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梅本亜祐子~ユニテイベル~

Body Mind Balancing/心と体のバランスを整える/奈良・吉野/骨盤矯正・腰痛・小顔・レイキ

北上川の風に抱かれ

2012-06-25 | 心のクリーニング
日本地図が東京までしか覚えることのできなかった学生の頃。
吉野で育った私は隣町まででも遠いのに地図上で東京までの距離が果てしなく遠く思えて距離を考えるだけで頭の中が
東北まで届かなかった。
頭の中で考えてばかりいると時間と距離が遠くなることに気が付く。

友人が仙台に1人いた。地図ではわかるけど距離感がわからなかった。
東京の隣くらいだろうという時間の感覚だった。

いだきしん先生の東日本大震災の復興支援ピアノコンサートをきっかけに東北へ向かうことになった昨年。
初めて行く東北への旅は荷つくりができないほど緊張した。
マチュピチュやセドナ、ヨーロッパにも行ったけど、その時より遠い感覚だった。
そして緊張していた。

東海道新幹線から、東北新幹線に乗り換える。
東北新幹線。初めての改札。
震災から半年以上が過ぎていた。
東北新幹線のホームは同じ東京なのに東海道のホームと空気が全然違った。
そこはすでに東北の風が吹いているようだった。
1人旅のはじまり。
やわらかい空気は流れているものの、ホームに立つ人々に震災の悲しみを感じる。
何もできない小さな自分の存在。
心が痛む。
東北新幹線東北へ東北へ向かう。
東京から仙台まで役1時間40分
彼女はこの距離を育児しながら
体の勉強をするためにこの距離を通っていたのか。ともに学んできた仙台の彼女の学んでいた姿勢
にあたまを下げる。
頭をあげて見上げた空は雲がとても近く、空に近ずいたよう。
広い豊かな田んぼが広がり、大きく手を広げるかのように立つ広葉樹。
故郷吉野にはない、広がる大地。
広がる美しい景色に震災があったことを一瞬忘れる。

盛岡に到着。
憧れの北上川。
初めて降りた盛岡の地。
「頑張ろう東北」
と旗が風に揺れる。
開運橋の上に立ち、憧れの北上川の風に抱かれる。
涙があふれて仕方なかった。
ぬぐえどむぐえど涙がこぼれ落ちる。
台風の後で北上川は濁流だった。
水が怖い。そのとき初めておもった。

そんな初めての東北の旅の記憶を思い出しながら2日前。
6月23日。
私にとっては4度目の盛岡。
どの時もいだきしん先生の東日本大震災復興支援コンサート。

震災から1年以上がたって心の傷の深さを知る。
北上川の風はこんなにやさしいのに。

人の気持ちを包み込もうとしてくれているように風は吹いていた。
涙があふれて仕方なかった初めての旅から、自分の気持ちの変化にも立ち止まる。

いだき先生のコンサートの前後は私にとって奇跡の連続が起こる。
今回もとっても素敵なサプライズがあった。
6月23日はいだき先生のお誕生日で
ありがたいことに、私も6月23日に生まれたのです。

6月23日は旧暦5月5日。
沖縄終戦慰霊の日。

2012年6月23日。
盛岡にて私の中に新しい風が吹いた。

サプライズなお誕生日をしてくれたソウルメイト。
生まれてきたことを喜んでくれる人がいてくれてよかった~

友人知人から多くのお祝いメッセージをいただいて、生まれてきてよかったんだ。
と、自分を抱きしめることのできなかった自分を、祝福してくれた皆さんのおかげで、私自身を抱きしめた。
そしてどんな時も抱きしめてくれていた両親の顔がぬくもりが私を包む。

命があってこそ喜べて、涙も流せて、抱きしめあえる。
尊い生命。1つの体。1度きりの人生。

美しく生きることが平和なことなんじゃないかな。

いだき先生のピアノの音は地球をやわらかーい暖かい光で包み込んでくれたようだった。

吉野に戻る朝、ソウルメイトの1人と北上川を散歩した。
風がふっと教えてくれて、足元を見ると、
4葉のクローバーが光って見えた。
一緒に来てくれたソウルメイトにプレゼントした。
北上川に抱かれる。

これでいいのだ。


梅本亜裕子







森の仙人(1000人)

2012-04-12 | 心のクリーニング
吉野の森で、幸せを祈る森の仙人がお待ちしています。
ささやきの小道の傍らに古民家の梅の庵はあります。
春の訪れと共に梅の庵で迎えてくれる森の仙人に出会いに吉野に行ってみませんか?

