「ヒーロー」

孫が野球が好きで、小学校3~4年から野球部に入り、そのまま大学卒業まで続けています

部員は大勢いる為、よほどの事が無ければ、自分のポジション等声ががかりません

部員の中でも1軍と2軍が有り、やっと1軍に認められても上手い生徒さんは何人も待っていますから代打、代走のチャンスを待って

自分をアピールしなければ監督さん達も認めてくれませんから・・・レギュラーなんて夢のまた夢みたいです

そして先日、今年卒業して学生最後の試合が有りました！小学校時代から試合には何度も出ていますが、大学時代はライバルが多く、

中々チャンスが掴めなかった彼は何とか監督からの声が掛かるのを祈っていたと思います

その日の午前中は2軍の試合が有りそこで優勝したチームが翌日１軍の試合に出席させてもらい、もしかしたら代打、代走のチャンスが・・・

そうです！代走でお声が掛かりました！今までコツコツと真面目に練習をしていた事が認められたのです！

今まで足の速さは監督も認めてくれて何度か試合に出してもらって居ましたが、今回の試合は大きな意義が有り、勝者が今年の優勝に成るのです！

点数はこちらが１点負けています・・・そして、走りました！前の四球が呼び水になり後の代打がヒットを打ってなんと１点差で優勝です！

ホームに懸命に走って来る彼をチーム全員で大騒ぎして向かい入れました

「ヒーロー」です。この喜びはやがてチームの良き思い出となって忘れられて行くかもしれませんが、彼には一生の宝物として残ると思います

学生時代、最後に大きな花火を打ちあげて皆の注目の的になり満足する結果が叶えられたのだから

ただ一つ残念なのはカメラを回していたマネージャーが興奮のあまり、彼のホームインを電池が切れて写せなかったことかな？

彼は、必ず何か持って要ると思うけど・・・肝心の記録映像は何とも残念な事でした

桃寿