株価だけ上げても仕様がない。実体経済と乖離してる。なんて言う人が新聞にもたくさんいる。要は貨幣の価値を軽くして将来の企業収益の名目値を上げることで、消費や投資を喚起しようという政策ですから。乖離してていいんです。ただ、同じ口で消費税増税を主張する。それだと実体経済は改善しない。
好調なのが株価だけで実体経済と乖離してるのは危ないと思うけど、でもその対応策は消費税の減税もしくは廃止でないと困るよ(´・ω・`)
政府が問題にしてるのは低所得者の支出が減ったことで、消費税を差し引いた実質消費が減ったなんて言ってませんよね。ケインズ的消費者なら、所得の一定割合を支出するので、消費増税で支出は減らないはず。低所得者は消費増税を恒常所得の低下として受け取るという解釈が妥当と思われる。
消費税の負担は、立場が弱い人にどうしてもしわ寄せが来る。転嫁の問題や、実質消費の減少による人減らしによって。もうすでに所得が落ちてしまった人はもちろん、現在そうでない人も近い将来そうなる可能性を感じているので、消費を増やすことができない。
消費税を上げといてゴルフ場の利用税を下げるのがが良いなんて考えるのは、愚か者であるとしか言いようがない。
でもあれだ、金持ちがもっとお金を使えば景気が良くなるっていう考え方、どこまで本当なんだろうか。まあ、景気という言葉の定義次第でいくらでも「景気」は良くできるか。
ライター等で仕事をしている若いひとに言っておくと、世話になってる目上のひとから「干す」の「潰す」の言われたところで怖いことなんか何にもないってことです。仮に面と向かって言われたら「やってみろよ。その覚悟はあるんだろうな」と言っていいところ。
本当の本当に「干す」ことが成功した暁というのは、「干された」側にはもう失うものがなくなった状態じゃないですか。
失うものがなくなった人間の、どれほど恐ろしいことか。
つまり「干す」の「潰す」の「仕事できなくしてやる」と言ってる本人は、はたして「殺される覚悟」があって言ってるかって話。これは比喩じゃなく言ってます。本当に、本気で「殺される覚悟」があるのかと。そのくらい重いことばなんですよ。
現実に「オマエなんかこの業界から干してやる」と言って脅したひとが、逆に「じゃあオレに仕事が来なくなったらオマエのせいでいいんだな。オレに仕事がなくなったってことは、オレは生きて行けないってことだ。一人で死ぬかよ!」と詰め寄られて真っ青になって撤回したという話も知っています。
「殺す」ようなことをほのめして脅すなんてことは許されることではないでしょう。しかし、では「干す」「潰す」「業界で仕事できなくしてやる」はどうなんでしょうか?
人一人の人生を狂わすようなことを、その場の勢いで言ってませんか?
繰り返しますが、干す、潰す、業界で仕事できなくする、なんてほぼ不可能なんですよ。
「ゴルフ=金持ち」のイメージが払拭出来ず、ゴルフ場がバタバタと倒産致しております…/ @takadonomadoka: なんかゴルフ税を廃止しよう!ってたった2人の閣僚が息巻いてるらしいけどバカなの?ゴルフ税なんていまの100倍でもいいよ。こういう金持ち優遇こそこそしながら消費税
いや本当に、この手の「頭の中の昭和」には気をつけなければなりません。
若い子でもやるんだよ。
ゴルフ場利用税の廃止を批判した人を伊藤さんは馬鹿にしてるけど、伊藤さんの方が頓珍漢だと思う。東京圏でお金がいっぱい使われても地方の景気に全然関係ないのと同様に、金持ちが金を使いやすくしても貧乏人にはあまり関係ない。
今の状況で経営難だったら倒産させて需要にみあった適正数になったほうが良いというのが、ここ20年の日本の政策だったろうに。何を言ってんだかという感じだよ。