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【絵画-60】エリート画家カバネル、アレクサンドル & ブーグロー、ウィリアムの「ヴィーナスの誕生」

2024年04月06日 | 絵画 音楽 映画

アカデミックなエリート画家は時代とともに評価が薄れ、印象派時代に推移する

 カバネル、アレクサンドル1823-1889の絵画
  ⇒エコール・デ・ボザールパリ国立美術学校卒業
   ⇒ローマ賞獲得----コンクールで優勝すると国費でローマに留学できる
    ⇒サロンに出品@1863 その後ナポレオン3世が買い取る
     ⇒芸術アカデミーの会員
      ⇒パリ国立美術格好教授
  

 ブーグロー、ウィリアム 1825-1905の絵画
  ⇒サロンに出品@1879 その後国家が買い取る
   ⇒ローマ賞獲得----コンクールで優勝すると国費でローマに留学できる
    ⇒サロンに出品@1879 その後国家が買い取る
     ⇒芸術アカデミーの会員
      ⇒パリ国立美術格好教授
  
 ヴィーナスの誕生の共通点
  ・アカデミー絵画の最高峰
  ・海の上に浮いている----人間ではない
  ・裸体の理想化
  ・コントラポストのポーズ
  ・肌は筆の後を残さずに滑らか
  ・究極の快楽ポーズ
  ・社会的に評価されサロンで国家買取
  
 19世紀当時のサロン審査員は皆二人のようなエリート画家
  ・審査基準は同じようなアカデミックな絵画
     ⇒色彩よりも形重視       :デッサン力
     ⇒美とは感情ではなく理性    :美の理由が重要
     ⇒美は普遍的でなければならない :安定構図、プロポーション、遠近法
     ⇒ジャンルの階層化       :歴史画>肖像画>風俗画>風景画>静物画
     ⇒階層別絵画の大きさ      :大>>>>>>>>>小
  ・従って審査員の評価向上にも繋がる 
  ・既に社会的地位を持った芸術家の自己評価システムがサロン
  ・エドワード・モネの「オランピア」@1863など印象派は評価されない----サロン落選
  ・批判したのはカバネル&ブーグロー
     
 19世紀後半になるとアカデミーの力が弱くなる    
  ・スポンサーが王族、貴族から一般ブルジョア市民    
  ・歴史画よりも理解しやすい風景画を好む    
  ・美術批評家登場⇒アカデミーを批判し人気が出て金になる    
  ・印象派が承認されるようになる
 
 

 

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