便利になるほど住みづらい世の中に成りました

何歳位から「高齢者」と呼ばれるかは不明ですが、とりあえず65歳を定年者とするなら・・・

世の中新幹線の速度より速い勢いで毎日目まぐるしい変化をしている今日この頃・・・

若者たちはそれが当然の様にスマホを生活の一部に組み入れて、解らない事が有れば幾つかのキーワードを記入して

「検索」すれば、誰に聞かなくても直ぐ解りますから誰にもご面倒をかけないで済みます

外出しても財布は持たなくても、食事も買い物も出来ます(しかも、カード払いはポイントが付いて割引値段になっているようです)

こんな便利な世の中我々「高齢者」は外出しても、食事も買い物も現金以外に支払方法が解らず・・・

「牛丼」をお土産に買いたいのでクレジットカードを自動販売機に何度も出し入れして・・・諦めてしまったり・・・

「若者」と「高齢者」の類似点は一日中、誰とも口をきかなくても過ごせる事位かな？

「若者」はスマホで会った事も無い、SNSで、画面だけの親友(？)と、話ていれば、満足するし、「高齢者」はテレビ、ラジオを相手にして笑ったり、泣いたり・・・

全般に昔と比べ、老いも、若きも読書をしなくなったと思いませんか？

興味を持って熱心に読んでいるのは漫画、マンガ、まんが・・・伝記でも政治、経済、小説・・・何でも解り易いま・ん・が・・・

別に、それが悪いと言って居るのではなく、昔の様に本を読みながらあれこれ想像する、楽しみやゆとりが無いのが寂しいです

「I　love　you」の翻訳を「我、君を　愛す」ではなく「月が綺麗ですね」と訳した夏目漱石先生の夢とロマンの発想が見えません

確かに何でも簡単に知識はあふれているかもしれませんが、不便でもいいから、目と目を合わせ自分で考えた言葉でコミュニケーションを

取る事の方が大切ではないかしら？(高齢者のひがみかな~？)

