偏屈者の世迷言

最近は競馬のことばかり書いてます。もっと政治のことを書いていきたいのですが。自営業者からの意見はもっと出されるべき。

6月30日、土曜日の競馬の予想(競馬)

2012-06-29 23:33:30 | 競馬

 G1レースが終わったせいで気が抜けてしまったみたい。

 予想する意欲が著しく減退している。

 とりあえず目に付いた馬を挙げていく。

 

 福島10R白川特別。

 本命は、 6.レオパステル 。先週、福島1200mでキングカメハメハ産駒が走っている感じだったという安直な理由。ただ、古馬になったら体の小さな牝馬はあまり休み明けを走らないイメージがあるので、その点はマイナス。

 

 

 福島11Rテレビユー福島賞。

 本命は、 10.ジュエルオブナイル 。前走が休み明け激走のための2走ボケだとしたら、今走は前進が見込めるのではないかと思う。

 

 

 中京10R長久手特別。

 本命は、 11.マイネルカーミン 。相手が弱くなるし、距離も中距離路線からマイルへと変わるので、変わり身を期待。

 本来なら 1.エーシンミズーリ のほうを本命とすべきだろうが、格上げ戦になると信頼性は少し落ちる感じなので。

 

 

 函館11RTvh杯。

 本命は、 2。ダイメイザクラ 。前走の惨敗は、2走前の淀屋橋ステークスを逃げて好走した反動ではないかと。だから、今回は立て直して好走できるのでは、と思う。

 

 

 土曜日の予想はこんな感じ。

 今週は仕事が忙しく、そのせいで疲れているせいか予想が深くまで考えられてない感じがする。

 考えるのにも体力が必要だ。

 

 


宝塚記念をはじめとした日曜日の競馬の反省(競馬)

2012-06-26 06:19:13 | 競馬

 宝塚記念の反省。

 1,2着馬は元々能力上位なので、走れる状況だったということだろう。特にハイペースになったので、勝った 11.オルフェーヴル にはぴったりのレースだったのではないだろうか。

 G1が良いのは、強い馬が勝利したら予想が外れても納得できて許せるところ。

 自分が本命に挙げた 8.アーネストリー には、もう少し積極的に一か八かの競馬をしてほしかったように思う。

 

 

 長万部特別の反省。

 土曜日の馬場とは少し違いがあったみたい。 6.オビーディエント がコンマ2秒差だったことを思うと、土曜日のように追い込み馬場だったら3着以内があったのではないかと思う。

 まあ、単勝100倍越えだからコンマ2秒差だったら許されると考えているようでは、どんどん予想は当たらなくなってくるだろう。

 気を付けなければ。

 

 

 大沼ステークスの反省。

 本命に挙げた 4.キクノアポロ は3着だった。 キクノアポロ は昨年のブリリアントステークスを勝った後長期休養したが、それ以後は何か中途半端な着順に終わっている。じょじょにリズムを上げてきているのではないかと判断しての本命指名だったが、今回も中途半端な着順だった。単勝とかは狙えない、複勝までの馬という感じだ。

 

  9。インペリアルマーチ は逃げられなかった時点で終わり。次レースで1400mとかに出てきたら悩むなあ。逃げることができるようなメンバーだったら有力だけど、距離が短くなる分逃げにくくなるという難しい感じ。同距離だったら積極的にもう一度狙ってみたいが。人気も落ちているだろうし。

 


STV杯の反省と、日曜日の予想(競馬)

2012-06-24 02:30:56 | 競馬

 STV杯の反省。

 本命に挙げた 3.ニシノマナザシ は出走取り消しになってしまったのは残念だけど、もう一頭の 14.マスイデア は見事勝利してくれた。

 結果を見た感じでは、外枠の差し馬が上位にきている。

  3.ニシノマナザシ が出走していたらどうなっていただろうか?

