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梅本亜祐子~ユニテイベル~

Body Mind Balancing/心と体のバランスを整える/奈良・吉野/骨盤矯正・腰痛・小顔・レイキ

こしたやみ(木下闇)

2012-07-12 | 心のクリーニング
時代はトンネルの中を歩いているように先が見えない。
太陽は4分割になってきているとか。
地震は頻繁に起こるとか。
人間のちからではどうしようもできない大きな働きの中で
政治経済といわれても・・・・・
梅雨で雨がよく降るとはいえ、
雨の音に不安を抱くようになった。
尊敬している俳句の先生が教えてくださった。

木下闇こしたやみ。
季語だそう。

7月10日
持統天皇が飛鳥~吉野へと超えてこられた芋峠の道が開通した。
その峠を通ってきた話をしていたら
この言葉を教えてくださった。

なんて美しい言葉があるのかと、初めて聞いた美しい言葉に出会えた喜び。

人が作った闇に不安と恐怖を覚え、
木下闇に静かな心地よい木陰を感じる。

人が作る闇と木が作る闇

人であっても安らぎを感じる木陰をつくれる枝を広げたい。

俳句の先生は毎回毎回、言葉のプレゼントを下さる。
言葉のプレゼントは言葉だけなく、
言葉とともに空気感や背景や言葉そのものをイメージさせてくださる。
先生が教えてくれた言葉や、俳句は私の中で映像となり温度さえ残っている。

魔法の言葉を発する先生は、どんなにも深く美しさを見つめ
瞬間の出会いを大切にされているのかと思う。
そして、どんなに自分とむきあっているのかと。
自律して生きる大人の女性の美しさを知る。

言葉を知っているっていいなあ。
美しさや心の波をそのまま表現できるっていいな。

人間の作った闇を忘れさせてくれた季語だった

梅本亜祐子

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