には斑入りが多く見られるが、地色との複色系の多彩な葉のコンビネーションが人気の秘密か。花の色は白からうすいラベンダー色になる。個人的な経験では、種子繁殖をする場合、トクダマ系の結実は、空さやが少なくきわめていいようだ。季節による斑の変化は少なくそのまま秋まで美しいものが多い。
なお、‘ブルーキャディット’は植栽計画上、寄せ植えとしてグラウンドカバープランツに向く。
 わたしには、観賞価値が高くて飽きのこない品種という思いが強い。これは外国でも日本でも共通して人気品種である。
 マイコレクションのトクダマ系は、地元の市場で仕入れているが、札落ち同然、品種名が曖昧で確定作業にひそかに苦慮している。しかし、これからはこのグループの増殖作業と、収集に傾注していきたい。
 なお、ここでは、少々の栽培経験とわたしの頭の中の独断と偏見とあて推量で話題がすすみますので、ある程度、適当にとらえてご理解ください。

 このシリーズでは、不定期ながら10月中に①から⑤までの連載の予定で始まりましたが、追加として追補版(extra)を検討中、もう少しお待ちください。

 皆さんもWeb上の百科事典と称される、Wikipediaの要領でコメントをください。
お待ちしております。

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