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2012-04-10 | 心のクリーニング
桜が咲くと私を思い出して連絡を下さる。
桜が咲くと思い出していただけるなんて幸せだな。
吉野という土地の力をお貸しくださっていることであっても、
桜が咲いてる町に出向かず目の前の静かな桜を愛でながら庵でほっこりしてくださり、
再会を喜べる幸せ。
そして創り上げてきた1年を語り合う。
桜の下で。

まだこれからの春なのに、来年の春が待ち遠しい。
そんな春の一日だった。

美しい緑が吹き始め眠っていた大地が一斉に喜びの声をあげ花を咲かす。
さわやかな軽い風は桜の妖精と共に舞い、歌を歌う。
吉野の春は桜色


梅本亜祐子


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2011-11-10 | 心のクリーニング


立冬の日。

「笑顔は祈り。おばあちゃんが孫にほほ笑むやろ。
それは孫の健康や安全を思う気持ちやから笑顔が出るんや。
その人のシアワセを祈れる人は笑顔や。
なんでも当たり前に生きてたら笑顔はでないよ」

ここに立ち寄ると時間を忘れて空気を入れ替えることができる。
一緒にいた77歳の母も吉野の私たちがこんなに気持ちがいいんだから
都会の人はもっと気持ちいいだろううね。
とすっきりした表情を浮かべる。

寒い中、見送ってくださる心にルームミラーで感謝の気持ちを伝える。

私が行った時もロビーでお茶されている方でいっぱいでした。

ホテル杉の湯。
また行きたいと思う場所。
またあの人に会いたいと思う
そんな空間を提供されています。

梅本亜祐子

5本杉

2011-10-31 | 心のクリーニング
青森県、岩木山、岩木山神社。
参道を登っていくと、右手に一つの株があるときから5本に
別れてのびていったという5本杉がありました。
静かな雨ふる神社は、今日の出会いを長い時間、待ってくれていたようでした。
奈良から青森へ。
古の人々は足でこの地を開拓したのかと思うとどんなに国を思い
強い信念があったのかと。

本州の北を守る北門鎮護の神社でした。

5本杉は自然に5本にわかれていったそうですが、
このじんじゃの祭り神様は5体いらっしゃるそうで
大国主様、龍神様、お稲荷様、お山の神様、坂上田村麻呂様。

たまたまですが、という神主さんの言葉が胸に留まりました。

帰り道のリンゴ畑の紅いリンゴのかわいらしいこと。
こんな美しい景色を今年見れると思っていませんでした。
地元の方は観光の方が減ったとおっしゃっています。
1人でも多くの人が、東北に足を運んでくださることを祈ります。

10月が今日で終わります。
みなさん、今月はいかがでしたか?

1つの株がある日5本に別れ、同じように空に向かって伸びていく姿。
これからの国つくりに、
そんな奇跡を信じずにはいられません。

さあ、今日も1日、元気に動けることに感謝して
誠心誠意でお出会いさせていただきます。

今日は上市店。
ぜひお越しください!
リンゴジュースをご用意しています(*^_^*)

笑顔が1番!

