自然観察系ぷち旅日記 うにまるが行く!!

遅咲きのなんちゃってトラベラーうにまるが再び動き始めます。薔薇と化石と砂漠を巡る、自然観察系旅日記です。

巨大な振り香炉「ボタフメイロ」の儀式

2017-06-19 18:00:07 | スペイン巡礼旅
こんばんは。
サンティアゴコンポステーラに到着し、巡礼の締めくくりにミサに参加してきました。



大聖堂の正面には金色に光るヤコブの像が設置されています。

何とも荘厳。



ヤコブの像の裏側を歩ける通路があり、背中側からハグすることができます。わたしの前にいたご高齢の女性3人組は感涙といった様子で、嗚咽を漏らしていました。

そんな光景を見たからか、背中を抱きしめてみると、じんわりとしたありがたみが…。

もっともキリスト教徒でない身の上としては、天井の天使の迫力の方が気になったりして…。

そして、ヤコブ像を見上げる両壁にはこれまた豪華なパイプオルガン。



いたるところに美しい彫刻



そして、サンティアゴの大聖堂ならではの振り香炉



ボタフメイロと呼ばれる香炉。

その昔、この地にたどり着いた巡礼者は、その過酷な道のりのため、疲弊し、衛生状態も良くなかったそうです。そのため、疫病を予防するという意味で香を焚いたことに起源するものなんだとか。

多くの巡礼者に香が行き届くようにと、香炉はいつしか滑車に吊るされ、煙を出しながら振り子のように左右に大きく揺れるようになりました。



このボタフメイロの儀式には1回に250ユーロほどかかるようで、実際に揺れるのは特別なミサの時のみとのことです。

しかし、寄付があれば揺らしてくれるとのこと。そして、金曜の夜19:30からのミサの後には儀式が行われるとの噂もあります(ミサは毎日朝昼晩と行われているようです)。

洋子さんのおかげでそんな前情報をしっかりとチェックしていた我々は金曜の夜のミサへ参加することに。

白、緑、えんじ色の法衣を着た方々が登場し、厳かに始まるミサ。ただし、ほぼスペイン語のため、内容は全くわかりません(^^;;

ミサは30分くらい続き、最後にいよいよという感じで、ボタフメイロが天井から降りてきます。



一斉に取り出されるカメラ(笑)

炭と香を香炉に入れると、香炉から白い煙が上がり始めました。

それをえんじ色の法衣を着た方々がロープで引き上げ、1人の方がボタフメイロを頭ほどの位置で左手いっぱいまで引きつけて放り出します。

香炉は揺れ始め、それをロープで操って最終的にボタフメイロは左右に大きな弧を描きながら大きく揺れます。最大時には天井近くまで降り上がるボタフメイロ。

そのスピードと迫力。長い歴史の中で何回か、事故もあったそうです。



なお、この儀式、特別な時のみという割には、ここ数日は金曜日に限らず、また夜だけに限らず結構頻繁に行われている模様。おそらく何回かミサに参加すれば出会えるチャンスはあるものと思われます。

参考までに会場の図を



聖堂内は十字架の形になっていますが、オススメの場所は色をつけた部分です。我々は★印の場所で見たのですが、儀式の様子は良く分かるものの、ボタフメイロが揺れ始めると、はじまで見ることができませんでした。

色つきの部分の左端で見たという方の動画を見せていただいたら、すごい迫力でびっくりしました。

ちなみにわたしが撮った動画はこちらでチェックできます。

Facebookページ:Unimaru Diary

百聞は一見に如かず。
よろしければご覧ください。





今日も1日お疲れ様♪
明日もいい日になりますように
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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