おはようございます。
今日は、はれ、空には一点のかげりもない”快晴”です。
しかし、まあ、よくもここまで、降ってくれました。
今回の釣りもそうです。
土曜日は、降水量0mmとなっていて、天気はくもり。
テントとカッパ(雨着)どうしょう?カッパだけは持って
いこうか、念のため。
午後5時、幸丸は出港です。
松石さんとぼくのはずでしたが、豪雨で浸水した大川から
諸富さん、中村世界一さん、(以上四万十川の旅チーム)
世界一さんの釣り仲間、田中さん、都合5名になりました。
(ほかにも釣り客さんいっぱい!です)
ぼくは、ここにあがりたかった。
↓
しかし、地元の釣り人がいっぱいいました、ので、あきら
めて、新(沖)波止場の左側におりて釣り開始です。
みなさんは、防波堤の中ほどに陣をかまえて、テント張り、
釣りの準備を整えています。(フカセ、カゴ、エギング)
午後6時、撒き餌のサバと切ってザザー、ポイポイと、
夜のとばりがせまってきた。こんな近場で、アラ釣りなん
て、もし、あがったら「えっ?」ものです。
午後8時、満潮の時間です。
そのとき!グググーーーーー!竿が海に吸い込まれるよう
に、お辞儀をしたかとおもうと、竿尻がもちあがるように
一気にはしりました。
構えていたぼくは、「よしっ!きたか!」ガアアンとあわせ
を(掛け合わせ)といれます。
(ここで、グワンと竿ごと体をもっていかれるのですが・・)
スッと、ぬけてしまいました。
しまった!くっそ!(言葉が汚くてすみません)地団駄を踏む!
しかし、やりとりをしていないので、また、すぐにくるぞと、
さも、なにごともなかったように、ふたたび餌をいれます。
ポツポツ雨になりました。
雨着に着替えます。
じつは、狙いのイサキ、マダイ、クロ、あまり好調ではない
ので、広大な、防波堤では、この雨で、テントにもぐりこむ
人、釣りをやめる人、いまして、沖に流れ星のようにとぶ、
ケミホタルが、雨で激減します。
午後11時、あめはひどくなり、ゴロゴロ、ピカピカ・・ドド
ンンンンン!!ピカピカ、12時、1時、カミナリ、イナズマ
豪雨、ひどいのなんの・・たまりません。
午前1時、防波堤の上ですら、雨は川の様に流れ始めた。
ピカピカ・・ドドドン・・・
この昼と夜が同時にくる、明かりで、アラがつれるわけはあり
ません。ピカピカ・・まるで、昼のようにあかるいイナズマが
はしります。
豪雨は対岸にいかぶ、松島、加唐島の町の灯りさえかきけすほ
どの豪雨です。
テントから世界一さんが、携帯に「こちらにきませんか、スペ
ースが、一人分あいています」という心優しい電話いただきま
した。
「この自然がいいのです」と、お断りして、ぼくは豪雨の中で
防波堤に横になります。
容赦ない雨は、ぼくをいじめるように、襲い狂います。
ぼくは、雨のなかだろうが、太陽が照りつけようが、雨が顔に
ふりそそいでも、平気でねることのできる、磯の体に形成され
ています。
降り続いた豪雨も、午前3時に小ぶりになりました。
餌を付け替えて、竿のそばで、見張ります。
午前4時、雷鳴と、イナズマ、雨、は口をそろえたように、止
みました。
竿が、防波堤をズズズズと横すべりをみせました。
「おおお、走った!来るぞ!」と、構えていたのですが、それ
っきりです。静かに、竿をあげてみると、餌のサバはたべられ
ています(ハダカの針)。じょうずですねえ、手もないのに。
それで、夜はあけました。
東のそらが、真紅のグラデーションをみせて、美しい。
そのうつくしい、空と、世界一さんのシルエットを写真に収め
てみました。
カゴで、イサキを釣って、アエのえさにと、もくろんだ計画も
頓挫(つれない)、アジの20cmは何匹かは、釣れましたが
これも泳がして使いましたが・・・・・・
結果は、ズ~~ボ、いさぎよくZEROでした。
福岡へ、かえっても、またしても大雨!
今日、ずぶ練れの釣具後片付けが待ち受けています。
仕事も、ガンバラないと、かくも雨つづきだと、今月は給料も
ビルの家賃も払えません。
いやあ、ぼくだってサラリーマンだとしたら、この豪雨のなか
だと、いっぱい飲んで帰ろうか、という気にはなりませんもの。
さあ、晴れましたよ。
釣りで、言い訳はよしとしても、仕事で、言い訳は廃業に突進
ですからね。