道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

今更ですが・・・「パッション」見た

2006-01-01 16:07:43 | MOVE
皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

ようやく私も31日からお休みに入り、3日までノンビリ過ごすつもりです。
しかし12月から寒くなりましたね。朝も寒くて目が覚めてしまいますよ。

さて、今更なんですが今回はメル・ギブの「パッション」を見ました。
なんか内容が重そうでDVD買ってからかなり長期間放置プレイしていたのですが
せっかく高い金出して買ったんだし、休暇のあるときしか見れないしね。

それに、私のメインサイトである安彦良和WORLDで氏の作品「イエス」にも
関連しているので、なるべく早くにレビューしたいと思っていました。
結局見るのに随分時間がかかりましたが・・・。

しかし、重い腰を上げてようやく見た内容ですが、これがかなりダルイ。
映画作ってる関係者の方々には申し訳ないけれど、この作品はレンタルで十分
な気がします。少なくとも正月元旦から見る映画ではなかった。

ストーリーはイエスが捕まるところから始まり、十字架にはり付けられて死ぬ
まで。その間に登場人物それぞれがフラッシュバックしながら過去の出来事を
思い出す構成でした。

まず見ていて一番辛かったのは延々最後まで続く拷問シーン。見ていて正直
痛々しかった。拷問してる兵士が嬉しそうにしているところがまた気分を鬱に
させてくれる。しかしまあ、あんだけ血を流してたら貧血で気を失うと思う
わけだが・・・。

海外では公開時に失神する観客がいたというが、まあ海外だとそんな人も出る
だろうなあ・・・という痛々しさでした。

また、拷問シーンや十字架背負って延々歩いて行くシーン、貼り付けされてから
のシーン。延々長い。長すぎてもう寝てしまう。内容はそんなシーンの連続な
だけなので、正直得るものは何もなかった。

キリストがここまで酷い仕打ちを受けました。というのを延々見せられただけ。
彼が受難を一身に受けた意味を考えろとでも言うのでしょうか?
私は残念ながらキリスト教徒ではありません・・・。

あとは悪魔らしきキャラクターがところどころに出てくるのもありがちで・・・
画的にも見るべき箇所はなかったかな・・・。また、最後の復活シーンも
必要だったのか?かなり疑問でしたね。

この映画を見た後に口直し(?)に安彦氏の「イエス」を読んで、何故イエスが
張り付けになったのか?経緯を補完されるといいかも知れません。

安彦イエスも結構間延びしたシーンがあるのと、バラバやユダの扱いが違う点、
張り付けのお供キャラなどが違いますが、内容的には安彦イエスの方がずっと
面白かったと思う(ラストの扱いも安彦版のほうがいい)いや、ファンの贔屓目
でなく、マジな話です。ハイ。