お婆の逆襲☆

整骨医院の帰り、一休みしたくて喫茶店に入りました

お客様は少なくのんびり出来る空間を楽しんでいたら・・・

「それでね、今特別有料ホームのパンフレットを集めているの」

私の横のテーブルで６０歳後半の女性が二人話しています・・

「なんで、もっと早く気が付かなかったのかと残念だわ・・でもお陰さまで希望が出てきて毎日が楽しいの」

何となく話を聞いていたら・・・

ご主人が亡くなり、今まで家に寄り付かなかった一人息子が一緒に住もうとお嫁さんと二人で同居を言ってくれたんですって・・・

始めは息子の優しさと思って喜んでいたら・・・こちらに来れば家賃がかからないし、なんだかんだとお金を無心して・・・お嫁さんもそれが当たり前と思っているし、料理も洗濯も今まで一人で簡単にしていたのに３人前の大変さになり・・・

「それだけなら未だ我慢できたけど、ほら、先月あなたたちと２泊３日の温泉旅行に行ったでしょう？」

旅行から帰ったら「ばばあ！なんで勝手に無駄遣いするんだよ、俺達の金、勝手に使うなよ！」って言われて

「目からうろこが取れた感じ、優しさでもなんでもなく、お父さんが居た時は煙たくて来られなかったのが私一人になったから財産目当てによってきたのよ」

「吉本さん知っているでしょう？」
「あ～　去年ご主人を亡くしてホームに入っている人でしょう？」
「この間、訪ねていったけど、すごいのよ～　ホテルの様な感じでりビングは広いし各個室でボタン一つでお世話してくれる人が来てくれるし、色々なサークルがあって彼女物凄く若くなっていたわ」

「主人の遺族年金と私の年金と二人で溜めた貯金と家は主人が生きていたとき寄り付きもしなかった息子には渡したくないといって名義変更を私にしてくれて、遺言書も残してくれていたので、必要金額聞いたら充分入れるの」

「それでね、吉本さんにも相談に乗ってもらって物件を探した居るの、家は買ったときの不動産屋さんに売ってもらおうと相談しているの」

「先週も・・ババア何時まで生きてんだよ、いい加減でくたばれよと言われて・・死ぬまで生きてんだよ！」って
言えたらしいわ・・

今までは何も言えず毎日オドオドして暮らしていたのに・・・人生ピンチはチャンスになるって本当ね☆

第二の人生楽しんで欲しいな～・・・早くその時の馬鹿息子夫婦の顔が見たいです☆

気まぐれ桃寿でした♪