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令和の皇室が抱える危機とは2

2021-03-01 19:04:03 | 皇室


令和の皇室は二つの存続の危機を抱えている。
皇位継承者の減少
皇室の権威の失墜

皇室が権威を失えば皇室の存在意義も薄れるでしょう。
勿論、天皇は憲法第一条で規定された存在ですから、憲法を変えない限り皇室が無くなるということはないでしょうが。

はからずも陛下が御会見で引用された正親町天皇の時代にフランシスコ・ザビエルの後任として来日した布教責任者のコスメ・デ・トーレスは1570年(元亀元年)、日本の権権分離について本国へこのように報告している。
「日本の世俗国家は、ふたつの権威、すなわちふたりの貴人首長によって分かたれている。ひとりは栄誉の授与にあたり、他は権威・行政・司法に関与する。どちらの貴人も〈みやこ〉に住んでいる。栄誉に関わる貴人は〈おう〉と呼ばれ、その職は世襲である。民びとは彼を偶像のひとつとしてあがめ、崇拝の対象としている。」
コスメ・デ・トーレスの理解はほぼ正しいと言えるでしょう。日本的な権権分離は持統天皇の時代から今日まで続いて来た。

正親町天皇は民びととの距離感を何とかしたいなどと考えたこともないでしょうし、民びとも天皇が「高い存在」であることに不満を持ったことなどない。
古代以来今日まで民びとの殆どは天皇が自分達とかけ離れた「高い存在」であることに満足して来たのではないだろうか。
それが、どういう考えのもとなのか、平成になるといきなり天皇のほうから腰をかがめて国民にすり寄って来た。
それをマスコミは「平成流」と名付けて賞賛し、始めた上皇上皇后も「私達が歴史を変えた。」と自負されているようなのですが、果して「平成流」はそれほど賞賛されることだったのでしょうか。
皇室が平成に入ってから見る見る平民化庶民化し、令和の天皇がすっかりマイホーム化したのも「平成流」の一環なのでしょうか。

平成、令和、これほど国民との距離感を気にした天皇はいなかったでしょう。

両陛下は、感染拡大の影響で国民と触れ合う機会が限られるなか、 
2020年11月18日 NHK
皇室にとって、国民と接し、寄り添う姿勢を示す機会が失われた。
2021年2月23日 朝日デジタル
国民と触れ合えない中、陛下が皇后雅子さまと共に始められたのがオンライン公務だ。 
2021年02月23日 Jcast

陛下は何故そんなに国民と触れあいたいのでしょうか?
何故そんなに国民に心を寄せている姿を見せたいのでしょうか?
もしかして陛下御自身が国民と触れあうことで安心したいのでしょうか?


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