
「大方広十輪経」の経文の一部でも
誦したり 聴いたり 他者に教えたりする事で
悪や邪見 横変死 過などからの守護が得られ
臨終において 諸仏を仰ぐことができ
天上に昇れるとされます。
以下 「大方広十輪経」の一部です。
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「復次(ぶじ)
善男子(ぜんなんし)
菩薩摩訶薩成就大荘厳精進輪(ぼさつまかさつじょうじゅだいそうごんしょうじんろん)
従初発心離五欲者(じゅうしょほっしんりごよくしゃ)
能為声聞(のういしょうもん)
辟支仏而作福田(へきしぶつにさふくでん)
亦為一切守護供養(やくいいっさいしゅごくよう)
善男子(ぜんなんし)
菩薩摩訶薩精進有二種(ぼさつまかさつしょうじんうにしゅ)
一者世間(いっしゃせけん)
二者出世間(にしゃしゅっせけん)
世間精進復有三種(せけんしょうじんぶうさんじゅ)
一者(いっしゃ)
修福精進(しゅふくしょうじん)
二者(にしゃ)
勇猛精進施戒禅定(ゆうもうしょうじんせかいぜんじょう)
三者(さんしゃ)
縁於有漏及諸衆生(えんおうろうきゅうしょしゅじょう)
依於果報福行住処(えのかほうふくぎょうじゅうしょ)
是名世間精進(ぜみょうせげんしょうじん)
則非摩訶薩也(そくひまかさつや)
復次(ぶじ)
菩薩摩訶薩於一切衆生心常平等(ぼさつまかさつのいっさいしゅじょうしんじょうびょうどう)
但為除滅煩悩業結而勤精進(たんいじょめつぼんぼうごうけつにごんしょうじん)
於聖無漏無取無捨(のしょむろうむしゅむしゃ)
亦無依止(やくむえし)
無雑穢心(むぞうわいしん)
亦無乱想(やくむらんそう)
持戒破戒(じかいはかい)
精進懈怠(しょうじんけたい)
布施慳貪(ふせけんどん)
濁心慈心(だくしんじしん)
如是一切皆悉平等而行精進(にょぜいっさいかいしつびょうどうにぎょうしょうじん)
不於三界起種種想(ふのさんがいきしゅじゅそう)
於諸衆生若聞言語造業処所(のしょしゅじょうにゃくもんごんごぞうごうしょしょ)
於陰界(のいんがい)
入無所取想而修精進(にゅうむしょしゅそうにしゅしょうじん)
不依欲界(ふえよくかい)
不著色界及無色界(ふじゃくしきかいきゅうむしきかい)
不生到不到想而修精進(ふしょうとうふとうそうにしゅしょうじん)
不著一切行(ふじゃくいっさいぎょう)
不依三種福而勤精進(ふえさんじゅふくにごんしょうじん)
菩薩摩訶薩成就如是大荘厳輪(ぼさつまかさつじょうじゅにょぜだいそうごんりん)
従初発意離於五欲(じゅうしょほついりのごよく)
名為摩訶薩(みょういまかさつ)
亦復堪与声聞(やくぶたんよしょうもん)
辟支仏作大福田(へきしぶつさだいふくでん)
為諸衆生守護供養(いしょしゅじょうしゅごくよう)
爾時(にじ)
世尊欲重宣此義(せそんよくじゅうせんしぎ)
而説偈言(にせつげごん)
染著六情根(せんじゃくろくじょうこん)
愚闇於四流(ぐあんのしりゅう)
精進常勇猛(しょうじんじょうゆうもう)
智者所譏嫌(ちしゃしょけけん)
境界処精進(きょうかいしょしょうじん)
善取於有漏(ぜんしゅのうろう)
不名為福田(ふみょういふくでん)
亦非摩訶薩(やくひまかさつ)
智者勤精進(ちしゃごんしょうじん)
除滅一切著(じょめついっさいじゃく)
心無所依止(しんむしょえし)
是名為福田(ぜみょういふくでん)
不著於名色(ふじゃくおみょうしき)
為衆作帰依(いしゅさきえ)
勇猛離諸陰(ゆうもうりしょいん)
是名為福田(ぜみょういふくでん)
照了於愚闇(しょうりょうのぐあん)
超度到彼岸(ちょうどとうひがん)
如是精進輪(にょぜしょうじんりん)
断衆煩悩縛(だんしゅぼんのうばく)。」