歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

小説4巻の小さな不満…は書き直し

2006年04月04日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
イラスト集中扉と見比べたくて、小説4巻を手元に置いています。
持っている小説はこれだけ。だって巻末イラストのアルが!大人生身アルがっ!!
原作絵で初登場、そしてこの絵しか、鎧以降のアルは描かれてないんですよ原作では!

コミックス13巻刊行と同時に、このラフをカラーにしてイラスト集に収録っていうことは、信じてもいいんだよね?よね?荒川先生。

さてそういう訳で久しぶりに小説をぱらぱらと読み返してですね。
小説別に嫌いじゃないんだけど、大佐ってすんごい偉いさんだよそれが下っ端に書類の書き方から教えるなんてそんなん組織としておかしいよう、ってな記事を書いたわけですが。

不満なら読まなきゃいいじゃん?

ともう一人の私が申しまして。
あら、その通り。
と、思いその部分は削除しました。

そ。楽しむためには小さな不満は目をつぶらなきゃね。
そして何事も、語尾は肯定でいかなきゃ!
「あいつカッコイイし頭もいいけど、チビなのがさあ」
って言うよりも
「チビなんだけど、カッコイイし頭もいいし元気で前向きでいい奴なんだよー!」
って言う方が、いいでしょ?!

たださ、マスタングを描くのに軍人という要素は必須で(ホークアイにもアームストロングにもね)、だから軍という組織を矮小に描いちゃうとそこに属するキャラクターも矮小になっちゃうから、もったいない。これはアニメでも、ハクロに大総統代理をさせたところは私はちょいひっかかったなあ。

そう。あ、ここは目をつぶってあげないと、って思う部分は、どの作品だって大なり小なりあるんですよ。
んでも、原作鋼が一番、そういう部分が少ないと思うのは、やっぱ惚れた弱みでしょうか(笑)
あれですね、アバタもエクボ。
「カッコイイし頭もいいし元気で前向きでいい奴で、そんでチビだし喧嘩っ早いし超悪者ヅラするしそのくせ命のやり取りできるほど大人じゃないしそうゆう所が全部可愛くて、無邪気な笑顔も悪そーな笑顔もガキっぽい仏頂面もたまに見せる切ない表情もどれもこれもいいのよー!」
っていう(笑)。

ね。うー…、より、わーい!のが、言葉を選ばなくて済むからずっとずっと書きやすい。
そんで読んでる人も絶対そのほうが楽しいもん!

というわけで。
小説だから別のお話が読める!小説だから図書館においてもらえる!小説だから子供たちはパパママのお金で買ってもらえる!
漫画と別の世界だから、漫画では描かれない大人なエドやウィンリィや、サーベル正装ロイや、ずっとずっと待っている成長したアルの姿の、荒川弘絵を見ることができる!!

小説4巻の大きな喜び。
成長したアルの姿。
もうそれだけで十分だもの!
いつかいつか、漫画の物語のその先で、あのアルに、どうか出会えますことを。


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