 凡走の可能性は高かったかもしれないが、本命に予想した以上、結果を見てみたかった。

 まあ、けれども本命馬が一着ということで、予想が的中したのはとても良いことだ。

 

 

 

 それで、日曜日のレースの予想。

 

 

 宝塚記念の予想。

 正直わからない。上位馬たちが、どれ来てもおかしくないような感じ。

 一番注目しないといけないのは、当然三冠馬 11.オルフェーヴル 。

 ただここ2戦、この馬には合わないレースだったみたいで、ちぐはぐなレースぶりを見せている。そのことが今回のレースにどう影響するかがよくわからない。

 合わないレースを前走使っていた場合、そのレースで好走していた場合は無理をしたということで今走にはマイナスに働き、惨敗していた場合は巻き返しの要因としてプラスに働くというのが基本的な考え方である。

 だけれども、 オルフェーヴル のような常勝馬の場合、合わないレースを使われたことでリズムを崩してしまう場合がある。その判断が難しいところ。

 

  7.ルーラーシップ 、 1.ウインバリアシオン 、 6.エイシンフラッシュ の3頭もおもしろい。

 

 でも狙ってみたいのは、人気の点もふまえて 8.アーネストリー だ。

 昨年と同じように、上がり3Fが35秒台でも勝てるようなかたちで先行できれば、チャンスはあると思う。

 

 

 函館10R長万部特別の予想。

 土曜日のSTV杯の結果を踏まえて考えると、 9.タツストロング で問題ないように思われる。

 けれど、上位に来ている馬の血統を見てみるとスタミナ血統の馬が上位にきているようだ。このレースで該当するのは、 1.タイヨウパフューム と 6.オビーディエント 。

  1.タイヨウパフューム は最内枠なので評価を一段下げると、本命は 6.オビーディエント となる。

 人気薄だし、流れの外からの追い込みがはまれば面白いのではないだろうか。

 

 

 函館11R大沼ステークスの予想。

  9.インペリアルマーチ が、逃げることができれば面白いと思う。

 だけれども、 4.キクノアポロ を本命にしたい。あまり強い根拠はないんだけれど、元々実力上位だと思うし。人気が薄いならば狙ってみる価値があるだろう。

 

 

 

 


STV杯の予想(競馬)

2012-06-23 01:12:05 | 競馬

 今週は宝塚記念。

 その前に土曜日の予想。

 

 

 函館11RSTV杯の予想。

 はっきり言って今週の競馬は全然わからないんだよね。

 先週のように内枠の差し馬が有利と考えて予想すると、 3.ニシノマナザシ が本命かなと思う。1200mの経験がないのはかなり心配だけれど。

 あと気になっている馬は 14.マスイデア 。本当のことを言えば、こちらのほうが好走するかなという気はしている。

 

 

 でもまだ正直、今開催で好走できる馬がどのようなタイプなのかまだイメージできていない。

 普段はできているのか? とか言われると苦しいけど。


ラジオデイズ『壬申の乱―古代日本最大の内乱―(遠山美都男)』を聞いて

2012-06-19 08:44:30 | ちょっと考えたこと

 ラジオデイズ『壬申の乱―古代日本最大の内乱―(遠山美都男)』を聞いた。

 日本書紀をはじめとした史料に基づいて説明されていて、さらにその史料の矛盾や書かれていない空白のことがあるようなところには自身の考えを述べられている。私は恥ずかしいことに日本書紀などの史料にあたることなく歴史を捉えようとしてしまうので、先生の話にはいろいろな発見があった。壬申の乱に興味がある人は是非聞いてもらいたい。

  それで、以下の内容は感想ではなく、遠山先生の話を聞き刺激されて、いろいろと考えたことがあったのでそれを書いたものである。

 

 

 

 壬申の乱というのは672年に起こった、天智天皇の弟である大海人皇子と息子である大友皇子とが争った内乱である。

 遠山先生の話を聞いていて一番疑問に思ったのは、なぜ大海人皇子が戦争を起こしたのか?ということだった。

 通説では、近江の大友皇子の方から排除しようとする動きがあったため、身を守るためにやむなく立ち上がったということになっていた。しかし、遠山先生の話では大海人皇子には皇位継承権がそもそも初めからなく、壬申の乱は大海人皇子が皇位を狙って起こした反乱だったというものだった(かなり話を端折っている。詳しくはコンテンツを直接聞いてほしい)。

