歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

日々鋼

2009年03月07日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
今日のキャラは。
エンヴィー。
「嫉妬」のホムンクルス。

彼についてはね。

彼は無性なんだよー、とか書いたり。
(パーフェクトガイドで「彼(?)」となっている通り、エンヴィーには性が無い。はっきりと書かれたことは無いけれど、私にとっては自明だ。
錬金術において両性具有は「完全な存在」の象徴。だからその失敗作であるエンヴィーは真逆。)

「嫉妬」を少年の容姿に描く、荒川弘の色気不足(笑)も語った。
(嫉妬といえば女でしょう?可愛いくせにえげつない、なら女の子キャラのがよほど「引力」あったと思う。
でもそういう色気の足りなさは、作品の清潔感という魅力と、表裏一体なのよね~)

彼の設定や容姿については語ってきたけど、彼という存在そのものについては語ったことがなかった。
彼を彼として愛したことがなかった。


ある所で、好きなキャラは?という問いにエンヴィーを挙げていた人がいた。
理由は
「汚くも純粋なところ」

汚くも純粋!
何と言う的確さ!

純粋さ、という単語を与えられたとたん、すっと理解できた。
残虐さを好むところも、あんまり頭がよくないところも、単純に感情を表情に出すところも、己の優位性にのみアイデンティティを持つところも、ただただお父様を信じるところも。

この、ガキっぽさ。
そうだ。彼は純粋なんだ。

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