プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< オリエント急行殺人事件 >

2017年12月21日 | ☆映画館で見た映画。
見たのは字幕版。


でもねー、実はねー、……寝ちゃったのだ!
多分1時間くらい寝た。ちょっとならうとうとすることはよくあるけれど、こんなにぐっすり寝てしまうとね。
殺人があってから最後の人物の尋問まで寝てたんだから、話の一番大事なところを見てない。

これでこの作品を見たとは言えませんよ。本人的にも見た感じは全くしない。
なので、文句をつけるのも相当にひどい話ではあるのだが……
寝ちゃったというのは、ある種の快適さはあった証拠ではあるにせよ、映像作品として
物足りなかったということではないだろうか。

何しろポワロはデイヴィッド・スーシェがいますからね……
もうあのイメージでがっちり固まっているので、今更ケネス・ブラナーとか言われても困る。
あんな立派な体格で、ひげも立派で、ザ・イギリス男って感じで、
「奇妙なベルギー人の小男」には間違っても見えませんやん!
これがやっぱり乗り越えられないわけですよ。予想していたことなれど。

あの熊倉一雄の声とスーシェの姿でないと。1974年版は見ていない。……と思う。



それでも、オリエント急行の発車の時のシーンはわくわくした。
テレビドラマだとあそこまで美しくイスタンブールを描いてくれなかった気がするし。
で、空から撮ったCGとか、風景はゴージャスで大変良かったんだけどもね。

でもこの話でアクションは要らなかったんじゃないかなあと思うわけですよ。
何もあんなところで列車を立ち往生させる必要はなかったんじゃないか。
画的にスリリングにという映像的工夫ではあろうが、そういう小細工なしで立派に話を成立させてこそなんじゃないか。


まあオールドファンの繰り言である。しかも話の真ん中見てない奴の。


デップを引っ張って来たのは功罪あるな。
救いようのない悪人には見えないんだもの。ちょっとしか出ないし。動員には影響したとは思うけど。
あんまり彼が演じる意味を感じない。

ジュディ・デンチはいつでもどこでもいい仕事しますね。今回も役不足といえばそうだが、出てるだけで嬉しい。

ミシェル・ファイファーはだいぶ昔に「ダーク・シャドウ」で見た時よりさらに怖くなってて吉。



真相が明らかになるシーンは良かった。あれはダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に見えたが、どうですか?
回想で映される殺人のシーンもテンポが良くていいと思った。
結末は……うーん、ねえ。

悪くはない。が、なんか普通。かね。
終わった直後はもう1回見ようかなと思ったけど、まあいいや。
テレビ放送かなんかがあったら見よう。



年明けから始まる「キングスマン」を見ようかどうしようか……
イギリス的センスって、わたしの場合、外れる時はとことん外れるんだよね。
暇を持て余したら見ようかな。





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