梅本亜祐子

極楽鳥花

2011-10-23 | 心のクリーニング
やる気がでない。
つまらない。

自分ができる範囲で仕事をしていたり
可能な範囲の目標を立てるとそういう状態になる。

可能性にチャレンジすること。
不可能を可能にするのが人。

その言葉を目にしたとき
思い浮かんだ「極楽鳥花」

この形がどうしてつくられたのか?
と思う鮮やかな花。

その名のごとくパラダイスを思わせる。

この花が咲き誇る、この地球こそがパラダイス。
今日は
吉野ではレトロカーフエスティバル。
葛城では東日本大震災復興チャリテイバザー。

身近なパラダイス創り。

極楽鳥花。
不可能を可能にできる人間の底力。
そこにできるパラダイス。
志一つ。

梅本亜祐子




渋柿

2011-10-22 | 心のクリーニング
こんなに、柿の木があったかな。
1本の木に、枝がしなるほど実をつけている。

先のとんがった、その実は小ぶりでなんとも可愛らしい。

今年は干し柿をつくろう。
そんな気にしてくれた実一杯の柿の木。

人の気持ちを動かす力。
10個だったら、気にならなかったかもしれない。

気持ちを動かすって力いっぱい表現することなんだな。

梅本亜祐子

うらじろ

2011-10-21 | 心のクリーニング
吉野山の梅の庵。
駐車場に車を止めると向いの山で枝うちを終わって
木から下りてきた父を見つけた。

おとうさーーーーーーーーーーーーん!!

と大声で呼ぶと、手を挙げてくれた。

榊がほしいので


さかきーーーーーーーーー!!ほしいです~!!
と叫ぶと、

わかった~帰るわ~

と。
これは聞こえていなかったよう(笑)

戻ってきてくれたので、榊がいることをつたえると、
また、山に戻ってくれた。
その後ろをついて歩いた。

なだらかな山道はきれいに掃除してあって、
おとうさんのしごとの美しさを感じる。
お父さんの山は凛とした空気がながれている。
といつも思う。

普段見ることのない、木を切る姿を見ることができた。

榊の獲り方も教えてくれた。
すごく貴重な事を教えてくれている。

そして、帰り道。
「お正月用のウラジロはここにあるよ」
と。
艶やかな黄緑のウラジロを指さす。
お父さんの丁寧に季節を繰り返してきたしぐさ。

山々の自然が父に生命を任せているように見える。
父が自然に仕えてきたからだろう。

ウラジロ。
ウラを表に飾る。

裏が表になる。

父の道を歩きコツコツ育ててきた木を見上げ、
木の裾にある自然の宝物に季節を味わわせてもらい、
自然界には裏表はないと思った。

梅本亜祐子






花子

2011-10-19 | 心のクリーニング
花の好きな花子さん

私のおばあちゃん。

高句麗伝説に初めて参加した
たかこおばさんが、ジャケットのポケットに手を入れたら
3010円入っていた。と。

生きていた時におばあちゃんがくれたおこずかいらしい。
おばあちゃんのくれたおこずかいで買った母とおそろいのイヤリングとネックレスを
つけて参加。

なんだかこの世にいなくてもずーーとそばで見守ってくれていることを教えてくれた。

この世には存在していないけど、ふと吹く風や、音で知らせてくれる。
魂は子孫に残っている。

国つくりは1人1人の自律からだと実感した。

花子さん。
久しぶりに近くにかんじましたよ。

梅本亜祐子

金みずひき

2011-10-18 | 心のクリーニング
吉野といえば桜。

と思いがちですが、
昨日、時間があったので、ぶらーーっと
梅の庵周辺をお散歩しました。
そうすると、小さい小さいお花達がフワフワと風に揺られて
やわらか~い感じです。

なんて野の花のかわいらしいこと。
しかも、見たことのないお花にであいました。
吉野の静かな秋の優しい時間。

お花が好き。ということを長年忘れていたのですが、
この、ブログを書くことで、忘れていた記憶や感覚がよみがえっていることに
気が付いています。

そして、昨日は素晴らしい1日になりました。

時間に追われて
何のために仕事をしているのか
生きている喜びを
時々忘れていることがあります。

ここはいつもと違う流れの別の時間や空気が待っていました。
ここに立つと自分の原点を思い源流を感じます。

静かにたたずむ道の脇のお地蔵さま。
凛とまっすぐに空に向かう先人たちが植えてくれた杉や檜。
サラサラ音を立てゆれる竹林。
大きな朴の木

全てが丁寧に時間を重ねてきていました。
日本の情景。
ふるさと。

東北のようなダイナミックさはないこの土地。
植林された森に
ただ静かな何かがいてる。

音は世界共通。
魂の原点に触れる音。

小川のせせらぎ。
ほほに感じる風。

子供たちに、大人になって
懐かしく思いだせる、そこに帰れる
心のふるさとの土地を残したい。
心の原点。
心の源流。

そこに揺れてた、金みずひき

梅本亜祐子