こんな人好きだな~

「信念」て「強く信じている」とか「自分の考えを曲げない」って意味でしょう？

この言葉を聞くと、今でも思い出す出来事が有ります・・・・昔、まだ私が池袋のお店に出演していた頃の遠い昔の想い出です

そのお店は3人の先生がチームに成り出演していました。ある日いつもの先生が一人お休みになって代理の先生がいらっしゃいました

50代の大人しそうな先生で・・・やがて、その先生にお客様が入り隣の席にいた私は「どんな占いをするのかしら？」興味深々、ワクワク、ドキドキでした

始めは2人で小声で話していたので、聞こえませんでしたが・・・お客様が急に大声で「やっぱり、そうなんか、あんたそれ、自信もって言える？」

「ハイ」・・・「そなら、ちっと待っていてな、すぐ来るけん」

何だか、なまりの有る言葉で早口で言ったかと思ったらお店を飛び出して何処かに走って行ったかと思ったら・・・男の人を引っ張って帰ってきました

「アンさん、今あてに言ったことをもう一度、こいつに話してよ！」

「なんだよ、急にひっぱりやがって、みっともないだろう」

「前からおかしいと思っていたけど、今、はっきりした！あんた、浮気しているだろう、この先生がハッキリ教えてくれたんだよ~」

「おう！おばさん、この結末はどう取ってくれるんだよ、占いだか、知んねーが有りもしない事吹っ掛けやがって・・店長呼べ、店長～」

フロアーがこの2人の大声でざわめき出し、やがて店長がやってきて、お客様達と、先生を連れて事務所の方に行ってしまいました

1時間ほどしてどんな成り行きになったのか解りませんが、先生が戻って来られ・・・「大丈夫ですか？」

その先生曰く「お騒がせしてごめんなさいね、立場上一応誤っておいたけど・・・でも、居るわよ」

その後、先生にお会いする事も無く今日に至りますが・・・噂ではそのお客様はクレーマーで新人を見つけると難癖をつけて揉めるので有名だったらしいです

こんな先生、好きだな~

「マンマ」と「ネンネ」

我が家には野良の赤ちゃんを保護してからソロソロ6年に成る雌猫「豆」がいます

赤ちゃんの時から保護しているのにやはり本能でしようかいつまでたっても人見知りが激しく、誰かが部屋に入ってくると

サッと気配を消して窓から外に逃げ出します・・・そんな子が最近盛んに私に自己アピールをして来る様になりました

「御飯が欲しい時」「眠いのでお布団の上で場所を作ってほしい時」この時にアピールすることは解りましたがどちらも同じ動作で顔を近づけて来ます

「マンマが欲しいの？それともネンネ？」どちらも似たような発音だから聞いても判断できませんし、まして猫語等知らないし・・・・

でも、よ~く彼女の動作を見ていると・・・お腹がすいた時は顔を摺り寄せ、手の甲を舐め、眠くなった時は同じく顔を摺り寄せ、手でモミモミしています

彼女の要求通りにして上げると満足して大人しくなります

一つ勉強になりました！何でも自分の思い込みだけで勝手に解決するより先ず、相手の気持ちで考えれば誤解せず理解出来るという事を・・・

この頃は「おはよう」「寂しいから一緒にいて欲しい」のアピールも理解出来る様になり・・・彼女も人嫌いが少し治って誰かが部屋に入って来ても

良く知っている人なら、外に逃げ出さずじっとしている様子に変化が出て来ました

何事も信頼って大切ですよね~☆

「不幸な人生」って、誰が決めるの？

「先生、世の中不公平に出来ていますね~・・・運の良い人は同じに人生生きても楽しいことばかり」

私なんか、生まれてから何も良い事なんか有った事が無いわ！

このクライアント様とお付き合いが始まって、ソロソロ12~13年になるかしら？

「恋愛問題でご相談してから12~3年に成るかしら？先生があの時の相手は余り賛成しなかったから結局別れて、今の主人と見合い結婚したけど」

真面目が取り柄で、面白みが何もなく、センスも無く、他のママ友のご主人みたいに行動的でも社交的でもないし・・趣味は家族旅行なんて・・・

「ご主人様お仕事は？公務員？お住まいは？去年建てたの！・・・お子さんは2人？性格は素直で優しい思いやりが有る子なの？」

貴女何もったいない事言っているの？今の何処が不幸なの？

「あの時の彼にばったり先月会ったの、相変わらずかっこ良くて、お茶してあれからどうしたかいろいろ聞いたわ」

彼はあれから2度離婚して、今は5つ年上の女性と半同棲中で、仕事はＩＴ関連の営業で転職3度したらしいけれど

「どの会社も、馬鹿ばっかりで自分の才能を認めてくれないから辞めてやったんだ、今に独立して、驚かしてやるんだ」

「ね~先生、あの時あの人と結婚していたら、彼は離婚する事も無く、夢を掴んで独立していたかもしれないでしょう？・・ワタシ、間違っていたかな~？」

自分の人生、幸、不幸はその人の考え方で決まるものですが・・・・

「貴女と一緒になっていたら、離婚しないで、独立していたかもですって？私だったら結婚して直ぐ離婚されるか、女性問題、金銭問題で悩まされると思うけど」

無口で真面目で面白みのないご主人だけど、家庭を大切に守り、しっかりした仕事を持ち、素直な優しい子供たちに恵まれて(不幸だ)なんて言っていると

本当に今の幸せが突然消えるかもよ、脅かす訳ではないけれど、貴女が良い気になってご主人を大切にしないと、無口で、頑固で、一途な所が有る男性は

一度曲がった道に走ると、行く所迄行くらしいわよ、その時貴女が今の幸せを無くしたことに気づいても・・・・the　endです

そうならない様に今夜から、もっと彼に優しく感謝を持って、手作りのおかず一品増やしてあげなさいね

桃寿

「金縛り」

「眼は開いているのです、ただ、体が何かに縛られているように動く事が出来ません」

50代のクライアント様の怯えた声が電話機の先の方から、聞こえます

(金縛りの一番多い例だわ・・・)金縛りに有った事は有りますか？

ストレスが溜まりすぎたり、体調のバランスが取れず、体は疲れているのに感が冴えて眠れないときに時々出て来ます

ただ、初めて経験したり、その現象に説明が出来ない時、霊的現象に結びつかせたがりますが・・・

私も何度か、その現象を経験しておりますが・・・今、考えてみても(あれは、なんだったのかしら？)と思う物が一件有ります

その夜、お仕事はお陰様で忙しく、楽しくいつもの様に終わり、同じ時間帯に床に就きました

疲れていたのでしょう、直ぐ眠りに陥ったのは覚えていますが・・・・それからどれ程時間が経ったのか・・・

咽喉が乾いて目を覚まし、お水を飲もうと起き上がろうとしましたが・・・

体が全く動きません、眼は冷めているので、辺りを見回すと、いつもの私の部屋です

(困ったな~)と、思っていると布団の足の方が何か動きだしました！

それは布団のふくらみが足元から私の体の上をホフク前進する様に少しずつ上ってきます

心臓の音がバクバク口から出そうな勢いで聞こえます

身体は動かず、足元から何かが昇ってきて布団はその度に膨らみ方が近づいて来る、何時目の前にその正体が現れるのか？

汗が体中から出て、いくら叫んでも声が少しも出ない・・・布団の膨らむ位置ももうすぐ顔の見える所まで登ってきている！

(もう駄目！)と思ったとたん「パチーン」と何かがはじける音がして、布団のふくらみも動く気配も無くなりました

今考えてみてもあれは全部夢だったのか、それとも何処からが夢で、現実なのか解りません

でも、この世の中、説明のつかない不思議な事も有った方が楽しくないですか☆