浅間の麓から

張替本舗 金沢屋浅間店の張替日誌

『観光立国、日本。未だに足りないコミュニケーションスキル』

2011年01月25日 20時09分45秒 | 日記

先日も、訪日中国人観光客の件に付き投稿を致しましたが、本日は第二弾という事で私見戯言のご拝聴をいただければと思います。
まずは、日経ビジネスの記事をご覧下さい。以前同様、捉え方はご自由です。http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110121/218070/?P=1

「今や、デフレデフレで枯渇してる日本経済。救世主となるのか外国人観光客。」という事で、本国は政府を挙げての観光招致と頑張っています。また地元自治体も独自のコンセプトを持ち、企画立案等など頑張っていますよね。
例えば、今時期ならではの、北海道札幌/ニセコエリアや地元長野の白馬/志賀高原といった各スキー場は、オーストラリアや台湾、中国、韓国からのスキー客で大賑わい。また家電街の王道、秋葉原。定番の京都。食べ歩きの大阪。更にはちょっと変わって医療ツアー取り込みの岡山。またまた、ゴルフ料金が高い韓国からは、九州へとゴルフに温泉三昧。など自国では味わう事の出来ない企画に対して、観光客は地元に豊潤なお金を落としてくれているんですね。
また、その様な外国人観光客増に伴い、地域の雇用促進なんて事にまでなってるから尚好都合。
ただ、好景気に沸く一方、訪日した観光客からのコミュニケーションスキルに関する評価といえば、諸外国と比べてかなり低いものでありました。
それが原因かどうかは定かではないですが、地元白馬のホテルでは、外国人(白人の方々)がベルやレセプションで働いていたとも聞き及んでいます。
ネイティブな英語にはネイティブな英語での接し方なんでしょう。折角のお金をコミュニケーションで逃すわけにも行きませんからね。

最も、美しい日本語をきちんと話せる人が少なくなった昨今、セカンドランゲージなんてありえないですかね。また、本国政治家先生方の外交会議においても、誰かが作文したメモの棒読みじゃ話にもなりませんし。(先日の、書信表明でもメモ読みですからね。それも日本語の)

余談ですが、以前ユニクロや楽天、日産自動車等の社内公用語が英語でという話題になり、識者も含め賛否両論ありましたよね。その件に付いては自分的に多種多様の意見があって然るべきだと思うんです。
 しかし、今のグローバル化した経済圏の中で生き残る為には、一民間企業として当然の流れであるとも感じています。確かに、バブル期のような日本経済が今日でも続いてるのであれば、中には違った考え方もあったのでしょう。日本国内に収益の目処が立たない限り、やはり民間企業であれば外国語圏に商機を見出すのは当然かと。

日本を築き上げてきた諸企業の海外進出となった今、今度は逆に諸外国からの観光客誘致に、本腰を入れて取り組んで行くべだと思います。その為には、受入窓口である方々、更には直接接客される方々のコミュニケーションスキル向上が急務だと思います。その中で、自分は出来ないと言ってしまえば、それは同時に終焉を向かえる結果になると腹をくくるべきかと思います。要は、マルチランゲージではなくても、世界の公用語「英語」だけでも使えれば、視野は拡大に広がる事です。また、中国語に堪能であれば、それはそれで良い事ですので、全体組織としてうまく機能する集合体が大事かと。

そろそろ、いい加減な和製英語から脱却し、最良の接客でお金が落ちる日本の変遷を、自分の存命中に見たいと切望しています。
ただ、日本ならでは「おもてなし」は忘れずに。