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萌えるゴミ

雅な感じで

2005年11月10日 | 日々是良橘
学生の頃に図書室で借りた百人一首の本は挿絵が素敵で、訳もとても情緒的でお気に入りだったのだ。おかげで百人一種が好きになれた。
社会人になってから同じ本を探したけれど今だ再会を果たしていない。
まあ今はそんなに熱心には探していないのだけれど。

思う所あって久々に「百人一種」に触れてみてチョイと萌を感じたりしたので
百人一種ローレ風解釈(メッチャ意訳・寧ろ捏造)ってことで。

映画:土谷→浅倉
逢見ての後の心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり
貴方と契りを交わしてからの胸の内に比べれば貴方を知る前の苦悩等は取るに足りないものだった。


小説:大湊(大湊→浅倉)
心にもあらでうき世にながらへば 戀しかるべき夜半の月かな
長く生きようとは思わないが不本意に生き残ったとしたら今宵のこの美しい月をきっと恋しく思い出すことだろう。
*この日奴らは契っているのですよ*


小説:浅倉(浅倉→大湊)
有馬山ゐなの笹原風ふけば いでそよ人を忘れやはする
お前が私を忘れたのだ。私がお前を忘れる事など有りはしないのだから。
*訳は下の句のみ*