BS歴史館の尊氏回の録画を見てたけど、何回見ても面白いな。
妻は、尊氏のことすごくいいかげんな人だって言って嫌いになってたけど。直冬は尊氏の一夜の過ちでできた子だよ、って言ったらさらに怒ってた。
妻はどうやら直義派らしい。肖像画も兄よりかっこいいしな。
もうすぐ3月も終わるな。4月からは消費税が8%か。すごく不安だ。今でも自殺者数が、一年間にほぼ3万人という状態なのに。政治に携わる人たちはどう思ってるんだろうか。
「正しい消費税の使い方と財政再建のやり方」というのを少し前に思い付いて、ちょっとずつ文章にしようと試みてたけど、結局間に合わなかったな。なんか眠れないし、消費税の正しい使い方だけでも適当にツイッターに流しておくか。
まあ、考えながら書くのでまとまるかわからんけど。
正しい消費税の使い方①消費税率を8%に上げてはいけないのは景気の状況がまだ完全に良くなってないからというのではない。1997年に3%から5%へと上げたときにうまくいかなかったのもタイミングが悪かったからではない。消費税の適正税率が0~2%であるのに、逆方向へと変更したからなのだ。
②財政健全化のためには25%くらいにはしないとだめだ、というような人もいるのにおかしなことだと思うかもしれないが、現実に5%に上げた効果が全然なかった以上、5%未満にするというのが自然な考え方だろう。
③消費税を25%や30%にしても財政状況は絶対に良くならない。それは日本の国債が国内で消化されているからだ。
④日本では国債を発行するなりして景気対策のための予算を調達してるが、これをお金の流れで見ると「民間→国→民間」となる。消費税で調達した場合も「民間→国→民間」となる。つまり消費税率を上げて国債の発行を減らすということは、国債の役割を消費税へと置き換えるということだ。
⑤でもこの置き換えはできない。前者は景気が良くなるのに、後者は景気が悪くなるからだ。国債による予算調達と消費税による予算調達とは、まったく別物なのだ。だから消費税を上げてしまうと、景気対策のために国債の発行を増加させなければならなくなってしまう。
⑥では消費税が、左派系の人たちがよく言うように欠陥税なのかというと、そういうわけではない。現に欧州では日本よりも高い消費税率である。
⑦結論を言ってしまうと、消費税とは「民間の消費を縮小させるため」のものである。
⑧民間消費の増加=景気が良い、ということが現在の日本では当たり前になってしまっているので変に感じるかもしれない。けれど、物的リソース、人的リソース、生産能力の全ては有限なのだから、消費が増加することは良いことだというのは普遍的なことではない。
⑨太平洋戦争中の日本を見てみればわかるように、民間消費の増加が悪いという状況もあるのである。ただ日本が需要不足の状態を長く続けているために、もっと民間消費を増やさなければならない、ということになっているのである。
⑩つまり消費税の目的とは、政府支出(事業)のリソースを確保するために民間のリソースの使用を抑制することにあるのである。
⑪だから、民間消費が大きすぎて国内の生産能力を超えているために他国から慢性的に借り入れを行っているというような状況や、国民が貯蓄をせずに消費をしているために金利が高くなり設備投資が進まないというような状況では、民間消費を抑制するために消費税率を上げるのが良いということになるのだ。
久々に頭使ったせいか眠いのに寝れない。頭動かないけど続きを書くか…
⑫ちょっと先走って、設備投資リソース確保のために消費税率を上げるというようなことを書いてしまった。⑩で言ったこととずれている。けれども、消費税を上げると金利が下がり設備投資が促進される場合があることは知られている。財務省もホームページで消費税を上げる理由にしていたはずだ。
⑬このことから、消費税の目的は、政府支出のリソース確保に限定されないということがわかる。⑩は「消費を縮小させてリソースの空きをつくる」と言いなおすことができるだろう。こうすると、消費税の軽減税率の使い方というのもわかってくる。
⑭軽減税率は、経済学者には評判の悪いものであるように思う。価格が上がっても消費量のあまり減らない生活必需品の税率を低くして、逆に大きく減る高級品等には高い税率を掛けるというのが軽減税率なのだが、そうすると税収はあまり上がらないのに景気への悪影響だけが大きくなると考えるのだろう。
⑮このような考え方が間違っていることは、これまでの説明からもうわかってもらえると思う。消費税は、消費を縮小させて『空きリソース』をつくる。軽減税率は、その消費の縮小をより範囲を絞ってかけるものなのである。
⑯具体的な事例で消費税の使い方を見ていきたい。古いが、1973年のオイルショックが適当だと思う。
⑰オイルショックは、アラブ諸国が石油の輸出価格を大幅に上昇させたことにより引き起こされた経済混乱である。詳しくはWikiででも調べてもらいたい。