 大海人皇子が初めから皇位継承権がなかったというのは通説とは真逆だけれども、それは説明を聞いて納得できた。でも大友皇子の次の大王位は大津皇子か草壁皇子が継承することが、その時代の全体的な合意事項となっていたということは通説どおりの話だった。

 ここで疑問が生じるのである。

 反乱は成功の見込みがほとんどないものだった。自分の息子(大津皇子か草壁皇子)への皇位継承が既定路線だったのならば、それほどの危険を冒してまで決起するだろうか。

 

 日本書紀では、君側の奸を除くことが大海人皇子の反乱目的だったとしているという。「君側の奸を除く」というのは主君に対して反乱を起こす者の常套句であり、本当の理由であったかどうか怪しいところではある。

 しかし、私は意外とこれは真実なのではないかと思っている。

 大友皇子を支えた有力豪族、蘇我赤兄、中臣金、蘇我果安、巨勢人を滅ぼすことが、大海人皇子の一番の目的だったのではないだろうか。

 

 私が壬申の乱の話を聞いていて、共通点があると思った歴史上の出来事が二つある。

 一つが、称徳天皇崩御後の白壁王(光仁天皇)の即位と、その後その後継者と決められていたはずの他戸親王が謀略により死に追いやられた事件。

 もう一つは、1600年の関ヶ原の戦いである。

 大友皇子は、自分を支えてくれている有力豪族たちと結んで既定路線である大海人皇子の子供への皇位継承を反故にして、中継ぎに過ぎないという自らの立場をひっくり返そうとしたのではないだろうか。

 有力豪族たちは、中大兄皇子を支えてきた実力のある大海人皇子(実行部隊として大きな役割を果たしていたのではないだろうか)を排除することで、大化の改新以後、大王家と比して著しく低下した豪族(古代氏族と言ったほうが適当かな)の勢力の盛り返しをはかろうとしたのではないだろうか。

 もし大友皇子が壬申の乱で勝利を収めていたら、有力豪族の助けで勝利することができた以上、再び大王と有力豪族による連合政権という大化の改新以前の体制へと逆戻りすることになっただろう。

 しかし、大海人皇子が勝利した。

 関ヶ原の戦いは徳川家康と石田光成との戦いというイメージが強いが、戦争の意味としては、五大老である毛利氏・宇喜多氏・上杉氏の巨大な所領を大幅に削り(宇喜多氏は取り潰し)、逆に徳川氏は400万石という圧倒的巨大な所領を持つようになって天下を支配できる力を手に入れることができたということである。

 同様に壬申の乱も、最後に残っていた有力豪族を一掃できたということがこの乱の一番の意味だろう。

 これによって「古代」というものが完全に終わったのだと思う。

 以前と以後とでは全く違う社会なのである。法令に関しても、乱の以前から様々なものが出されていたが、以後のものは全く意味合いがことなるものである。

 言ってしまえば、「豪族主権」から「天皇主権」への革命(こういうのを革命と呼んでいいのかわからないが)が起こったのである。ちょっと言い過ぎかもしれないが。

 律令制度(特に班田収授法)の制定は、豪族というものが政権に対して力をもう持たなくなった後の、新たな統治システムづくりを意図して為されたものであろう。豪族たちの談合による政治という、有力豪族個人の思わくが強くはたらくような統治支配ではなく、律令とそれによって規定された太政官という、制度と組織による統治へと移行したことの宣言でもあったのではないだろうか。

 壬申の乱後の律令制定というのは、大王の地位を選定するような豪族がいなくなった事実を、固定化・永続化させるというのが一番の目的であったように思えるのである。

 

 

※6月19日文章修正