最も僕の理解者である先輩が
隠退した。自社を後輩幹部に譲渡し、
身を引いたからと突然の連絡。
急いで誘われたお店に出向いた。
週末で混み合う店内の一番奥手で
彼の会社の社員で見覚えのある
4人の女性リーダーが泣いていた。
1人はテーブルに顔を伏せて、もう
1人は俯きながら嗚咽し、あとの2人は
互いに寄り掛かり号泣していた。
「どの娘が本命ですか?」
と冗談をトバす空気ではなかったので、
先ずは . . . 本文を読む
延々と休憩が続いたが、ようやく再開
ココで高田”褌”部長がリングイン。
榊原氏マイクで「どうしても実現
できなかったカード…」
オイオイ、マジかよ。
スピード2のテーマソングが会場に
響き渡り桜庭和志タイガーが入場
会場は大爆発。興奮した隣席の女性に
抱きつかれる。続けて我が心の師
田村潔司が入場。会場が臨界点へ。
感極まりながら二人の言動に聞き入る。
榊原氏、サク、タム、それに僕と隣りの
旧友ガ . . . 本文を読む
土曜深夜、携帯に知人から連絡が
入った。興奮気味に彼は
「もしかしたらサクvsタムが…」
常識的に、それはナイよ。。。
しかし、ソース元を聞いて驚いた。
電話を切って、放送されていた
「北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」を
寝床からダラダラと観ていた。
オリジナルを知る者として今回、声優の
キャスティングに違和感を感じながら、
最後まで観ていて思った。
やっぱり、ラオウvsケンシロウ以上に
田村潔司v . . . 本文を読む
正直、ときめくカードなんて無かった。
正直、榊原氏の退任にも興味無かった。
正直、CDなんて欲しくなかった。
「もしかしたら・・・」
はじまりは前夜、知人からの電話。
憶測の域を超えないソースだが、
考えるより確認しよう。半信半疑のまま、
投票所から首都高を飛ばし埼玉SAへ
そして、休憩明け
桜庭と田村がリングに並んだ。
交わる筈のなかった2人が再び
日本格闘技界、最後の希望となるべく
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前回のK-1は史上最高の興業となり、
谷川氏にすれば、この勢いのまま
MAXも盛り上げたいところだった。
が、格闘技はそんなに甘くなかった。
当日、会場に行っていた友人の感想は
”史上最高に疲れた大会”
そりゃそうだ。
全14試合でKOはたったの4試合、
このKO内、3試合は前座試合である
オープニングファイト。肝心の本戦の
”世界最終選抜”と題された基準の
解せない10試合に至っては実に9試合が . . . 本文を読む
4月3日、弊社に新卒者2名が入社した。
大手に比べると極少数ではあるが、若者が
入社してきた。事務所内で自己紹介のとき、
彼らの出身大学を聞いて皆、ざわついた。
僕は関西人なので、関東の学校はピンと
こないが、優秀らしい。緊張気味に話す
かわいいイケメン新人に女性スタッフ陣は
色めきたつ。
思い返せば17年前の4月、僕自身も
ネクタイを何度も結び直しスーツに”着られ”
希望に満ち溢れて初出社した . . . 本文を読む