U魂(ウコン)

◆『U.W.F』最強伝説を追い求める
36歳 おやじブログ

【第3闘議】 師匠 ノゲイラ ④

2004-09-29 | コラム 闘議
そして、『PRIDE 2004 GP』では、1戦目の横井、 2戦目のヒース戦共に、オリンピック代表選手たちとの合宿で スキルアップさせたボクシング技術を披露すると共に、 長年、改良を重ねた”腕三角”スピニーチョーク(スピニング・チョーク)を 2試合連続でガブリの体勢から完璧に極めてみせた。そんな無敵の ノゲイラの願いは叶い、決勝戦で宿敵ヒョードルとの一騎打ちとなる。 彼は、開始早々からオモプラッタ . . . 本文を読む

【第3闘議】 師匠 ノゲイラ ③

2004-09-28 | コラム 闘議
このヒョードルとの試合について、周囲と僕は意見が かなり食い違う。確かに、ヒョードルは強かった。 が、試合結果はどうだろうか…KO?TKO?いや、 最終ラウンドまで縺れ、ヒョードルの”判定勝ち”だった。 ノゲイラは極められなかったのはではなく、ヒョードルに 決めさせなかったのだ!と言いたい。 圧倒的に劣勢の中、普通の選手ならば、ダメージと共に心が折れ、 タップアウト若しくはレフリーストップになる状 . . . 本文を読む

【第3闘議】 師匠 ノゲイラ ②

2004-09-28 | コラム 闘議
その後、PRIDEでの活躍は、あえて書く必要はないが、 02年8月に国立で行われた『Dynamite!!』で ボブ・サップを極めた瞬間は、さすがに声が嗄れるほど 奇声をあげてしまった。”柔よく剛を制する”をリングでやってのけた 偉大なるファイターに当日の暑さが吹っ飛ぶくらい興奮した。 同年12月に行われたPRIDE24でのダン・ヘンダーソン戦も、 過去のKOKトーナメントの疑惑の判定敗北を一掃する . . . 本文を読む

【第3闘議】 師匠 ノゲイラ ①

2004-09-27 | コラム 闘議
はじめに、僕はノゲイラを師匠(マスター)と呼んでいる。 彼を、彼の技を初めて観たのはヒョードル同様、 RINGSでの対 ヴァレンタイン・オーフレイム戦 (現PRIDEミドル級で活躍するアリスターの兄) ノゲイラが織り成す、”グラウンド展開”はショックだった。 当時は、攻守がめまぐるしく入れ替る”回転体”と呼ばれる サブミッションのやり取りが主流だったので、大蛇のごとく 相手に絡みつき、如何なる場合 . . . 本文を読む

【第2闘議】 皇帝 ヒョードル ③

2004-09-24 | コラム 闘議
愛らしい童顔で、凡そ筋肉質とは言い難い体系のヒョードル。 彼が試合中に起動させている”第六感”と言えるセンサーの様な ”格闘バランサー”には、幾度も驚かされた。 それは当に常人離れした”アムロ”や”シャア”の様な 『ニュータイプ』と呼ぶに相応しい感覚である。 並みの選手では、このセンサーがある限り太刀打ちできる筈がない。 あまり、リアルな世界に非科学的で漫画チックな話を持ち込むべきでは ないかもし . . . 本文を読む

【第2闘議】 皇帝 ヒョードル ②

2004-09-24 | コラム 闘議
僕の自分勝手な期待とは裏腹に彼のPRIDEに 措けるデビュー戦の結果はイマイチだった。 ところが、次の対ヒース戦では観客を驚愕に 陥れる恐ろしい戦術を魅せた。氷の拳と称された ”パウンド”である。あのPRIDE屈指の アグレッシブファイターで”暴れ馬”の 異名をとるのヒースが”亀の子状態”で 何も出来ない程、凄まじいモノだった。 ヒョードルの繰り出してくる、デタラメな 軌道を描く強烈なフックは、的 . . . 本文を読む

【第2闘議】 皇帝 ヒョードル ①

2004-09-22 | コラム 闘議
はじめて彼の試合を観たのは、友達が WOWWOWで録画したビデオテープ RINGSのKOK2000のトーナメント Bブロック1回戦(対アローナ)だった。 『先生(ヴォルク・ハンの事w)が 物凄いヤツを連れてきたぞ!』と衝撃の 1R 0'12" KOデビュー戦を先に観ていた 友人からの振れ込み。第一印象は…正直、 どう観ても対戦相手のアローナの方が優勢で 『ん~~そんなに強いかぁ?』と思いました。 . . . 本文を読む

【第1闘議】 野武士 ミルコ ③

2004-09-21 | コラム 闘議
その後の彼は、皮肉にも切望したヒョードルと 対峙できる最大のチャンスであった 『2004 GP』での開幕戦でランデルマンに ”1RKO”という壮絶な完敗を喫してしまう。 コレもまた、ドラマである。”成就困難極める”を 身をもって彼は痛感したのだろう。 それでも彼は歩みを止めることなく”野武士”の如く DSEサイドからの何時如何様なオファーであっても 断るどころか、自ら志願して戦い続けている。 力量 . . . 本文を読む

【第1闘議】 野武士 ミルコ ②

2004-09-21 | コラム 闘議
当初、欠場理由を”背中の古傷”としていたが 実際は、ミルコは以前から(今も)対戦を 要求している最大のライバル、PRIDE現王者 ヒョードルと同じ代理人になってしまうのは、 自分にとって不利益を齎すと判断したのと、 ミヤトビッチの一連の”非紳士的な行動”を 嫌ったからと言われている。DSEに ミルコは『自分が大切にしているモノを彼 (ミヤトビッチ)は理解していない。だから、 契約を破棄した。周囲が . . . 本文を読む

【第1闘議】 野武士 ミルコ ①

2004-09-21 | コラム 闘議
試合では、寝ている相手を手招きしてまで 立たせて、自分の土俵(スタンド)でしか 戦わない。総合のリングで飽くまでも ”K-1スタイル”の試合をして”最強”を 語る、そんなミルコが大嫌いだった…。 まだ、記憶に新しい昨年末の民放三社による 『格闘技イベント戦争』 ミルコは、どの大会にも出場しなかった。 他の選手より高額なオファーがあった にも関わらず、受けなかった。 それどころか各局が競合した結果 . . . 本文を読む