うりログ【別館】

観劇シロートの感想文とひとりごと

『屋根の上のヴァイオリン弾き』千秋楽の感想文

2006-02-28 | 感想文:ミュージカル
 当日引き替えの得チケで千秋楽を観てきました。チケットを受け取ってみてみると1Fのいちばん後ろ。最初はチェッと思ったのですが、座ってみたらこれがど真ん中でとっても観やすいのです。日生劇場くらいのサイズの劇場ってよいですね。舞台全体がちょうど良い感じで視界に入るうえに、オペラグラスを使わなくても役者の表情も良く見えます。前回観たときはかなり前方席でそれはそれで良かったのですが、オープニングのシーンや、酒場のシーン、結婚式のシーンなどは、このくらい後ろで観た方が良いかも。特にご贔屓が出ていなくて作品自体を楽しみたいときは、前のサイド席よりも後ろのセンター席ですねー。
 さて、肝心の舞台の方ですが、出来自体は前回観た方がよかったかもしれません。千秋楽ということでミナサンちょっと意気込みが違ったのでしょう、イッチー(笑)もちょっとセリフに力入り過ぎて聞き取りにくいところがあったし、全体的に力入り気味だったかも。
 でもそこはやっぱりイッチー! ソロナンバーではいちいち聴かせてくれました。♪Chavaleh♪なんか、泣けましたよー。まあ2幕はだいたい♪Far From the Home I Love♪あたりから、泣きっぱなんですが…。でも何と言ってもワタシのハートを鷲づかみするナンバーは♪To Life♪であります。しかもロシア人パートです!(笑) もうたぶん生理的に好きです。一緒に舞台に立って歌いたいくらいです。
 そうそう。テヴィエの夢の場面でハプニングがありました。フルマ・セーラの下の人(笑)が転んじゃったのです。ちょうど場面がはけるところで照明も落ちていたのでそんなに目立たなかったのですが、でもビックリしました。フルマ・セーラの上の人も、さぞかしビックリしたことでしょう(笑)。
 舞台に負けず、客席も(演目的に地味ながらも)熱めでした。ブラボー男もいましたよ。でもまあ、そんなに外したタイミングじゃなかったので、それほど気になりませんでした。千秋楽ということできっと特別なカーテンコールがあるのだろうと思ってたのですが意外にあっさりめ。イッチーの挨拶あって、2回ほど余分にカーテンコールがあったくらいでした。てっきり『レミゼ』みたいに垂れ幕とか出て、みんなでサンライズ・サンセットかなんか歌うんだろうと思ってたので(笑)、ちょっと拍子抜けでした。そう言えばワタシ、楽日って『レミゼ』しか観たことないや。あはは。
 再演あったらまた観たい演目です。


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