「仮縫い」と「本縫い」

「先生・・私は、洋服で言えば仮縫いみたいなもので・・・いくら、完璧にしたと思っても少し無理をすると、糸が切れて洋服の形が崩れて、又、そのほつれた場所を直さなければ成りませんし、仮縫いは本物で無いから、いつも不完全なものと、どこかで思ってしまい、自信がつきません」

こんなご質問を昨日のクライアント様から頂きました。

「何、言ってんのよ　仮縫いだからこそ臨機応変色々な形に直せるじゃ～ない？」

もし１０年前に本縫いをしていたら１０年前の流行の服をず～と着ていて、流行おくれになっても、それが正しいとず～と着続けているのよ

自分の考えは完全だと思い続けて他の意見を無視して、自分の意見を通そうとしている人がいたら、あなたはどう思う？

それより、仮縫いの為、糸は弱いかも知れないけどいつでも縫い直しが出来るし、直すたびにその服は形になっていくと思いませんか？

不完全と思っているからこそ人の意見や周りへの気配りが出来ている人をあなたはどう思う？

「先生、ありがとう！・・・本当にそうですね、仮縫いは本縫いにする楽しみがあるけれど、本縫いにしたら、それ以上がありませんよね～☆　何かとても楽になりました」

う～ん！・・我ながら上手い事言ったな～と自分で関心していてどうするの～

気まぐれ桃寿でした♪