御蔵島うつぼ記

うつぼとこつぼの島暮らし

愛 兆し 祈り 希望

2022-10-01 09:42:00 | 展覧会

おはようございます

渋谷での展示、三日目です

エントランス前は大きな交差点

朝のカラス



木も植えてある
窓が四つ
そこに作品を展示しています

数ヶ月後には壊されてしまう窓たち

キチンと仕事してくれています


四つの作品にはそれぞれ題が付けられていて

向かって右から



そのこころは消えない

Your wish never die


兆し


知らせは来ているのかもしれない

Maybe the sign had come


祈り 


かけら
かけらは集まる

祈りになる

a piece

pieces gathering

become huge prayer


希望


しあわせを求めるこころ

わたしたちも同じ

We all share the heart for hope


「愛」は

例え身体が消滅しても

愛すること

愛したこと

愛したいこと が

消えることは無いこと


「兆し」

どんな境遇であっても

どんな場所に居ても

きっかけは掴めるかもしれないこと


「祈り」

消え去ってしまった人々の営みは

透明な澱のように積み重なって

何処かに残っているだろうこと


「希望」

破壊されていく脆い世界

その先に美しい風景は必ず存在していること


使ったのは段ボール、新聞紙、金網、割れガラス、天然群青、黄土など

最短距離で言いたいことを伝えるために、最適な素材を使いました


私たちは今メディアを通して、紛争や戦争、不幸な出来事を目の当たりにしている

その都度、心を痛めていても、心のどこかで、何処か遠くの出来事として傍観していないだろうか

痛みが重なるごとに、その痛みに慣れていないだろうか


そして


その先には何が待っているのだろうか


そんなことを思いながら暮らしている

それをカタチにしました


是非実物をご高覧下さい

宜しくお願い致します


樋口薫 拝