おはようございます
渋谷での展示、三日目です
エントランス前は大きな交差点
朝のカラス
木も植えてある
窓が四つ
そこに作品を展示しています
数ヶ月後には壊されてしまう窓たち
キチンと仕事してくれています
四つの作品にはそれぞれ題が付けられていて
向かって右から
愛
そのこころは消えない
Your wish never die
兆し
知らせは来ているのかもしれない
Maybe the sign had come
祈り
かけら
かけらは集まる
祈りになる
a piece
pieces gathering
become huge prayer
希望
しあわせを求めるこころ
わたしたちも同じ
We all share the heart for hope
「愛」は
例え身体が消滅しても
愛すること
愛したこと
愛したいこと が
消えることは無いこと
「兆し」
どんな境遇であっても
どんな場所に居ても
きっかけは掴めるかもしれないこと
「祈り」
消え去ってしまった人々の営みは
透明な澱のように積み重なって
何処かに残っているだろうこと
「希望」
破壊されていく脆い世界
その先に美しい風景は必ず存在していること
使ったのは段ボール、新聞紙、金網、割れガラス、天然群青、黄土など
最短距離で言いたいことを伝えるために、最適な素材を使いました
私たちは今メディアを通して、紛争や戦争、不幸な出来事を目の当たりにしている
その都度、心を痛めていても、心のどこかで、何処か遠くの出来事として傍観していないだろうか
痛みが重なるごとに、その痛みに慣れていないだろうか
そして
その先には何が待っているのだろうか
そんなことを思いながら暮らしている
それをカタチにしました
是非実物をご高覧下さい
宜しくお願い致します
樋口薫 拝