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多重露光

2008年08月12日 16時33分50秒 | flexaret Ⅳ

flexaret Ⅳを新宿で買ったその日に撮った一枚です。新宿からの帰りがけに秋葉のヨドバシカメラでフィルムを買って、同じ建物内の喫茶店で装填。その一本目のフィルムで撮ったものでした。

flexaret Ⅳで撮った多重露光の写真は今までにこれ一枚だけです。多重露光で遊ぼうかなぁと日頃思っているけれど、いざ、カメラを構えるとそんなこと忘れてしまいますです。でも、やっぱり多重露光で遊びたいなぁ。




以下、flexaret Ⅳでの多重露光の方法、仕組み等々です。




flexaret Ⅳは、flexaretでは唯一、左上にあるレバーを押し降ろしてシャッターを切る仕組みになっています(なんとなく…、招き猫?)。Ⅳ以外のflexaretではⅤ以降はレバーではなくボタンを押す仕組みです。Ⅲ以前のものは、どうやらテイクレンズしたの小さいレバーでシャッターを切るみたいです。flexaret Ⅳのレバーは巻き上げと連動していて、フィルムを一枚分巻き上げる毎に一回だけしか押し降ろせない様になっています(詳しくはこちら)。



しかし、もう一つシャッターを切る方法があります。チャージ(シャッターユニット内部のバネに力を加える行為)した上で、テイクレンズ下の金具を横に動かすとシャッターが切れるんです。多重露光の際にはこちらを使います。

※ちなみにですが、これはシャッターユニットがPRONTOR-SVSの場合です。シャッターユニットがMETAXの場合については、確かなことはわかりませんが、他サイトFavorite Flexaretさんの4型の各部説明を書いたページにある写真を見る限り、テイクレンズ左上の金具で同じことができそうです。

下の写真でテイクレンズの下に突き出ている金具を緑の矢印で示した方向に押すかたちです(チャージしていない状態の写真です)。



そもそも、レバーを押して降ろすとシャッターが切れるのは、レバーの動きをカメラ内部の部品(その先端が写真のテイクレンズ下にある二つの金具の手前に見える方です)が媒介して、このレリーズの金具(テイクレンズ下の二つ金具の奥に見える方)を押すからなんです。



この写真の銀色の金具がレバーの動きをレリーズに伝える部品です。

レバーを使わず、金具を横に押すだけで切れるシャッターの方は巻上げと連動していないので、チャージしさえすれば、レバーを押し降ろして写真を撮る前でも、撮った後でも、いつでも使えます。レバーの方よりも軽く動かせられるので、ブレる心配も少なくなるくらいです。しかし、レバーの方で撮らないとその後で巻き上げができないんですけどね

つまり、多重露光の際は、まず巻き上げた後でテイクレンズ下の金具で一枚目を取って、その後で、レバー式の方で二枚目を取るのが一番な感じです。一枚目をレバーの方で撮ると、その後で知らず知らずの内にちょっと巻き上げちゃったりしそうですし


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