U魂(ウコン)

◆『U.W.F』最強伝説を追い求める
36歳 おやじブログ

【臨時闘議 桜庭入院について】

2006-09-28 | コラム 闘議
25日の練習中に倒れ横浜市内の病院に
担ぎ込まれたが、昨日27日に緊急記者会見が
開かれ、谷川氏と桜庭本人も出席して病状の
説明と秋山戦のキャンセルが発表された。
「椎骨脳底動脈血流不全」
学生の頃からの古傷が悪化し首の骨が
変形して動脈を圧迫しているが、長くても
一ヶ月間程、安静にしていれば完治する
見込みだとのこと。合わせて脳には異常が
無かったので、前回試合との因果関係を
否定していた。ん?嘔吐と目眩で倒れたのに
それだけ?と、疑念を持ちたくなる。
実は、つい先日9月27日号週刊ファイトで
ターザン山本氏と谷川氏の対談があり
HERO'S桜庭のデビュー戦を振りかえって
「マスコミがルールを語る事に驚いている」
「そんなこと(ルール問題)はどうでもいい」
と谷川氏は選手の安全を遵守すべき立場で
あるまじき無責任な発言をしていた。
察するに対談した時点で谷川氏は大会後
ニ度にわたる精密検査で桜庭に異常が
認められなかったので内心は・・・
「大丈夫でしょ?」
「問題ないでしょ?」
「皆、大袈裟なんだよ、取り越し苦労ですよ」
と安易に考えていたのだろう。
本当に馬鹿野郎だ。
今回の桜庭の入院は、PRIDE参戦からの
ダメージ蓄積も大いに考えられるが、
前回の試合で受けたダメージの因果関係も
絶対に否定できない。
前田日明が試合中にリングに駆け寄り
必死に訴えた内容の真意を理解せず、
事の重大さに気付かぬまま、TV的で
ドラスティックな試合展開になった事に
結果オーライで満足していた谷川氏と
HERO'Sを運営するTBSとFEGは
これを期に安全意識を改めるべきだ。
発表のとおり大事に至らなければ良いが、
もし、最悪の結果を招いた場合は一体、
誰が責任を負えるというのか?
大会を運営する者として視聴率や資金集め等
のプロモーター業も重要だが、コミッションな
役割である総合格闘技を競技と理解し安全性を
考える方が何倍も重要だと思う。
そうでなければ、ここ数年来、多くの選手と
関係者の努力で積み重ね得た知名度や認知度が
一瞬で吹き飛んでしまう危うい可能性がある。
それだけは、避けてもらいたい。
桜庭は現役選手だから試合がしたいに決まってる。
しかし、それを止めてあげれるのは、
主催者・運営者しかいないのだから。
スーパーバイザー前田日明 曰く
「格闘技は競技であって殺し合いではない」
これを多くの人に解ってもらいたい。
タイガーマスクに憧れた男を漫画のとおりに、
このまま最後は死に追いやる気でしょうか?
大きな犠牲を払わなくては、大切な事が
理解できないのか?
ほんと、「年末には参戦」なんてフザケて
いないで休養させてあげて下さい。

椎骨脳底動脈血流不全の詳しい説明
http://www.hotweb.or.jp/shirato/gvbi.html


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (放置プレイのプー太郎)
2006-09-28 15:00:35
全く同感です。なんかいやな予感がした。前回のやられ方が。



一応は勝ったから良いってもんじゃない。後遺症が残っても仕方ないやられ方だった。



『心配ない』と発表しているけど、逆に心配だ。
返信する
Unknown (uwf1984)
2006-09-29 11:00:20
コメント有難うございます。

総合格闘技は近年、地上波TV局により

知名度を得た反面、コンテンツとして

バラエティーやドラマの如く視聴者の

喜びそうな娯楽性を重視し過ぎ、過剰な

演出が目立ち、競技としての本質を

濁し過ぎています。本来、シビアで

シリアスなリアルファイトの世界は

リングでの出来事を報道番組的な

目線でもう少し正確に伝える方が良い

と考えています。
返信する